August
 
海女伝統の刺し子復活 安島地区の女性2人
福井県・名勝・東尋坊で知られる坂井市三国町安島あんとう地区の海女に、かつて伝わっていた刺し子を、地元の女性2人が「安島モッコ刺し」として復活させた。2人は「技術とともに、地区の歴史や文化を伝えていきたい」と意気込んでいる。
刺し子は「津軽こぎん刺し」など東北地方の技法が知られるが、旧三国町域でも広く行われていた。 復活のきっかけを作ったのは、2001年に同地区に移住した工芸作家、森岡千代子さん(66)。みくに龍翔館(坂井市)に展示されていた安島のモッコにひかれ、刺し子を学ぼうとしたが、地区にはすでに技術を持つ人はいなかった。その後、なんとかモッコの切れ端を入手し、16年10月にオープンしたギャラリーに展示。すると、訪れた海女が「うちにもある」と、裾までビッシリと刺し子が施された、100年以上前のモッコを持ってきてくれた。そのモッコに魅せられたのが、地区で生まれ育った美容師、坂野上百恵さん(46)だった。
刺しゅうが趣味の坂野上さんは特に、大小のひし形模様が並ぶ「紋刺し」にひかれ、「どうにか自分が再現したい」と願った。約2か月間、ギャラリーに通って、虫眼鏡で縫い目を観察。模様をただ刺しゅうするのではなく、布の格子目に沿って、縦糸と横糸を刺して模様を生み出す、という技法を解明した。

復活に向けて、17年1月には、2人を中心に地元女性約10人で「安島モッコの会」を設立。1000年以上続く、大湊神社の例祭・雄島祭り(4月20日)で使われる法被の修復に、モッコ刺しを取り入れることにした。紋刺しなど昔の技法に、チェーンステッチなどで、現代風のデザインを加えてカラフルに施すと、男衆にも好評だった。
美容師のかたわら、時間があれば刺しているという坂野上さんは、かつての海女らのようで「安島のDNAなのかな」と笑う。モッコは、その美しさが評判を呼び、県内外に広まっていったとされており「またここから文化を発信していければ」と話す。森岡さんは「大切な人のために一針ずつ刺した女性らの思いも後世につないでいけたら」と話している。

  秋田県産ダリア 日本人デザイナーが打ち掛けに
イタリアのミラノを中心に活動する日本人デザイナー荻野いづみさん(63)がデザインし、県オリジナル品種のダリア「NAMAHAGEダリア」のイラストをあしらった打ち掛けが、国内のブライダルサロンで貸し出されている。30日には荻野さんが秋田市を訪れ、関係者にお披露目した。
荻野さんは、1993年にブランド「アンテプリマ」を立ち上げた。現在、ミラノコレクションに参加する唯一の日本人女性。洋服やバッグのほか、婚礼用のドレスや着物のデザインを手掛ける。
秋田市産業企画課がナマハゲダリアの認知度向上を目指し、秋田銀行に相談したことをきっかけに、秋田銀が同行顧問と交友のある荻野さんに打ち掛けの製作を依頼し実現した。
ナマハゲダリアの打ち掛けは昨年末に発表。アンテプリマの着物の中で最も人気があり、現在は注文から借りるまで約4カ月かかるという。
30日は同市の秋田キャッスルホテルで、あきた観光レディーの秋本葉月さん(22)が打ち掛けを身にまとった記念撮影が行われた。
同席した荻野さんは「薄緑の生地に白いダリアのイラストをあしらい、上品な見た目に仕上げた」と紹介。「多くの花嫁に着てもらい、人生の節目を祝ってほしい」と話した。

  文科大臣賞に京都市の小倉淳史さん 日本伝統工芸展
第65回日本伝統工芸展(日本工芸会など主催)の入賞・入選者が29日付で発表され、京都府内から48人が入選した。このうち、京都市の小倉淳史さん(71)の「絞り染訪問着『緑影の迹ろくえいのあと』」が文部科学大臣賞、同市の高橋阿子さんの「ろう型鋳銅花器『早瀬』」が日本工芸会奨励賞、同市の山崎誠一さんの「ろう型吹分鉢」が日本工芸会新人賞を受けた。
受賞作品について小倉さんは「だれも見たことがないものを表現したいと思ってきた。思い描いた通りに仕上がった」と自信を見せた。
染織部門での受賞者は以下の通り。敬称略。足立昌澄、小倉淳史、北村武資、坂井修、寺谷昇、中井謙次、羽田登、福田喜重、福村広利、細見巧、松木真澄、宮入映、村上良子、森康次、森口邦彦(京都市)海老ケ瀬順子(綾部市)。
同展は10月17日~22日まで京都高島屋、11月7日~12日まで大阪高島屋で開催される。

  七五三の新作衣装 伊奈波神社でファッションショー
岐阜市・七五三の晴れ着を紹介するファッションショーが26日、伊奈波通の伊奈波神社で開かれ、着飾った子どもたちが元気いっぱいに舞台を歩いた。
同神社と衣装店などでつくる「七五三会」が毎年開催。七五三の伝統を発信し、新作衣装を紹介している。今年で11回目。
ショーには同市内の3、5、7歳の子どもを中心に23人が出演。おしゃれな羽織はかま姿の男児のほか、花柄の華やかな着物やお姫様のようなドレスを着た女児らがランウエイを賑わした。
会場では、ポーズを決める晴れ着姿の子どもたちに、カメラを構える保護者らの視線が集中した。

  青森で「ファッション甲子園」 地元高校が優勝
「全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園2018)」が26日、弘前市民会館(下白銀町)で行われた。
今年で18回目を迎える、高校生によるファッションデザインコンテストの全国大会。36都道府県から130校3136点の応募があり、1次審査を通過した32校35点がファッションショー形式の最終審査会に臨んだ。
今年の優勝作品は地元弘前実業高校の「ヤマアラシ」。デザインとモデルも担当した太田祥乃さん(3年)は「黒と白で装飾された羽や針は、エレガントだが攻撃的な強い女性を表現し、針をとがらせ自己防衛するヤマアラシをテレビで見てインスピレーションを受けた。スカートの膨らみなど今朝3時まで調整し、ようやく納得のいく形になった」と話す。
太田さんと共に制作をした山谷琳奈さん(3年)は「前大会で先輩方が準優勝だったため、それを超えなければと頑張ってきた。優勝校として名前が呼ばれた時は涙が止まらなかった」と振り返る。同校が優勝を飾るのは、今回で3度目。
準優勝となったのは五所川原第一高校(青森県)の「わだば機械さなる」。青森出身の版画家・棟方志功を表現した仮面をかぶり、皮コートの上にパソコンの基板などを貼り付けている作品で、機械に囲まれた現代と青森らしさを掛け合わせたと高い評価を受けた。
審査員の原由美子さんは「細部まで手の込んだ作品が多かった反面、全体として見たときにまとまっていない作品も多数あった。高校生の自分たちが着たいと感じるものを作るのが大切」とアドバイスを送った。

  秋の装い学んで 京都で着物講座
明治維新の元勲・山県有朋の別宅で国の名勝・無鄰菴(左京区)で25日、着物の図柄や素材の選び方について学ぶ講座が開かれた。参加者らは、さまざまな着物に実際に触れながら理解を深めていた。
着物を通して、和の世界を身近に感じてもらおうと無鄰菴が主催。「秋の装い」をテーマに、栃木県宇都宮市の老舗呉服店「呉服おぎはら」の担当者が、秋らしい着物の柄や帯の組み合わせなどを解説した。秋の代表的な図柄として、まっすぐ前に飛ぶ習性を持つトンボは、決して後ろには下がらない「勝ち虫」として武士に好まれたと説明。また、長寿を願う重陽の節句(9月9日)と縁の深い菊も秋の図柄として知られており、「ただ秋の柄というだけでなく、図柄の意味を知り自分がどういう意思を持ってその着物を着るかが大切」とアドバイスした。

  伊勢崎銘仙後世に 市図書館が資料デジタル化
群馬県・かつて伊勢崎市の一大産業だった伊勢崎銘仙の着物や資料を保存・活用しようとする動きが広がっている。市図書館は個人や業者が所有していた関連資料を受け入れ、デジタル化に着手。時代とともに失われつつある資料を収集・保存するとともに、誰でも気軽に閲覧できるようにして後世に伝えるのが狙いだ。一方、紡績糸や服飾を専門とする大学の研究者も伊勢崎銘仙に注目し、多彩なデザインの着物の記録を始めた。
「銘仙は身近にありすぎて、貴重なものと知らずに捨てられてしまう恐れがある」。市教委図書館課の菅谷奈保係長は、関連資料の収集を始めた背景を説明する。「図書館で保存すれば確実に後世に残せる。個人収蔵と違って活用もしやすい」と意義を強調する。
伊勢崎銘仙は大学の研究者にも注目されている。7月中旬、城西大准教授の井上直子さんとお茶の水女子大非常勤講師の安城寿子さんら4人が同市を訪問。伊勢崎銘仙の着物を700着ほど所有する金井珠代さん(同市波志江町)に協力してもらい、写真撮影に臨んだ。銘仙の話

  桑の若葉で健康料理 駒ケ根市
長野県・駒ケ根市の駒ケ根シルクミュージアム内にある「レストラン菜々ちゃん」と、隣接する宿泊体験施設「駒ケ根ふるさとの家」の2カ所で、桑の若葉を使った料理の提供が始まった。葉には血糖値抑制効果のある成分が含まれるとされ、健康志向が高まる中、食材として活用した。天ぷらや葉の粉末を使った調味料「桑塩」が来場者に人気だ。
同市では一昨年、東京農業大学の長島孝行教授を講師に招き、桑や蚕の繭を使った6次産業化の研修会を開催。桑には各種のミネラルや血糖値上昇を抑えるデオキシノジリマイシンなどの成分があり、教授は特長を生かした桑の活用を提唱した。これをきっかけに同市東伊那と中沢の住民で組織する竜東農村公園振興協議会が、同ミュージアム東側にある畑約5㌃に桑400株を植えて育ててきた。
協議会の会員で、主婦が作る料理をバイキング形式で提供するレストラン菜々ちゃんでは、桑の若葉を使った料理開発に着手。試作を繰り返して天ぷらを考案し、今週からメニューに加えた。調理を担当する木下幸子さん(69)は「冷蔵庫で若葉と衣の両方をよく冷やしておき、油温170~180度で約1分揚げるとカリッと歯応えがいい天ぷらになる」と話した。
レストランを経営する小田切康男さん(59)によると、今後は桑を食材にしたプリンやぜんざいなどのデザートを開発したい意向。小田切さんは「シルクミュージアムにちなんだ『ここでしか食べられない一品』を提供したい」と意欲をみせた。桑の葉の天ぷらは9月下旬まで提供する。若葉以外のクワは同ミュージアムで飼育する蚕の餌にもなるという。

  忍者の巻物 金沢の着物レンタル店が貸し出し
石川県・外国人に金沢の隠れた魅力を知ってもらうため、金沢市本町の着物レンタル店「心結ここゆい」は9月1日から、同市東山のひがし茶屋街周辺の穴場スポットを紹介する地図「忍者の巻物」の貸し出しを始める。
巻物は、同店の使用されなくなった着物の生地の上に、地図を貼り付けたもの。「パワースポット」とされ、泉鏡花の小説にも登場する五本松や、3体の忍者の人形が隠されているという神社など、一般的なガイドブックには載っていないスポットが紹介されている。
紹介された9か所のうち2か所以上を巡り、東山のお菓子店「百番屋」で巻物を返すと、金沢の郷土玩具をモチーフにした落雁らくがんがもらえる。日本語の他、英語、中国語、フランス語など7言語に翻訳された地図が用意されている。
越田晴香社長(31)は「巻物を通して訪れた場所は思い出に残る。撮った写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で共有し、金沢の魅力を発信してほしい」と期待を込めた。
巻物の貸し出しは500円(税抜き)で、1日10組まで。問い合わせは同店☎076(221)7799へ。

  18歳成人どうなる成人式 呉服業界行方を注視
浜松、茨城、埼玉、滋賀、京都など数多くの自治体、呉服関係者が懸念を示す18歳成人。
成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法などが6月に成立したことを受け、青森県内でも成人式の日程に関心が集まっている。多くが高校3年生で成人を迎えるため、これまで多くの市町村が行ってきた1月開催を続ける場合、受験シーズンと重なることから、式を主催する市町村は日程変更を含めた対応を迫られそうだ。高校生で式を迎えることになれば、高校の制服を着て出席する成人も出てくる可能性があり、晴れ着の需要減少につながる―として呉服業界も行方を注視している。

  小千谷縮にサモアの魅力 サンプラザで展示
新潟県・小千谷市城内の市総合産業会館サンプラザで23日、南太平洋のサモアをイメージした「小千谷縮」の公開が始まった。ハイビスカスやラグビーボール、南十字星などをデザインした涼しげな振り袖が人目を引いている。
2020年東京五輪・パラリンピックに向けて着物文化を知ってもらおうと、福岡県久留米市の団体が約200か国・地域をイメージした着物の制作を各地で進めるプロジェクトに、小千谷市の着物問屋「西脇商店」や工芸作家らも参加した。涼しさを感じる小千谷縮の特性を生かし、暑い国のサモアを担当することになったという。
20色ほどを使って1年かけて織り上げた日本工芸会正会員の樋口隆司さん(70)は「カラフルな縮は初めてで試行錯誤の連続だった。意地と誇りをかけて、持てる技術を出し切った」と語った。西脇商店の西脇一隆社長(57)は「これを機に小千谷市とサモアの交流が続くとうれしい」と話した。
入場無料、26日まで。問い合わせは、小千谷織物同業協同組合☎0258(83)2329へ。自然郷小千谷の織物

  涼感じる伊勢崎銘仙展 いせさき明治館
群馬県・裏地がなく、軽くて涼しい伊勢崎銘仙を集めた「夏のときめき 単衣ひとえめいせん展」(伊勢崎市観光物産協会主催)が9月9日まで、同市曲輪町のいせさき明治館で開かれ、涼しげな22点を紹介している
ランやバラといった花柄をあしらったり、かわいらしいサクランボ柄、粋なしま柄の銘仙が並ぶ。同館は「見た人が着てみたいと思うようなものを集めた」と話している。
毎年3月第1の土曜日は「いせさき銘仙の日」。 伊勢崎銘仙は、大正から昭和初期にかけて全国で流行した絹織物で、豊富な色・柄や手織りの風合いが特徴。伝統ある伊勢崎銘仙の良さを広くPRするため、さまざまなイベントが開催されている。銘仙の話

  元や清時代の美術品ズラリ 須坂の田中本家博物館
長野県・須坂市の田中本家博物館で、元や清時代の中国美術品を集めた特別展示が行われている。展示品は全て、同館に保存されていたもので、約60点に及ぶ。
会場には、真珠色に輝く高卓(清時代)や、刀で文様を浮彫状に表した重箱(明時代)など貴重な美術品が展示されている。江戸時代に田中家が購入したという。
同館の田中宏和前館長は「こうした美術品の価値が分かるご家老が当時、いたのだろう。須坂の殿様文化の高さを知ってほしい」と話している。
展示は、日中友好平和条約締結40周年の記念事業として企画された。9月9日まで。館内では、
夏の着物を紹介するコーナーもある。
有料。問い合わせは同博物館☎026(248)8008。

  着物販売で東京山喜と提携 バイセルテクノロジーズ
東京都・中古品リユース事業のバイセルテクノロジーズ(新宿)は中古着物の販売先を増やす。従来はインターネット上などで販売してきたが、今後は実店舗での販売を始めるほか、百貨店催事への出品も増やす。国内の着物市場は縮小傾向だが、フリマアプリの影響でリユース市場が活性化。買い取り量も増えていることから販売先を増やし顧客開拓にもつなげる。
中古着物のリサイクル店「たんす屋」を全国で125店経営する東京山喜(江戸川)と事業提携する。バイセルが買い取った着物を東京山喜に委託し、たんす屋で販売してもらう。
山喜の催事でもバイセルの中古着物を展開する。今月25日から都内で開かれる催事にバイセルが商品を提供。10月下旬には両社が大手百貨店で合同催事を開催する。「催事は年100回、50億円規模の売り上げを目指す」(バイセル片岡尚副社長)という。
実店舗を持たないバイセルにとって、全国で店舗展開し対面販売に強いたんす屋は魅力的だ。手薄だった消費者向けの販路を確保する。バイセルの岩田匡平社長は「2社の力を合わせれば、着物を手軽に楽しめる環境を生み出せる」と話す。
山喜もバイセルとの提携を販売商品の充実に生かす。以前は業界トップの約60万枚の着物や帯を買い取っていたが、バイセルの台頭で買い取り量は減少傾向にある。一方で、中古着物の流通は旺盛。たんす屋で売り出す商品をバイセルから仕入れることで、商品量の安定につなげる。
バイセルは15年4月から中古着物業界に参入した。現在は年100万枚、同社によると業界トップの着物買い取り量を持つ。事業者向けオークションに続き、7月には高価格帯の中古着物を販売する自社のネット通販サイト「バイセルオンライン」を開設。他社のネット通販サイトでの販売も実施し、中古着物の販売先を増やしてきた。
国内の着物市場は縮小傾向が続いている。着物業界に詳しい「きものと宝飾社」(京都市)によると、07年の着物小売市場の売り上げは4700億円だったが、17年には2880億円まで減少。少子化や結婚数の減少が響き、今後も売上高の改善は予想しにくいとされる。
一方で中古着物の市場は14年に240億円だったが17年は255億円まで回復。メルカリなどのフリマアプリが普及し、消費者の中古品への抵抗感が薄れたことが一因とみられる。大手が手を組むことで、手元にある着物を売買したい消費者の潜在需要を引き起こす。

  都内デザイナーに郡内織物をPR 山梨県
東京都内のデザイナーなどを招いて郡内織物をPRするイベント「MEET WEAVERS SHOW 2018」が22~23日の2日間、富士吉田市などで開かれ、生地の展示会や商談会などが行われた。デザイナーと織物業者のマッチング機会の創出などを目的に県産業技術センターが企画した。
22日は都内の若手デザイナーら約20人と富士吉田市や西桂町の織物業者18社が参加。富士技術支援センター(富士吉田市)で開かれた生地の展示会では、デザイナーが、郡内織物を手に取って質感やデザイン、丈夫さをチェックしていた。
東京都八王子市の着物デザイナー重宗玉緒さん(36)は「丈夫でデザイン性も高く気に入った。郡内織物を使って新たな羽織をデザインしようと思う」と好感触。同センターの担当者は「織物の産地として、少しずつ認知度を高めて、販路が広がっていけば」と話していた。
郡内織物とは、山梨県の郡内(甲斐国、ほぼ現在の南・北都留郡にあたる)地方で織り出される織物の総称。

  函館西部地区バル街 着物姿で楽しもう
北海道・年2回の飲み歩きイベント「函館西部地区バル街」で、着付け無料サービスや着物で来場した人に酒などを振る舞う「きものdeバル」が、今年も9月2日正午~午後6時、函館市地域交流まちづくりセンター(末広町)で開かれる。今回は、着物を貸し出す特別企画「親子deきもの遊び」(要予約)を初めて実施し、フォトブースを設ける。
「きものdeバル」は15回目で、今回はきものdeバル実行委とハコダテカルチャークラブが主催し、市地域交流まちづくりセンターが共催する。
「親子de」は、親子らに気軽に着物姿でまち歩きを楽しんでもらおうと企画。正午~午後4時、一人500円で、日常使いの着物(じゅばんなし)、半幅帯、ひもを1時間レンタルする。貸し出す着物は、子供用、男性用は在庫が少ない。
着物の下に着るシャツ、履物は各自用意する。マタニティー大歓迎。午後2時から、道南歴史文化振興財団事業課長の坪井睦美さんをトークゲストに迎え、縄文から受け継いだ母と子のつながりのトーク、絵本の読み聞かせを行う。
フォトブースも設置し、岡田真梨さんが飾り付けを担当する。記念日などを心残るものに企画する「アニヴァーサリー・プランナー」の資格を持つ岡田さんは「フォトブースを設けることで、着物を着たことが、より楽しかった、また着たいという思い出になれば」と話す。
近年は着物でバル街を楽しむ人も目立っており、実行委の沢田かなこ委員長は「年に2回着物を着るチャンスを楽しみにしてくれている人もいる。自由に楽しんでほしい」と話している。
持ち込みの場合の着付けの無料サービス(要予約)は正午~午後5時半。着物の販売(500円~)も行う。問い合わせ、予約は沢田さん090・6031・1748へ。

  「はれのひ」逮捕2カ月 被害者の苦しみ消えず
売上高を粉飾した決算書類などを用いて銀行から融資を受けたとして、「はれのひ」の元社長、篠崎洋一郎被告(56)が詐欺容疑で最初に逮捕されてから、23日で2カ月が経過した。成人式を前に突然営業を取りやめ、多くの女性が2度とない日を晴れ着で迎えられなかった前代未聞の騒動。原因を作った男は、事の深刻さをどれだけ認識していたのだろうか。すでに来年、再来年の予約を済ませてしまった人々は今なお、無責任な経営者に苦しめられている。
改めて篠崎被告のこれまでの行状を振り返る。1月8日の成人式を前に営業を放棄し、多くの新成人を落胆させたが、すぐさま謝罪をするでもなく、ようやく記者会見を開いたのが同月26日。「隠れるつもりはなかった」などと言い訳に終始する姿は、見る者をあきれさせた。
さらに、債務整理や被害者への着物の返還作業を手伝うことなく、3月ごろには海外逃亡。債権者集会にも姿を見せずに、ビザの期限が切れる6月まで「どろん」を決め込んでいた。会見では「債務返済に充てられるような個人的資産はない」とも話していた。
篠崎被告は平成28年9月に売上高を粉飾した決算書類などを用いて2つの銀行から融資を引き出したとして、これまでに2度逮捕されているが、会社が大きく傾いているこの当時ですら「確定申告上の金額から推定すると、年間数千万円の収入を得ていたとみられる」(捜査関係者)という。最初の逮捕時、捜査本部が置かれる伊勢佐木署に移送された篠崎被告は、報道陣のカメラに向かって「逆ギレ」したかのような仏頂面まで見せていた。あ~あ、何おか言わんやだ。

  1日浴衣レンタル付き宿泊プラン 川越プリンスホテル
埼玉県・川越プリンスホテルでは、ホテルに隣接した施設内にある着物店で浴衣を着て、蔵造りの建物が残る「小江戸川越」の町を散策するプランを提案している。9月30日まで。
「情緒あふれる蔵造りの街並みを浴衣で散策してみませんか。 ホテル直結のショッピングビルにございます着物レンタル店『和ごころ りんず川越店』での1日浴衣レンタルをお付けしたご宿泊プランです。 プラン特典として、インスタント使い切りカメラ(27枚撮り)をお渡ししておりますので、 小江戸の街並みを背景に写真撮影をお楽しみください」と同ホテル。
朝食付き。1室2人利用で1人1泊1万2120円から。3日前までに要予約。問い合わせは同ホテル☎049(227)1118。

  松戸で浴衣コンテスト  献灯まつりの会場
千葉県・「第8回ゆかたde坂川めぐり」がこのほど、坂川の特設ステージ(松戸市本町)で開かれた。江戸時代から続く松龍寺(同市本町)の四万六千日縁日のトウモロコシ市を起源とし、ちょうちんやあんどんを沿道に飾る「第13回松戸宿献灯まつり」の会場で開催。子どもから大人まで男女18人が参加して浴衣姿を競った。
グランプリから3位までの3人に加え、献灯まつり実行委員長による「献灯まつり賞」1人を決定。グランプリ受賞者は、副賞のほか、来年の献灯まつりのイメージ・キャラクターに抜擢された。参加者ただ1人の男性である高橋和敬さんは「浴衣は自分で仕立てた。4回目の参加で、過去3回は女性として出場した。男性としては初挑戦。自作の浴衣を着るのが面白い」と話す。
グランプリに輝いたのは最年長の上原美津代さん。イメージ・キャラクターとして来年の松戸宿坂川献灯まつりのポスターを飾ることについて、上原さんは「ちょっと恥ずかしい」と笑みを見せた。夏姿ゆかた心得

  着物でポスター 高知県で「自伐型林業」PR
全国一の県森林面積率84%を誇りとする「84はちよんプロジェクト」(梅原真代表)が「自伐型林業」をPRするポスターを制作した。4日には「自伐型林業推進協会」(中嶋健造代表)と同プロジェクトの共催で「84自伐フォーラム」を高知市の県公立大永国寺キャンパスで行った。
ポスターは梅原代表がデザイン。徳島県那賀町で自伐型林業を営む夫婦の妻がチェーンソーを手にした着物姿で登場。=もうかる林業=というキャッチコピーと「ZIBATSU」の文字で新しい林業のかたちとライフスタイルをアピールしている。
「自伐型」は林業者自らが伐採や手入れなどを行う小規模な森林経営で、県内では高岡郡佐川町などが積極的に推進している。

  休館前名品展 岐阜県美術館
約1年間の休館を控えた岐阜県美術館(岐阜市宇佐)で開催中の企画展「さよなら、再会をこころに 岐阜県美術館 所蔵名品展」が8月26日、いよいよ最終日を迎える。
同美術館は改修工事のため、11月から約1年間休館となる見通しで、約4200点の所蔵品の中から、えりすぐりの130点を公開している。
日本のおとぎ話の一場面を西洋風にアレンジして描いた恵那市出身の画家山本芳翠の「浦島図」をはじめ、志野と瀬戸黒の技法で国の重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定された陶芸家荒川豊蔵の「志野茶碗 銘早春」、
文様を織り出した紗「紋紗もんしゃで人間国宝に認定された染織家土屋順紀さん=関市=の「紋紗着物 桃花源」など、新旧の所蔵品が並んでいる。
  加賀友禅 伝統原点に新機軸
石川県・「今の時代に生きるものを作らなければ、伝統工芸は残せない」。金沢市の染色の老舗「奥田染色」は今年5月、加賀友禅に新たな光を当てる町家ギャラリーをオープンした。展示のほか絵付け作業の見学や染めの体験もあり、「クールなアート」として近くの金沢21世紀美術館から足を延ばす美術ファンも多い。同社は「ものづくりの考え方まで伝えたい」と、もてなしに心を込める。
同美術館から徒歩5分、古い町家の街並みが続く里見町の路地に「茜やアーカイブギャラリー」はある。“最新のものは常に伝統の中にある”を理念に伝統は重んじつつ常に新しい技術やデザインに挑戦する「茜や」。現在も工房として使われている明治時代の町家の外観はそのままに、職人の極意に触れ、描く模様の意味と心意気を深く知って、体験できるギャラリーとして生まれ変わった。
同ギャラリーでは、加賀友禅に触れ、職人の極意にちょっとだけ?触れることができる。問い合わせは同ギャラリー☎076(223)8555。加賀友禅

  県産こだわりの振り袖 山形市の呉服店とみひろ
山形県・呉服店とみひろ(冨田浩志社長)が、養蚕や染織などの工程を自社で手掛けた振り袖を完成させた。草木染で深みのある黒を表現し、つややかで高級感ある“山形産”着物に仕上げた。冨田社長は「日本の絹を守る使命を感じる。若い職人を育て、技術を後世に残さなければならない」と熱を込める。
「世界で一つだけの着物ができた」。冨田社長の着想から25年、桑畑を開墾して3年を要した。同社の和裁士が仕立てた振り袖はシックな黒、八掛けにはターコイズブルーの布地を使い、若者の感性を刺激する。
養蚕は白鷹町で行い、桑畑約80㌃で栽培した葉を食べさせている。昨年の春と秋にカイコを育て、約155㌔の繭を取った。繭は松岡(酒田市)の製糸工場へ送り、糸にした。
デザインは自社工房「染織工芸」の職人による。撚糸によって出た光沢を生かすために無地とし、染色は栗のいがをメインに使った。大人が着る振り袖をイメージして「吉野格子ごうし」を織り込み、立体感で華やかさを演出した。
デザインと染色、織りを担当した山口明日香さん(33)は「細い糸だったので、途中で切れないかと緊張した。モデルが着用した姿は、後光が差しているように見えた」と手応えを語る。冨田社長は「カイコの命をもらって糸を作ることを経験をし、デザインや色に込める職人の思いが変わったようだ。オール山形の着物はこれから。県内外に広めていきたい」と話している。

  着物マイスター W資格取得 通信講座開講
(株)新生技術開発研究所(福岡市)が、諒設計アーキテクトラーニングスクールの「着物マイスター W資格取得スペシャル講座」(通信講座)を新規開講した。
同講座では、着物に関する基本知識から着物の歴史、着物の種類や手入れの方法、着物の着付け方など着物に関するひと通りの知識をを自宅で学べる講座となっている。また、日本生活環境支援協会(JLESA)主催の「着物マイスター」、日本インストラクター技術協会(JIA)主催の「着付け方インストラクター」の2資格に対応しており、初心者でも問題なく進められるカリキュラムを採用している。
資格取得後は、着付け方インストラクターとして活躍でき、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができるほか、着物マイスター、着付け方インストラクターの資格を活かして着物業界での仕事や、自宅やカルチャースクールでインストラクターとしての講師活動などを行える。
問い合わせはアーキテクトラーニングスクール0120・757・592。

  遠州綿紬使い服飾ブランド ニッポンキモノファブリックス
静岡県・カフェ「ラ・マレア」(掛川市)の階段を上がると、色とりどりのベストやストールやシャツ、スカートやジャケットが目に入る。
潮拓哉さん(58)は7月末、江戸時代から伝わる伝統織物「遠州綿紬」を使った服飾ブランド「ニッポンキモノファブリックス」を立ち上げた。
「学生時代から周囲に服飾・美容関係の友人が多かった」。周囲の影響を受けて、自然と服飾業界を志すようになったという。
メルローズ、サザビーなどアパレル9社を渡り歩きながら、新規事業の立ち上げやブランディングを手掛けた。が、2008年のリーマン・ショック以降、服飾業界は不況の波にさらされる。「服に対しての価値観が変わってしまった」と感じ、地元の掛川市に戻って、地域産品の6次産業化支援などの新しいビジネスを始めた。
転機となったのは13年夏。経営するギャラリーで、小物製作用の遠州綿紬と出会った。「見た瞬間、洋服にする発想が浮かんだ」。自分用に作ったところ、着る度に人に声をかけられ、ブランド設立を思い立ったという。生地の調達や製造面での課題に悩んでいたが、16年に遠州綿紬を製造販売するぬくもり工房8浜松市)や静岡縫製(同)など地元企業の紹介を受けて、一気に構想が具体化した。
店を訪れた人からは「色彩がきれい」「面白い」など評価する声が多いという。今後は様々なサイズへの対応や販路拡大も進めていく。
「将来は海外へも進出したい」。多くの外国人が日本を訪れる20年の東京五輪を見据え、まずは1年以内の東京進出を目標に掲げている。

  古今の久留米絣 大木町で展示
福岡県・明治期から現代にかけての久留米絣の40点を集めた「重要無形文化財久留米絣作品展」が、大木町横溝の町地域創業・交流支援センターWAKKAで開かれている。19日まで。無料。 久留米絣技術保存会(久留米市)などの主催。国の重要無形文化財に団体認定されている久留米絣技術保持者会の会員(11工房30人)が手がけた現代の反物や着物が一堂に集められ、作家ごとの作風の違いが楽しめる。明治期~昭和初期に、婚礼用に織られた布団絣も9点展示された。「一国一城の主」を願った城や、高砂の翁媼など縁起物の絵柄が高い技術で表現されている。
大木町での開催にちなみ、町の工房で制作活動を続けた矢加部六郎さん、松枝玉記さんら4人の技術保持者(いずれも故人)の着物や反物も展示した。
18日は、町地域おこし協力隊委員として久留米絣の技術伝承を目指す田平健朗さん(27)の指導で、手織り体験会を会場内で開催。天然藍で染めた経糸たていと緯糸よこいとを、織り機は使わず「筬綜絖おさそうこう」というくし状の簡易な道具で織り進めた。
大牟田市から参加した九州産業大造形短期大学部研究生の古賀詩央里さん(20)は「楽しくて、ずっと織っていられそうなくらいです」と笑顔で話した。歴史が育てた久留米絣

  加賀友禅の技で武者絵を制作 能登・鵜川にわか祭
石川県・25日に能登町鵜川で行われる海瀬神社の祭礼「にわか祭」に向け、本町組の袖ギリコ(大あんどん)に飾る武者絵が17日までに完成した。地元出身の加賀友禅作家太田正伸さん(55=金沢市)が配色を担当し、見物客の目を引くよう華やかに仕上げた。
武者絵は地元絵師が縦約5㍍、横約6㍍の障子紙に下書きし、桃太郎の鬼退治を表現した。太田さんと住民がポスターカラーで加賀五彩を基調に色を付けた。桃太郎の着物に桃の花、陣羽織にクジャクの羽を描くなど加賀友禅の花鳥風月の様式を取り入れた。
にわか祭では9町内から袖ギリコ各1基が繰り出し、各町内が毎年武者絵を新調する。太田さんは「加賀友禅で培った技術を生かし、にわか祭を盛り上げたい」と話した。

  浴衣が似合う女性タレントランキング 1位は石原さとみ
お盆の時期になり、盆踊りや花火大会など、夏ならではのシチュエーションで浴衣を着る機会も増えるはず。“着るだけで3割増”と言われるほど、女性が浴衣を着ると普段は見られないプレミア感から魅力がググっと引き立つというもの。そこでORION NEWSでは、日本の伝統的な和装である『浴衣が似合うと思う女性タレントランキング』を発表。その結果、1位には女優の石原さとみが輝いた。
支持の声としては「可愛らしさと綺麗さを兼ね備えているから」(広島県10代男性)、「髪型も着物に合っていてとても素敵な着こなしだと思う」(神奈川県20代女性)、「最近色っぽいし、浴衣着て髪の毛束ねるととても美しく色っぽいと思う」(愛媛県50代女性)など全世代の男女から支持されて、10~50代すべてで1位を記録した。ドラマで身につけた衣装やアイテムが売り切れになることもあるほど、ファッション面でも注目を集めている石原。見事な着こなしで今後も彼女の浴衣姿を見る機会が増えそうだ。2位にランクインしたのは、新垣結衣。

  中小の省力化 AIで最適に 石川県
従業員3人のIT企業のエヌジェイシー(金沢市・山崎康智社長)が中小企業向けの業務省力化ソフトで存在感を放つ。理美容院や薬局、弁当宅配など小規模経営の多い業種で仕事の無駄を洗い出し、きめ細かなコンサルティングと開発力で使い勝手を追求する。地域の人手不足が深刻さを増す中、県の「お墨付き」も得て生産性向上に貢献している。
着物関係では「古い街並みの散策を和装で楽しみたい」とのニーズが増え、盛んなのが着物レンタルサービス。次々と舞い込む予約を効率的にさばくかが経営課題に浮上した。ここに同社の省力化システムが一役買っている。
着付けやヘアセット、写真撮影など複数の作業があり、顧客が選ぶメニューも様々。従業員をどう配置すれば全体の作業が平準化するか。複雑なパズルを人工知能(AI)が解き、最適なシフトを組むシステムを構築した。経験と勘に頼っていた人材配置を機械が考え、時には大胆に作業の順番を入れ替えるといった解決法も導き出す。
3人がかりで数時間かけて考えていた人繰りの手間が省けた。システム導入前に比べると、店舗全体の生産性が10%以上改善したという。今は着物レンタルで確立した基礎技術を生かし、工場の生産管理や段取りをAIで自動的に策定するシステムを開発中。2019年の商品化を目指す。

  7月度生産実績 丹後織物工業組合
京都府・組合のHPで「白生地の生産量がピーク時の3%まで落ち込むなど、丹後の織物業は、衰退傾向に置かれている。白生地の生産量は、1973年、年間920万反をピークに減少の一途をたどり、2006年には100万反、2011年には、50万反を割り、2016年には、31万反となっている」との文字を目にした。とはいえ高級ちりめんのの産地、2020年には創業300年を迎える。全知全霊を傾けて前進してほしい。
産地の7月の総生産反数は25.225反。昨年同月の26.213反に988反及ばず、今月も残念ながら前年同月の生産量を下回った。操業日数は21日で前年と同日数だった。
品種別の生産量は次の通り。単位反。()内は前年。
△一越・古代=119(74)▼変り無地=4.386(4.786)■小計=4.505(4.860) ▼紋綸子(軽)=2.345(2.390)▼紋綸子(重)=2.947(3.801)△銀意匠・朱子一重=38(10)△紋意匠・朱子二重=12.583(12.559)△絽織・紗織=1.432(1.177)▼その他の紋=132(179)△金・銀通し=975(966)▼縫取・絵羽=268(301)■小計=20.720(21.353) ■合計=25.225(26.213) △パレス=887(765)△紬242(237)。
前年比、白マークはプラス、黒マークはマイナス、±は0。
丹後ちりめん
  夏休み泥染め体験教室 名瀬で46人が参加
鹿児島県・本場奄美大島紬再生協議会15日、奄美市名瀬の泥染公園で「夏休み泥染め体験教室」を開いた。今回は盛況で、28家族46人が参加。テーチ木(シャリンバイ)染め、泥染めでTシャツをデザインし、大島紬への関心を高めた。
同市紬観光課によると、教室は同協議会が毎月15日に定める「すきすき紬デー」の一環。毎月この日に合わせ、小物づくりのワークショップや、講座など、着物に限らず大島紬に親しんでもらうプログラムを実施。夏休み時期にあたる8月には子どもたちに大島紬制作の工程を知ることができるように同教室を開いている。
昨年度から市内各小学校にも周知を実施し、参加者数は増加傾向にあるという。同課担当者は「これだけ多くの人が大島紬に関心を持ってくれていると考えればありがたい。参加した子どもたちの中から1人でも紬産業に関わる人が出てくれたら」と話した。
伊津部小6年の森美咲希ちゃん(11)は「泥田は足が動かしづらくはまってしまったが、楽しかった。おばあちゃんが機織りをしているのを見たことがあったが、今回参加して、より大島紬に親しむことができた。藍染めなども体験してみたい」と笑顔だった。
同公園の野崎松夫代表は「見るだけでなく、体験しないとわからないことも多い。小さい時に経験することで、大人になってからも紬への愛着を持ってもらいたい」と語った。奄美大島

  20歳真夏の誓い 白川村で成人式
岐阜県・2022年4月から成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が成立する中、大野郡白川村の成人式が14日、同村荻町の野外博物館「合掌造り民家園」で開かれ、浴衣やスーツ姿の新成人24人が将来への飛躍を誓った。
豪雪地帯の同村では、冬を避けて、多くの若者が帰省するお盆に合わせて成人式が開かれている。
式典では、新成人が1人ずつ仕事や学業などの近況を報告。成原茂村長が「次の時代を担う皆さんの未来が前途洋々であることを願う」と激励した。新成人を代表し、藤坂周磨さん(21)=荻町=が「若い視点から村を見つめ、村とともに成長する」と誓いの言葉を述べた。
新成人たちは久しぶりに再会した同級生と談笑したり、記念撮影を楽しんだりしていた。

  加賀友禅作家ら展示会 石川県地場産センター
「地場産業振興センター」(金沢市)で「加賀友禅 DECO KOIZA 鯉×恋×来 Koi×Koi×Koi展」が開催されている。28日まで。
同展のメインとなるのは、加賀友禅作家25人からなるグループが協力し制作した、縦1㍍×横3㍍の「加賀友禅ライトパネル KOIZA」。加賀友禅の新たな可能性を模索し、建築業界やインテリア業界への提案として、薄型LEDフラットパネルに加賀友禅を挟み込み、背面から光らせる空間演出用アイテムとして開発した。
KOIZAは、鯉をテーマに作家が1人3~6枚、それぞれにデザインし描いた絵柄を使う。作品に参加した加賀友禅工房「文庵」(高尾)の太田正伸さんは「同じ鯉でも作家によってエレキギターを持っていたり、浮世絵のようなデザインであったりと、表現に違いがあり面白い。作家それぞれの持ち味を楽しんでいただければ」と話す。鯉は海外でもコレクターがいるほど人気ということもあり、「国内外に向け、多くの方が加賀友禅に恋し、加賀友禅を見に来てもらうきっかけになってほしい」という思いが、作品や展示会のテーマにもなっている。
会場ではその他、22人の加賀友禅作家が着物や帯、小物など470点を出品。クラシカルな訪問着や額のほか、加賀友禅を使ったピアスや「金澤きものタンブラー」、コサージュ、スマホカバーなど、身近で新しい形の作品にも挑戦している。今回、弟子や若手作家らによる「青花会」からも4人が作品を展示している。青花

  高校生デザインの浴衣 福井県立美術館で20着展示
福井市・の福井県立美術館(文京3)で、高校生がデザインした浴衣の展示や和装の来館者に記念品を贈呈する企画「夏を彩る浴衣コレクション~浴衣DE美術館~」が開かれている。15日まで。
「暑い時期に涼しい格好で美術館を楽しんでほしい」と啓新高等学校のファッションデザイン科が企画し、昨夏に続き2回目の開催。
同美術館では開館40周年特別企画展として、20世紀最大の巨匠パブロ・ピカソの版画作品の展覧会が開催されており(26日まで)、浴衣コレクションは第3展示室で行われている。

  博多織の和装楽しむ 福岡市で浴衣ナイト
夏着物や浴衣を着てワインや料理を楽しむイベント「浴衣ナイト」がこのほど、中央区西中洲のワインバーで開かれた。博多織が誕生して777年を迎えるのを記念し、織元などでつくる博多織工業組合が初めて企画した。
張りのある織り地が和服の帯などに最適とされる博多織。1241年、中国の宋に渡った博多商人が製法を持ち帰り伝えたという。この日は、涼しげな浴衣姿の男女約50人が参加し、寛ぎながら博多織の帯の結び方などを学んだ。同組合の岡野博一理事長(47)は「博多織を身近に感じてもらえるよう、和装を楽しむ場を今後も提供していきたい」と話した。

  着物の帯地を化粧品箱に 京都のベンチャ―が販売
京都市・デザインベンチャーのアイデアスプラウト(左京区)は、帯地を外装に使った「和装化粧品箱」を発売した。
リユース着物販売の最大手「たんす屋」を運営する東京山喜(東京都江戸川区)と連携。中に三面鏡を備え、化粧品やアクセサリーが収納できる。全国のたんす屋各店や西陣織会館(上京区)などで販売する。
1万5千円(税別)。たんす屋で帯の持ち込み加工も1万円(税別)で受け付ける。

  時代を語る衣類展示 いわきで企画展
福島県・「いわき市暮らしの伝承郷」の企画展「伝承郷収蔵品展~明治・大正・昭和の衣類」が同施設で開幕した。来場者は明治から昭和時代の人々がまとった衣類の変化を見ながら、時代の移り変わりに思いをはせている。10月21日まで。
市民から同施設に寄贈された着物や草履、もんぺなど117点を展示。絹や麻を使った夏用の着物や大人の着物を子ども用に仕立て直したもの、冠婚葬祭の場面や普段着、戦時中に着た服など、当時の様子を感じる衣類が並ぶ。
会期中の10月13日には、同施設担当学芸員による展示解説を行う。時間は午後1時30分から。予約不要で観覧券で参加できる。
有料。問い合わせは同施設電話0246(29)2230へ。

  コットンロードを東京で紹介 松阪の呉服商有志
松阪木綿や尾張木綿などかつて江戸を風靡した伊勢路や東海道沿いの木綿に再び光をあてようと、三重県松阪市の呉服商有志で作る「松阪きもの工房」は今秋、東京・上野で三重、愛知両県4産地の手織り木綿作品展を開く。木綿作りは伊勢神宮への奉納と関わりが深く、昔は伊勢商人らによって江戸に運ばれた。松阪市の別所孝雄代表(82)は「江戸とつながる木綿の歴史を知ってほしい」と話す。
作品展は9月1日~10月14日、呉服店、鈴乃屋内のきものギャラリーで開催。松阪木綿(松阪市)、伊勢木綿(津市)、尾張木綿(愛知県一宮市)、三河木綿(同県蒲郡市)の伝承グループなどが手掛けた一品ものの反物や着物など計100点を展示する。
松阪木綿は藍染め、しま模様が特徴で、質素倹約が重んじられた江戸時代に粋だとして庶民に人気を博した。手織りを伝承するグループ「ゆうづる会」が作った打ち掛けや鹿鳴館時代のドレスも展示。森井芳子会長(66)は「松阪木綿でこんなこともできるという新しい挑戦を見てほしい」。
津嶋木綿(伊勢木綿)は色物もある。伝承グループ「しおり」のメンバーは「どんな柄が東京では好まれるか知りたい」と現代のトレンドに興味を示す。
4産地合同の東京での展示は初めて。作品は販売し、注文も受ける。尾張木綿と三河木綿は手つむぎの糸を用いており、糸車の実演もある。産地と織物の歴史もパネルで紹介する。
別所代表は「江戸で人気だった各地の木綿の価値を現代の東京でも認めてほしい。伊勢路、東海道をコットンロード(木綿街道)としてPRしたい。江戸時代に木綿が運ばれた道を逆にたどって愛知、三重を訪れ、産地の織り手と交流してほしい」と話している。

  京都五花街芸妓舞妓のよそおい展 京都伝統産業ふれあい館
京都五花街(祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東)の芸舞妓げいまいこがふだんのお座敷や舞台、特別な行事などで着用する衣装や装飾品などを集めた企画展「芸妓舞妓のよそおい展」が、京都市左京区の市勧業館みやこめっせ内の京都伝統産業ふれあい館で開かれている。
京都伝統産業交流センター、京都伝統伎芸振興財団、京都市が主催。会場には祇園甲部歌舞会の「都をどり」や祇園東歌舞会の「祇園をどり」で着用する衣装のほか、10月22日の時代祭の中世婦人列で担当の花街の芸舞妓が着る淀君の衣装など約260点が並んでいる。
特に舞妓の振り袖は幼さを強調するために肩のところをはしょって縫っているなど、ふだんでは見えにくい部分もしっかりと見ることができる。
京都伝統伎芸振興財団の担当者は「歩く伝統工芸といわれる芸舞妓が身にまとう衣装などを間近にみて、京都の伝統文化、花街文化のすばらしさを感じてもらえたら」と話している。9月30日まで。入場無料。

  下諏訪で総文祭家庭部門 自作の衣装で交流
長野県・第42回全国高校総合文化祭「2018信州総文祭」の産業(家庭)部門は11日、下諏訪町の下諏訪総合文化センターで開いた。信州の伝統産業や自然、文化がテーマ。諏訪実業高校服飾科など家庭科を専門に学ぶ県内4校の約170人が、ステージと作品展示で衣・食・保育の学習の成果を披露した。
ステージ発表で諏訪実高19人は、岡谷シルクを用いたドレス、諏訪湖の御神渡りやリンゴなどをイメージしたオリジナルファッションを披露した。他3校も和紙や水引素材のファッションショー、和菓子で諏訪湖の花火などをイメージした和菓子の練り切りを実演。来場者約670人から大きな拍手が送られた。
家庭部門は信州総文祭の協賛部門として、県独自の開催。諏訪実高では1昨年から準備を重ね、参加校との交流も深まったという。生徒部会長を務めた同高3年生の福山日菜さん(17)=塩尻市=は「これで終わるのは寂しいが、今後の糧になる」と手応えを話していた。信州紬
 
  小山産結城紬に新作 クラフト館で展示
栃木県・地場産繭を使用した独自ブランドの展開を目指す小山市の結城紬第4弾となる新作着物がこのほど完成し、JR小山駅西口、ロブレ1階の「おやま本場結城紬クラフト館」で展示が始まった。初代小山氏・小山政光の妻寒川尼さんがわにの人生をイメージした4種類で、地機織りと染色は市内の伝統工芸士5人が手掛けた。今回は初めて藍染めや飛び柄を用いたデザインも採用された。
小山独自の結城紬ブランドの展開は、2013年度から始まった。三拝川岸、養蚕農家五十畑茂さん(70)が育てた繭を使用している。
デザインは、東京の着物スタイリスト石田節子さん(63)に依頼した。寒川尼が乳母としてつかえた源氏の紋「笹竜胆」を飛び柄であしらった「京都」、源頼朝との面会に向かった舟の川下りを表現した藍染めの「隅田宿」など4種類。製作費は約160万円。詳しくはクラフト館☎0285(32)6477。本場結城紬

  人間国宝3代 「江戸小紋」小宮康正さん
文化審議会は型染めの「江戸小紋」の重要無形文化財保持者(人間国宝))に東京都葛飾区の小宮康正さん(62)を選んだ。亡くなった祖父も父も人間国宝。3代での認定は初めて。
「非常に重い役割をいただいた」と小宮さんは話す。生まれたときには、祖父の康助さんが人間国宝だった。細かな反復模様を単色で染め抜く技術に「江戸小紋」と名がついたのは、祖父の選定がきっかけだ。祖父は職人たちの技術を絶やさないよう、気に入った型紙が十分あっても、新しい型紙を注文し続けた。「形の無いものを次の世代に伝えるという考え方を地でいった人。父も晩年、乗り越えられないと言っていた」。父、康孝さんも染色方法の改革を進めた。
15歳の春に弟子入り、教えを受けてきた父は昨秋に亡くなった。「つながってきたものを、次の時代に伝えることが父の義務だったし、私の義務でもある」。
生地に載せた型紙の上から防染のりを塗り、染めてのりを落とすと、細かな模様が白く浮かび上がる。反物1本へののりつけで、この作業を70~80回繰り返す。1寸(約3㌢)の幅に筋が40本以上入るしま模様を段に組んだ連字柄れんじがらの技術に定評がある。整った美。中でも着物にしたとき、着る人を引き立てる美しさがある。
「まわりの協力があってこそ」が持論だ。生地になる蚕、型紙の和紙、型を切る専門の刃物、染めるためののり。それぞれに職人がいて、技術が引き継がれてこそ成り立つ。「伝統とは、技術や技法ではなく、取り組む姿勢です」。
作業場では、跡を継ぐ長男(35)と次男(33)が黙々と作業していた。

  鶴のドレス 観客魅了 東京・匠の技の祭典
「ものづくり・匠の技の祭典2018」が8日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで始まった。ファッションショーでは、群馬県の「現代の名工」、須永正江さん(太田市西本町)が仕立てたイブニングドレスなど、約50点が披露された。祭典は10日まで。
須永さんは黒のドレスに、金や赤で縁取りした鶴をあしらい、華やかさを演出した。
ショーでは着物の帯を生かしたドレスや、アイヌ文様を使ったコートなども紹介され、華やかな洋装に観客が魅了された。

  第57回鈴乃屋きものショー 帝国ホテル
日本最大級のきものショー「鈴乃屋清鈴苑きものショー」が17日(金)~19日(日)の3日間、東京都千代田区の帝国ホテル「孔雀の間」で開催される。
「57回目である今回は『慶賀~幸い溢れるとき~』をテーマとし、大切な人生の一場面を彩り、喜びを誰かと分かち合う瞬間に寄り添う、そんな幸い溢れる時間に相応しいきものを取り揃えました」と主催者。
ゲストして初日は寺島しのぶさん、2日目は鈴木杏樹さん、3日目は山本耕史さんが場を賑わすまた、新作のきものを集めた展示販売会も同時開催。豪華ゲストが実際に着用した着物も展示販売される。

  はれのひ問題 捜査終結
破産した着物販売レンタル「はれのひ」(横浜市)による融資金詐欺事件で、横浜地検は7日、元社長の篠崎洋一郎被告(55=詐欺罪で起訴)を詐欺罪で横浜地裁に追起訴した。
起訴状では、篠崎被告は2016年8月、実際には債務超過に陥っていたにもかかわらず、黒字と見せかけた15年9月期の決算書などを東日本銀行(本店・東京都中央区)に提出し、16年9月、融資金約3000万円をだまし取ったとされる。地検は認否を明らかにしていない。
篠崎被告は虚偽の15年9月期決算書などを横浜銀行(本店・横浜市西区)に提出し、融資金3500万円をだまし取ったとして既に起訴されていた。はれのひによる詐欺事件の捜査は終結し、今年1月の成人式直前に営業を停止したことで晴れ着を着られなかった新成人らへの被害は回復されない見通しだ。

  学生が商品化へアイデア多彩 丹後
京都市や大阪市のファッション専門学校などの学生が丹後地方の織物業者と協力して、新しい生地と衣服などを開発する事業のプレゼンテーションが7日、京丹後市大宮町のアグリセンター大宮で開かれた。
学生らは、同市と与謝野町の織物業者7社の担当者を前に、製作を目指す生地やファッションのコンセプトなどを発表した。
丹後地方の織物を使った新商品開発とPRが目的で、丹後織物工業組合など14団体でつくる「丹後ちりめん創業300年事業実行委員会」が主催。エスモードジャポン京都校(下京区)、ディーズファッション専門学校(同)、嵯峨美術大学(右京区)、上田安子服飾専門学校(大阪市北区)の4校の生徒18人が参加した。
エスモードジャポン京都校の坂本あや子さんは「ガラスの透ける具合をモチーフに生地を作りたい」と提案。「大都市での発表会で丹後の織物をPRしたい」と意気込んでいた。
この日、プレゼンを行った学生の一部は今後、織物業者とともに生地を製作。来年初めごろに、出来上がった新商品がお披露目されるという。丹後ちりめん

  丹後ちりめんパリコレ進出 高島屋で展示
京都市・約300年の歴史を持つ「丹後ちりめん」の魅力を伝える展覧会が5日まで、京都高島屋(下京区)で開かれた。今年1月のパリコレに出展した丹後ちりめん生地のドレス5点のほか、京丹後市や与謝野町などの20工房の新作を陳列。若者や海外も視野に入れた商品開発を手掛ける若手職人のチーム「TANGO+」は「丹後地域全体の活性化にもつなげていきたい」と意欲をみせていた。
白生地の生産量がピーク時の3%まで落ち込むなど、丹後の織物業は、衰退傾向に置かれている。白生地の生産量は、1973年、年間920万反をピークに減少の一途をたどり、2006年には100万反、2011年には、50万反を割り、2016年には、31万反となっている(丹後織物工業組合調べ)。
そのような中で、丹後には、国内のきものマーケットと両輪で、海外に活路を求め、挑み続ける人がいる。約10年前の小さな1歩から始まったこの挑戦は、徐々にビジネスとして規模を拡大し、今年1月のパリコレでフランスのブランド「on aura tout vu」が丹後の8社の織物を使ったコレクションを発表し、大好評を得るまでになっている。

  浴衣競い合う 梅田でコンテスト
浴衣姿の美しさを競う「ゆかたキレイコンテスト」の関西大会が7月29日、JR大阪駅の大阪ステーションシティで開かれた。関西の大学生や社会人など18組が、ステージ上を歩いてそれぞれの浴衣への思いを語り、魅力をアピールした。
イベントは28、29の両日、日本の伝統文化をテーマに梅田エリアで行われた催し「梅田ゆかた祭」(実行委員会主催)のプログラムの一つ。着物文化を普及している「民族衣裳文化普及協会」と連携して実施された。
出場者は涼しげな水色や、花柄の浴衣に身を包んで立ち姿を披露。「お母さんの浴衣を自分で着付けました」「結婚のときに母が仕立ててくれた浴衣です」などと思い出を語った。母娘や夫婦での出場者もおり、来場者を楽しませた。
グランプリと準グランプリは、枚方市の歯科医師の森楓さん(24)、専門学校生の若菜さん(22)の姉妹が獲得。グランプリを受賞した楓さんは「緊張しながら挑んだが、2人で着付けし合ったかいがあった」と喜んだ。2人は全国大会(8月26日、東京都)に出場する。

  生きた蚕に子どもが興味 高崎で絹遺産PR
群馬県・絹文化の次世代への継承を目指す「世界遺産キャンペーン シルクカントリーぐんま」が4日、5日の2日間、イオンモール高崎で行われた。絹産業遺産のPR活動に取り組む計11団体がイベントを企画、多くの人でにぎわっった。
初日は店内6カ所を巡り、世界文化遺産の「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関する問題を答えるクイズラリーが人気だった。座繰り体験や生きたカイコの展示もあり、来店者は養蚕について理解を深めた。高崎寺尾小1年の田村一真君(6)は「初めて見たものばかり。蚕はムニムニしていて、糸を出しそう」と話した。

  白鷹に日本の紅の拠点 染め体験、展示室設置
山形県・白鷹町が同町十王に整備を進めてきた「日本のあかをつくる町推進拠点施設」が完成しこのほど、安全祈願祭と全面オープン記念式典が行われた。生産拡大に向けた紅餅の加工場や染めなどの体験、関連資料の展示スペースを設け、生産量日本一を誇る紅花をさらに活用、PRしていく。
木造平屋で、町産木材を多く活用した。床面積は約780平方㍍。交流・体験ホール、加工室、商品研究室、研修室(和室)などがある。収穫した紅花の洗い場などに使うテラスも整備した。展示室には紅花の歴史を伝えるパネル、紅花染めの振り袖、紅花が原料の口紅などを紹介している。総事業費は約3億4700万円で、国の地方創生拠点整備交付金などを充てた。
十王地区自治振興会に指定管理を委託し、同地区コミュニティセンターの機能も兼ねる。スタッフは3人体制(常勤2人、非常勤1人)で基本営業時間は平日午前9時~午後5時。紅花染め体験の予約などに応じ土日などもオープンする。
式典には関係者約60人が出席した。佐藤誠七町長が「紅花をより身近に感じてもらい、観光誘客や産業活性化に寄与する施設。地域づくりの拠点としても積極的に利活用いただきたい」とあいさつ。よつばこども園の園児が紅花を題材にした絵本の朗読とダンスを披露した。公募した施設の愛称も発表され、田中ゑつ子さん(75)=十王=の「山峡やまかい紅の里」に決まった。日本の朱最上紅花
 
August
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