日付変更線?
さまざまな人生模様を乗せて半世紀、日付を超えて走り続けた寝台特急「はやぶさ」(東京―熊本)と「富士」(東京―大分)の上り最終列車が3月14日午前、東京駅に到着し、同駅発着のブルートレインの歴史に幕が下りた。思い起こせば53年前、西鉄ライオンズが日本シリーズをかけて後楽園球場に乗り込んだ時の交通手段はブルートレインであった。また、大阪から西鹿児島まで何度か仕事で利用した「なは」もブルートレインであった。そして、日本にも日付変更線があったことを思い出していた。
京都ー長岡間を走っている寝台急行「きたぐに」でのできごとだが、今も走っているのかと時刻表を調べてみると、あった!!。0:02分京都発、当時と同じだ。この列車も出張時の利用だが、その頃は日本交通公社といったか、国鉄から離れた直後のJTBのS支店に長岡までの乗車券を依頼した。「X月20日の夜遅い列車をお願いします。長岡に朝に着きたいので」。やがて切符が送られてきた。X月20日、PM11時40分にホームに入り列車を待つた。大阪発の「きたぐに」がゆっくりとホームにすべりこんでくる。情緒ある深夜のかすんだホームを後にして列車に乗り込み、指定された寝台にむかったのだが・・・。
上から下から斜めから。どのように見ても我がベッドにはどななたか寝てらっしゃる。深夜のこと「私の席では」、と大きな声も出せず、間違いを正すべく車掌を探すしかなかった。「私の席で誰か寝てますが、ブッキングですか?」「おかしいですね、ちょっと切符を見せていただけますか?」と車掌。続けて「お客さん、これは20日の0:02分の切符です。現在は21日になっております」。「エエーッツ」と私。
私の間違いかJTBの間違いかは別として、お互いに20日の深夜という感覚で手配し受け取った乗車券が、21日の0:02分のものではなかったというお粗末な話し。つまり、日本にも日付変更線があったという話。