怒れニッポン!
沖の鳥島→
戦後60年。人間で言えば還暦、サラリーマンで言えば定年だ。誰しもが第二の人生を考えるであろう。国も同様にリセットしなければならない時期だ。そこで昨年のきな臭いできごとをひとつの例として考えてみた。
たまたま時間つぶしに飛び込んだ映画館で上映されていた映画の題名が「宣戦布告」。古谷一行が扮する日本の総理大臣の苦悩を画いたものだ。
日本海のさる海岸に北朝鮮船籍と思われる潜水艦が漂着。警察が潜水艦を操作中に内陸部でゲリラ事件発生。潜水艦から抜け出した北朝鮮の工作員による犯行と判明し、警察が対応するも選りすぐりの工作員とあって、自衛隊出動となる。ここから日本国首相の葛藤が始まる。
1個中隊(160名)が編成され、およそ15名ほどの工作員に対処するわけだが、現行の自衛隊法が足かせとなり、発砲命令ができず次々と隊員が殉職していく。首相「何とかならないのか!」、防衛大臣?「自衛隊法があります。破れば戦争になります」、といったようなやりとりが何度か行われ、首相はジレンマの中苦渋に満ちていく。最後、首相の大英断でナパーム弾搭載の軍用へりが山中にあるアジトを砲撃、といった物語であったと記憶する。この映画を見て、真っ先にイラクに派遣されている自衛隊のことを思った。攻撃されればどうするのだろうと・・・。
昨年はいろいろなことがあった。
98年のテポドン騒ぎに始まり、一昨年奄美大島沖での北朝鮮の工作船との銃撃戦(炎上沈没)、尖閣諸島にある魚釣島への中国人活動家7名による上陸事件(逮捕後強制送還)、沖縄の先島諸島への中
国の潜水艦の2時間に及俳諧(P3Cの投下海上警備行動発令)、海洋調査活動と称しての2度にわたる中国船の侵入(無線警告)、沖の鳥島への中国調査船の度重なる出現(東京都知事が漁業経済水域を作ると発言)。この島を中国は岩だという。頭にくるではないか。
不法上陸であれば直ちに射殺する国もあるだろう、了解侵犯なら砲撃を行うだろうことは容易に想像できる。あまりにもわが国の対応は弱腰ではないだろうか。海洋法でも認められた排他的経済水域。れっきとしたわが国の領海だ。もう少し腰を据えて強気にでるべきだと思う。他に韓国が主張する竹島問題もある。
コメントひとつ考えてみても、拉致問題に関する北朝鮮、首相の靖国参拝に対する中国、いずれも高圧的なものばかりだ。これに対して日本政府は完全に腰が引けていると思うのは筆者だけであろうか。北方領土もしかり。
植民地時代の怨念を盾に、今もなお言いたい放題。これでいいのか日本の政府。共産圏にはうんざりだが、確固たる信念を持っていることだけは確かだ。それに対し、日本丸は何処へ向かおうとしているのだろうか。
今年からは強気のもと、理解できる方針のもと、国家構造の根本をリセットする元年にして欲しい。