きもの風土記きもの風土記

湿気を必要とする縮布作業。糸や布を晒すための雪。雪は縮布の生みの親であり育ての親ともいえる。雪晒しには、糸晒しと布晒しがある。地染めの縮布は糸のうちに晒される。この方法はまず灰水を作って糸を一晩つけ、朝、熱を加えてから取り出し、雪の上に延べて晒す。糸が乾かぬように時々雪をふりかけ数日これを繰り返すことにより純白に変身していく。晒した糸は清水で濯いでから干される。そして織り終わった縮布は、濯ぎやシボ出しなどを行った後、乾燥され仕上がる。
一方、白縮布や地白縮布は、濯ぎをかけた後、艚の中で布踏みを行い雪の上に延べて晒される。雪晒しは布踏みと雪上晒しを毎日繰り返し、1週間もすると布地は雪のように純白になり、シボ出し、乾燥を経て次の行程へと回されていく。