きもの風土記 伝統芸能

「8月踊り」
奄美の正月は古来旧暦8月だった。5穀の豊穣と収穫を標準として、1年の区切りのための行事として催された。丸く大きな輪になった人々が太鼓のリズムに合わせて踊るのだが、メロディもリズムもこの地独特のものであり、本土や琉球舞踊の影響は全く受けていない集団舞踊だ。踊り自体は最初緩やかなリズムではじまり、徐々にテンポアップされ、男女がかけあいせめあい、歌い踊って
やがてクライマックスになる。
歌の内容は、各集落によってまちまちであり、守護神先祖、恋などなどが歌われており、その数は40種以上あるという。

 
きもの風土記 ショチョガマ
 
  
「ショチョガマと平瀬マンカイ」
平瀬マンカイの前夜祭である。山の中腹に建てたショチョガマ(小屋)に、早朝潮が満ちはじめる頃、男性と子供のみがこれに登り、歌に遭わせてゆり倒し、5穀豊穣を祈る。
これに対
して夕方、潮の満ちはじめる海岸で行われるのが平瀬マンカイだ。ノロ(女性)の祭司で幕を開けるが、奄美群島の重要無形文化財である。
 
平瀬マンカイ きもの風土記