5月のニュース



オープンしたいつ和レンタルショップ
呉服業者がレンタル店 十日町
新潟県・着物の製造や販売を手がける十日町市の「いつ和」は今月、本町通りの商店街に着物のレンタルショップを開いた。市内の業者製造の振り袖を中心に着物と和装小物の貸し出しを行う。店内には、織機も置いて、手織り体験の場を設置。着物の街のPRに一役担う。
同社は全国に小売店70店舗を展開しているが、市内に店を開くのは初めて。NPO法人が退去し空き店舗になっていた場所でオープンした。店内には振り袖を中心に留め袖、訪問着など貸し出し用の着物60~70点が並ぶ。和装小物の販売も行う。
また、市の委託で、これまで地場産業振興センター「クロステン」が行ってきた、着物を低価格で貸し出す「きものバンク」も引き継いだ。店内に、専用コーナーを設け、バンクが保有する約300点の一部を陳列している。
手織り体験コーナーには織機2台を設置。スタッフが手織りの実演を行うほか、来店者が体験もできる。
小林義明常務(51)は「市内の一流メーカーの着物も地元ならではの低価格でレンタルできる。手織り体験にも気軽に立ち寄ってほしい」と話している。レンタルショップの問い合わせは☎025(755)5586。
また「いつ和」では、八幡田町の同社営業所で、市の委託の手織り講座を開催している。問い合わせは市産業政策課☎025(757)3139。

基調講演する洋子さん
絹文化の魅力共有 岡谷市でフォーラム
長野県・伝統ある日本の絹文化を未来へ継承する「日本絹文化フォーラム」は28日、岡谷市のカノラホールで開かれた。NPOシルク文化協会、同市、岡谷蚕糸博物館などでつくる実行委員会が主催。諏訪地域を中心に大分や福島など県内外から約300人が参加した。「日本の伝統を纏う―奥深き紬の世界」をテーマに基調講演や活動報告などで、伝統的な織物の魅力を共有した。
生糸の一大生産地として発展した同市で、絹文化に関する講演や情報交換を行う場として年1回開き、3回目。紬織の人間国宝、志村ふくみさんの娘で染織家の志村洋子さん(京都市)が「母 志村ふくみの想いを繋ぐ」を演題に、基調講演を行った。「植物の数だけ色がある」と洋子さん。紬糸を織った、ふくみさんの和服をスライドで紹介し、使用した植物染料について解説した。
会場にはふくみさん、洋子さんの作品などを展示した。茨城県結城市の本場結城染織資料館「手織里」の奥澤武治館長が、本場結城紬の魅力について特別講演。諏訪地域の住民がモデルとして参加した結城紬の着物ショーや、岡谷蚕糸博物館の林久美子学芸員による諏訪式真綿紡ぎの実演もあった。
原田尹文実行委員長は「伝統ある絹を素材とした新たな製品ができることに期待しながら、参加者がよりシルクを好きになってくれたらうれしい」と話していた。信州の織物

帯シャツを着用してPR
島田の帯まつり 帯シャツ着用して市職員がPR
静岡県・今年10月に開かれる3年に1度の「島田大祭・帯まつり」を盛り上げようと、島田市の職員が26日、クールビズ開始の5月1日より一足早くご当地シャツ「島田帯シャツ」の着用を開始した。10月まで全庁での着用を呼び掛け、まつりや市のPRに活用する。
島田帯シャツは島田宿に泊まった旅人が帯や着物を質に入れたという歴史や伝統の島田大祭にちなみ、襟や胸ポケットなどにアクセントとして西陣織の帯を使用した浴衣地のシャツ。「大祭の歴史を『令和』の次代に継承するという思いを込めた」(商工課)と、大型連休前の着用を決めた。
この日は同課や観光課の職員が色とりどりの帯シャツを着用したほか、定例記者会見でも染谷絹代市長や幹部職員が着用した。
商工課の松浦静香主事は「さらっと着心地がいい。浴衣地と帯を自由に組み合わせてオリジナルを作れるのも魅力」と話した。

オヒョウの樹皮で作った着物
アイヌ文化支えた民具展 旭川
北海道・アイヌ民族の衣食住をテーマにした企画展「アイヌ文化~暮らしの道具」が27日から、旭川市博物館(神楽3の7)で開かれる。アイヌの人々の生活を支えた伝統的な食材や衣装など、普段は収蔵庫に収められている計67点を紹介する。5月19日まで。
同館の主催。でんぷんを取り出して貴重な保存食にしたオオウバユリ(トゥレプ)の鱗茎りんけいや、鍋料理の具材にしていたギョウジャニンニク(キト)のレプリカのほか、オヒョウの樹皮で作った着物や、サケ漁に使う木製の弓などの狩猟道具も展示している。
飯岡郁穂学芸員(31)は「アイヌ民族の少女らが活躍する漫画『ゴールデンカムイ』を好きな人にも、道具を見て関心を持ってほしい」と話している。

写真は昨年の展示
着物もっと自由に身近に 東京キモノショー
着物のファンを増やそうと、呉服店主や着付け師らが始めた日本最大級の着物イベントが、今年もゴールデンウィークに東京都内で開かれる。堅苦しいイメージを拭うため、ファッションショーやユニークな展示で魅力を伝える催事には、着物の文化を広めたいとの願いが込められている。
4回目を迎える「東京キモノショー」には例年、1万人以上が訪れる。会場のステージでは今年、「大人の振袖」「時代を装うきもの」などのテーマのショーを日替わりで開く。
メイン展示「キモノスタイル」では、着物のコーディネートを着付けた状態で紹介。一式まとめて買える「POPカジュアル」、カラーコーディネートを重視した「色彩コーナー」など、9つのテーマ別に約80団体が新作を展示する。
副実行委員長の高橋和江さんは、宮城県気仙沼市で着物の肌着づくりをする傍ら、「着物を日常に取り戻したい」と改革に取り組んできた。「しきたりが厳しい」「高価で、扱いが難しそう」などのイメージを持たれている着物を、身近なものにすることをめざす。「本来、着物はもっと自由で、自分らしく美意識を発揮できるもの。基本の知識も大切にしつつ、着やすさを提案していきたい」と高橋さん。
「東京キモノショー」は5月2~6日、中央区の日本橋三井ホールで開かれる。有料。問い合わせは実行委事務局☎03(6264)9307。

舞台に集結して美を発信
壮観100人の着付けショー 七尾市
石川県・全国きもの指導者協会の総会に合わせた、山原昌娃きもの着付学院(七尾市)の着付けショーが21日、七尾市の和倉温泉あえの風で開かれ、全国から集まった指導者ら約200人を前に、創立48周年の同学院が総力を尽くし加賀友禅などの着物の魅力を発信した。
同協会の総会は七尾市では3回目。平成最後の総会に合わせたショーとなったことで、学院側も総勢百人で力の入った舞台を繰り広げた。
「軌跡からのはばたき」と題したショーは、金沢市伝統芸能伝習者に認定された藤舎良真有さんの横笛で幕開け。続いて学院の出演者が手結びや姿枕を装う着付けを披露し、加賀友禅の訪問着や色留め袖のほか、振り袖姿になり最後は全員が舞台に集結し、和服の美を盛大に演出した。
懇親パーティーでは日ごろの感謝を込め師範に花束が贈られ、山原学院長が全国からの参加者に謝意を伝えた。

色鮮やかな作品と城さん
さをり織り感性豊かに 自閉症男性が個展
山口県・自閉症の障害がある光市の城充宏さん(47)が手がけたさをり織りの個展が、田布施町砂田の喫茶店「スイートメモリー」で開かれている。
青色の縦糸に、黄色や赤の糸や布を織り込んで、きらめく海を表現した作品などタペストリー27点を展示しており、旅先や地元の景色を表す独特の構図が「すてきな感性」と来場者の目を引く。
城さんは2002年に広島県福山市であった「手をつなぐ育成会」中国大会で初めてさをり織りを体験して以来、製作に没頭。山口市の教室に通いながら技術を磨き、翌年の県障害者芸術文化祭で県知事賞を受賞するなど、大胆な構図や色づかいで高い評価を受けている。今後はじゅうたんの製作にも取り組むという。
29日まで。鑑賞無料。問い合わせは同喫茶☎0820(52)5352へ。

春を感じる風呂敷包みが並ぶ
令和を祝う新作デザインも  武蔵野で風呂敷展
東京都・武蔵境駅北口の複合施設QuOLa(武蔵野市)1階入り口のエントランスホールに常設されたギャラリーで、結んだ風呂敷とオーガンジーで作った風呂敷を集めた展示「ふろしき百花」が行われている。
展示したのは英語と日本語で包み方を教える「ふろしき講師」鶴崎実穂子さんの作品。風呂敷の四隅を使って花のように形作った花包みなど桜の季節から始まる春を表現したもの約20種を並べる。令和を祝うデザインの新作も展示されている。
風呂敷アーティストとして制作したオリジナルデザインの風呂敷「春めく柔らかな光」「花たちと舞う風」なども展示。正方形のオーガンジー2枚の間に着物の生地をデザインに合わせて切り抜いたものを挟み込んで縫い合わせて作る。
他にも吉祥寺コレクションで2枚の風呂敷を使った着物風の着方と巾着風の包みを提案した「吉祥寺小町」を紹介。
鶴崎さんは「看板は書家の凰月さんが書いてくれたもの。味わいのある文字とかわいらしい花が咲いたような風呂敷包みに和文化を感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。入場無料。30日まで。風呂敷物語

ぼたんの店先
着物レンタルリーズナブル 新今宮の「ぼたん」
大阪市・JR新今宮駅から歩いて3分ほどの場所にある「着物レンタル ぼたん」(西成区太子)。リーズナブルが売り。例えば、手ぶらで店へ行き、着物を選んで着付けてもらえば、下着、襦袢、足袋、草履も揃う。簡単なヘアセットは500円。
レンタル料金のメニューは、1時間1000円、1日3000円、1泊2日4000円となっている。
リーズナブルに関係は無いが、定期的に浴衣の着付けや、つまみ細工のワークショップも開催している(予約制)。問い合わせは同店☎080(6228)7682。

幻想的なライトアップ
「春の幻想庭園」開催 岡山後楽園
岡山市・岡山後楽園で、26日から5月6日まで「春の幻想庭園」が開催される。
花々が新緑に映える、もっとも美しい季節の庭園ライトアップに合わせて開園時間も21時30分まで延長。期間中は毎日、プロジェクションマッピングを楽しめるほか、
期間中の土曜の18時以降に着物で来園すれば入園が無料となる「きものDay」も実施。その他、音楽演奏や様々なワークショップ(真田紐、切り絵、三角灯ろう、だるま絵付け)など、大人も子供も楽しめるイベントが満載だ。
担当者は「今年の見どころは『ももたろう』をテーマにしたプロジェクションマッピングです。ライトアップ以外にもさまざまな体験イベントを開催します。和が織りなす光の世界をお楽しみください」と見どころを教えてくれた。

女子大生4人
京都ミスきもの 振り袖姿で和装PR
京都市・「2019京都・ミスきもの」に選ばれた4人が22日、中京区の京都市役所を訪れ、門川大作市長に着物の美しさをアピールした。
同志社女子大4年佐谷麻美さん(21)、同志社大4年野田有紀子さん(22)、神戸大2年松本実紗さん(20)、京都大学3年宮本佳奈さん(20)。1年間、物産展やイベントなどで観光都市京都を和装でPRする。
振り袖姿の4人は、大学での研究分野などにふれて自己紹介。門川市長は「和装産業がますます重要となる中、大きな役割を果たしてほしい」とエールを送った。

着付けを披露する生徒
和服着付け生徒が実演 高崎の山口きもの学院
群馬県・高崎市の山口きもの学院(山口則子学院長=金古町)は21日、同市市民活動センター・ソシアスで(高松町)、和服の着付けを学ぶ生徒による実技発表会を開いた。
30から70代の女性12人が、日頃の成果を披露するために実施。芸者や花嫁用の着物を身に着けるモデルに対し、前方と後方に分かれて美しく着物を整えた。

松本城を背景に記念撮影
初の「キモノマルシエ」 松本を着物が彩る
長野県・松本地方の着物愛好家でつくる実行委員会は21日、着物姿でさまざまな催しを楽しむ「キモノマルシェin松本」を松本市街地で開いた。着物に親しみ、もっと身近に感じてもらおうと初めて企画。松本城を背景とした撮影会や着付け講習会などがあり、あでやかな着物姿の参加者でにぎわった。
桜が咲く松本城公園での撮影会では、着物を着た女性らがプロカメラマンのアドバイスでポーズを決めた。たまたま居合わせた外国人観光客は、珍しそうに眺めていた。美容室で着付けをしてもらい撮影に臨んだ長野市の片山友子さんは「着物はピシッとしているけれど楽。きれいな松本城と撮影ができて記念になる」。
信毎メディアガーデンでは着物スタイリストの大久保信子さん(東京)による着付けの実演レッスンがあった。大久保さんは「着物のしわも美学」とし、着物姿を描いた日本画を鑑賞して勉強することを勧めていた。

金子家から寄贈の型紙
紺屋金子家の伊勢型紙27点展示 鈴鹿の資料館
三重県・鈴鹿市は、白子本町の伊勢型紙資料館で企画展「紺屋金子家の型紙」を開催。紺屋は昔の染色業者。岡山県高梁市の元紺屋、金子家が明治から大正時代に染色に使った型紙27点を展示した。8月18日まで。
金子家は明治中頃から大正末期まで紺屋業を営み、昨年7月に市へ白子の型屋の商印がある型紙など約500点を寄贈した。伊勢型紙がどのように全国各地へ流通したかを知る史料はこれまで市にほとんどなく、伊勢型紙商人の足跡を知る貴重な史料という。
展示では、ひし形の中に向かい合った2匹の鶴の文様を道具彫りで表現した「向かい鶴菱」や、現在では見ることのできない糸入れ技法で小さな丸をつないだ「変わり鹿の子」の型紙が並ぶ。
ほかにも、白子の型屋「多金屋庄助」の商印の上に、三木(兵庫県)の型屋の商印を重ねて押した型紙があり、白子で彫った型紙を三木の型屋が仕入れて金屋に卸したと推測される。
市文化財課では「近代らしい型紙のデザインを見てもらえれば。史料を今後の研究につなげたい」と話していた。伊勢型紙

辞令の交付を受けた検査員の皆さん
伝統工芸検査員に辞令交付 沖縄県
県商工労働部(嘉数登部長)はこのほど、宮古上布や紅型などの県内染織製品の品質維持向上を目的とし、伝統工芸製品検査員への辞令交付式を県庁で開催した。宮古上布検査所の長濱政子さんら県内各織物検査所の11人に、伊集直哉産業雇用統括監から辞令が手渡された。検査員の任期は2020年3月31日までの1年間。
交付式で伊集統括監は「皆さまには厳正な審査と併せて、染織物の技術・技法の維持向上や、後継者育成等を通じて、本県工芸産業の発展に寄与していただくことを期待している」とあいさつした。辞令交付式後、3年連続での検査員就任となった宮古上布検査所の長濱政子さんは「年数を重ねるたびに、その責任の重さを痛感している。今年も県の検査基準に基づいて、しっかり検査していきたい」と意気込みを語った。喜如嘉の芭蕉布
 久米島紬 沖縄の織物

宮原八幡宮を訪れた参加者
着物で春の街中散策 那須烏山
栃木県・着物姿で桜などを楽しむ「着物で街中桜散策と神社・お寺の御朱印巡り」がこのほど、那須烏山市内で行われ、市内外から参加した約45人が快晴の春の散策を楽しんだ。
「街に賑わいを興す会」の主催で、川俣純子市長や田代和義教育長も参加した。一行は烏山公民館を出発した後、宮原八幡宮を正式参拝し、斎藤隆夫宮司から神社の歴史について説明を受けた。

志村ふくみ「聖堂」
人間国宝の志村さんの作品展 茨城県近代美術館
京都市の染織家で人間国宝の志村ふくみさん(94)による紬織の作品約100点を紹介する企画展「志村ふくみ展-滋賀県立近代美術館コレクションを中心に-」が水戸市の県近代美術館で開かれている。滋賀県立近代美術館は、滋賀出身の作家である志村さんの作品を多数所蔵している。6月2日まで。
志村さんは滋賀県近江八幡市生まれ。31歳のときに織物を習っていた母の小野豊さんの影響で染織家の道を志した。1990年に人間国宝に認定され、2015年には文化勲章を受章。志村作品の魅力は,植物染料で染めた絹糸による豊かな色彩のハーモニーにある。野山から採取した草木で糸を染めることを「草木の抱く色をいただく」と表現するほど植物を尊び、自然に対して純粋で真摯な創作姿勢を貫いてきている。
本展はこのコレクションを中心とし、初期から近年にいたる志村の芸術を辿っている。自然と人間とのかかわりと、古典文学をはじめとする日本の文化に対する深い考察に基づき、染織界に新たな地平を切り開いた志村さんの作品を堪能できる展示会となっている。
※ 5月7日に展示替えをし、前期・後期でほぼすべての作品が入れ替る。志村ふくみ能衣装を制作

金魚や椿を・・
きものやまと新作ゆかた ベースはジャパン・ブルー
着物専門店きものやまとの2019年は「ジャパン・ブルー」をテーマに、浴衣で古くから親しまれている「青」をベースとしたアイテムを多数展開している。
鮮やかなブルーの浴衣には、真っ赤な金魚を散りばめ、コントラストを効かせて。涼やかな水色の生地には、赤や紫の椿が咲き乱れている。
淡いイエローをベースとした浴衣には、水色やオレンジのダリアの花を大胆に配して。濃紺の生地にはホワイトの菊の花をあしらい、上品にまとめた。
綿の浴衣には、生産者の健康被害が少なく、環境にも優しいオーガニックコットン糸100%の生地を採用。ポリエステルの浴衣には、機能性涼感素材やストレッチ性のある素材を使用した着心地の良いアイテムが揃う。また羽織って結ぶだけで気軽に着られる"クイック仕立て"に対応したアイテムも多数用意し、5月上旬より展開。問い合わせはやまと お客様サポートセンター0120・18・8880。

うらやましいですねェ
ご存知? 小山市で紬購入費助成
栃木県・小山市では、ユネスコ無形文化遺産に登録された本場結城紬産業の振興を図るため、市民が、本場結城紬織物協同組合の組合員が生産した本場結城紬の反物を購入し、着物等に仕立てた場合、その購入費用の一部を助成する制度を設けているのです。
助成金は、 婚姻にあたり、本場結城紬の着物等を購入した時、購入費用の50%(上限40万円)。本場結城紬の着物等を購入した時(新成人を除く)、 購入費用の20%(上限20万円)。成人式で着用するため、本場結城紬の着物等を購入した時、購入費用の40%(上限30万円)。結城紬の洋服等を購入した時、購入費用の25%(上限10万円)。
申込みは桑絹商工会☎0285(22)4523。あくまで市民だけらしいですよ。結城紬

来場を呼び掛ける田中館長
田中家住宅に資料館 松阪
三重県・松阪市の国登録有形文化財「田中家住宅」に20日、室町時代から続く同家の所蔵品を紹介する資料館がオープンした。文化財の建物を利用。江戸時代の嫁入り道具や室町時代の甲冑といった歴史的価値の高い逸品をはじめ、波瀬地域の生活様式が分かる資料もある。切り妻屋根の主屋の一部も公開。17代目の妻で館長の田中洋子さん(72)は「地域や家の歴史を伝えたい」と話す。
田中家の起源は1559(永禄2)年、戦禍で近江国(現滋賀県)から波瀬に移ってきた武家の佐々木四郎五郎孝好が田中彦左衛門を名乗った。
資料館は住宅のうち、ともに切り妻屋根瓦葺きの西納屋と表納屋を使い、計2000点を並べた。西納屋1階では蓄音機や氷冷蔵庫など明治から昭和の生活用品を展示。ひし形を4つ並べた佐々木家の家紋入りの甲冑もある。2階は銅鏡や着物、かんざしなどの嫁入り道具を集めた。
有料。要予約。問い合わせは田中家資料館☎050(3592)0722。

海商通を日本髪で
きものでぶらりin室積 着物姿の女性でにぎわう
山口県・江戸時代の面影を残す光市の室積地区で20日、着物姿で町並みを散策するイベント「第11回きものでぶらりin室積」が開かれた。同地区は北前船が寄港する港町として栄え、海商通りには格子造りや白壁の古い家屋が残る。青空が広がったこの日は大勢の人が訪れ、町並みを背景に記念撮影を楽しんだ。
主催は、室積商店会や着物愛好家らから成る実行委員会で、ふるさと郷土館(室積)では、京都の本手描友禅作家秋山章さんの展示会「友禅作家・秋山章の世界」を展開。秋山さんが手掛けた女優・藤原紀香の婚礼衣装を含め、白無垢・打掛が展示された。

米織和装体験ができる和庭
米織着物小粋に 米沢でカフェ「和庭」開店
山形県・米沢市特産の米織の着物を気軽に楽しんでもらおうと、国の登録有形文化財に指定されている飲食施設「上杉伯爵邸」(米沢市)に24日、着付け体験ができるカフェ「和庭なごみてい」がオープンする。近くにはサクラやハスなど季節の花々が美しい上杉神社があるため、店は着物姿で散策できるようにテークアウトメニューを充実させ、若者や外国人の誘客を狙うという。
カフェは、建物を所有する市が飲食施設の正門脇にある平屋の旧警護棟内部を改修して新設。男女それぞれに米織の二部式着物や忍者衣装を用意するほか、夏には武将気分を味わえる甲冑も取りそろえる予定。衣装はいずれもレンタル品で、店のスタッフが着付けをサポートする。
改修費はデザイン料を含め1000万円。上杉伯爵邸の指定管理者「上杉観光開発」が運営する。
20日午前11時から午後4時までプレオープンし、米沢市おしょうしな観光大使を務めるタレントのダニエル・カールさんが来店し、着付けなどを体験する。
上杉伯爵邸は1896年、上杉家14代茂憲氏の邸宅として建設。1919年の大火で焼失したが、25年に再建された。50年に米沢市が上杉家から譲り受け、97年、国の有形文化財に登録された。

PRするスタッフ
くるめ楽衆国まつり 五輪の着物展示
福岡県・「くるめ楽衆国がっしゅうこくまつり」が29日、久留米市の中心市街地である。国道209号(明治通り)を歩行者天国として開放、露店約100店舗が並ぶ。今秋のラグビーW杯や来年の東京五輪を盛り上げる体験イベントも開催。主催者は昨年の20万人を上回る来場を見込む。
官民による「オール久留米で盛り上げ隊実行委員会」の主催。文化交流施設「久留米シティプラザ」の開館を祝って始まり、今年が4回目。
プラザに面する明治通り2車線を約400㍍にわたり通行止めにして、午前10時~午後3時に歩行者天国として開放。毎月催される「くるめ日曜市」の常連出店者や、久留米商工会議所の会員企業が、食品、雑貨などを販売する。
今年初の試みが「ストリートラグビー」体験(午前10時~午後4時)だ。W杯を前にラグビーに親しんでもらおうと、久留米ラグビー協会などが企画した。
東京五輪に向け、世界の着物を制作する「KIMONO・PROJECT」で制作した着物を5大陸ごとに計30点展示する「イッツ・ア・スモールワールド展」は、プラザで午前10時~午後4時。久留米でキャンプするケニアやカザフスタンの着物も展示する。両国の料理を楽しめる国際交流イベントもある。
実行委員長の橋本安彦・久留米商工会議所副会頭は「食の魅力とともに、五輪キャンプ地でもあるスポーツのまちの魅力も発信したい」。問い合わせは久留米商工会議所☎0942(33)0214へ。

初企画で8人が参加
着物で街歩き 城端で初企画
富山県・南砺市商工会女性部城端支部有志による「じょうはな和をめぐり」がこのほど、城端地域中心部で行われ、市外からの参加者を含む着物姿の女性8人が優雅に街歩きを楽しんだ。
「越中の小京都」と呼ばれる城端地域中心部の桜の名所や名物の坂などを着物姿で巡ってもらおうと初めて企画した。「城端しだれ桜まつり」の一環。
高岡市と滑川市、入善町からの4人と有志4人が着物に身を包んだ。一行は城端別院善徳寺の山門からスタートし、「法乗寺の坂」や「桜坂」などを巡り、風情を味わった。
手伝ってもらって着付けをした高岡市の佐々木ひろ子さん(55)は「思ったより歩きやすかった。アルバムは自分だけの宝物になる」と話した。有志は秋の開催も検討している。

久留米絣の生地が並ぶ会場
久留米絣の平成の変遷辿る 野村織物
福岡県・平成における久留米のデザインの変遷をたどる展示会が20、21の両日、八女郡広川町の野村織物で開かれる。様々な色や柄の生地をパネルで紹介するほか、洋服や小物など約5000点を販売する。
野村織物は1898年(明治31年)創業の老舗織元。新作の展示会を2002年から毎年この時期に開いている。今回は、改元の時期に合わせ、若い世代にも親しんでもらおうと、約30年のデザインの歴史をひもとくことにした。着物の「濃紺地に白」の伝統的な模様だけでなく、洋服にも本格的に使われるようになって色や柄が豊富になったという。
ワンピースやもんぺ、カードケースなどを展示、即売。天皇、皇后両陛下が皇太子、皇太子妃時代の1983年5月、筑紫野市の福岡工業試験場(現・県工業技術センター)を訪問された際、野村周太郎社長(44)の母京子さん(68)が、絣のデザインを説明する写真も見ることができる。
野村社長は「『平成』への感謝の気持ちを込めて開いた。若い世代にも受け入れられるもの作りをこれからも心掛けたい」と話している。問い合わせは同社☎0943(32)0018。久留米絣

GWには藤まつりも開催される
博多どんたく 着物レンタル500円OFF
福岡県・KIMONO Challenge(行楽日和合同会社)では、27日から5月6日まで、博多どんたく(5月3日・4日)キャンペーンとして、5人以上で申込むと、着物レンタルサービスの価格において、一人500円の割引が受けられる。
「博多どんたく」は、治承3年(1179年)に始まったと筑前国続風土記(貝原益軒著)に記されている「松ばやし」をその起源とする凡そ830年余の伝統行事。
筑前国続風土記には、『平安時代、京都御所の正月、宮中参賀の行事が地方に伝わり、この博多では源平時代のち冶承3年(1179)、正月15日、松囃子を取行う…』とある。以来、祝いあう行事をシャレッ気の多い博多町人が発展させていった。
予約は同店HP、または☎050(3628)7739。

桜で染めた着物が映える
さくらの着物で日米交流 コンサルタント協会
米国・全日本きものコンサルタント協会(東京)の藤岡敦子理事(75)=氷見市窪=は、9~15日に首都ワシントンを訪問し、現地で開催された「全米桜祭り」で米国人への着付けを行い、着物文化の魅力を伝えた。
同協会が国際、文化交流のため訪問を企画。同協会員をはじめ、約40人が参加した。会場で藤岡さん、山田さんらは、各州で選ばれた25人の「さくらプリンセス」に、ソメイヨシノやヤエザクラの枝を煮出した汁で染めた着物を着せた。バラやハイビスカスなどそれぞれの州の花をあしらった帯を結んだ。
桜祭りでは、同協会の佐々木ベジ会長がデザインした幅の広い袖の服や巻きスカートなど和装の要素を取り入れた洋服や、一式約2万円のカジュアルな着物などを紹介するファッションショーも開いた。ステージ上で会員らが着物を着るショーも行い、大勢の米国人が興味深そうに手順を見守ったという。 藤岡さんは「現地の人が着物に高い関心を持っているのが分かってうれしかった。今後も着物の素晴らしさを海外に伝えていきたい」と話した。

新作浴衣「青紫 朝顔」
2019新作浴衣いよいよリリース 豊彩
京都市・オリジナルデザインの浴衣や着物を販売しているKIMONOMACHIより、2019版新作浴衣コレクションが登場、あわせて予約販売もスタートした。
今年は変わり織り綿浴衣に加え、綿絽浴衣、ポリエステル浴衣の発売が決定している。
レディース変わり織り綿浴衣の3点セットは浴衣と帯と下駄のコーディネートセット。浴衣は綿100%、変わり紅梅織りのしっかりした生地で麻のような触り心地が特徴。
ついお出掛けしたくなる、レトロ可愛いオリジナル柄が揃っている。モデルが着用してるレディース半幅帯も販売開始。リバーシブルでコーディネイトを色々楽しめるデザインになっている。ポリエステル100%なのも扱い使いやすい。ポリエステル浴衣は後日の発表が予定されている。
販売元・問合せ先京都きもの町本店☎0753548511。

確かに中国人が多い
日本で和服を着ているアジア人 中国人?
日本の伝統文化である着物。元はと言えば唐の時代の影響を受けているとされるが、今ではすっかり日本を代表する文化の一つとなっている。愛国主義の強い中国では、今年も桜の名所・武漢大学で着物に似た服を着用していた男性が警備員から入場を阻止される問題が起きたが、それだけ中国でも着物に対する関心は高い。中国メディアの捜狐は12日、日本の街で着物を着ているのはほとんどが中国人であると紹介する記事を掲載した。
中国には56の民族があるとされ、雲南省などには多くの少数民族がいるため、旅行者が地元の人びとの民族衣装を着て記念撮影するのは普通のことだ。記事は、日本に旅行に来た多くの中国人が、着物や浴衣で記念写真を撮るのも同じ心理であると紹介、日本旅行の記念に着物を着てみることには理解を示した。
確かに、京都などでは着物姿をよく見かけるが、その多くが外国人旅行者、特に中国人旅行者だという。なぜ外国人旅行者ばかり着物を着て、日本人はあまり着ないのだろうか。記事は、着物は普段着としては「高価」で、「着るのが面倒」だからと説明している。
記事は、着物は高価のため、お金持ちのマダムが着るもので、若者であれば夏のイベントに浴衣を着る程度だと分析。浴衣なら、着脱が簡単で美しく、祭りやデートにぴったりだからだ。さらに、若者を中心に「正しい着付けが分からない」というのも着物離れの理由の一つであるとも伝えた。実際、和装の着付けは洋服よりずっと複雑だ。着物に詳しくない人にとっては、敷居の高い気後れのする部分があるのかもしれない。

茶山さんと古泉さん
蘇州の展示会に初参加 加賀友禅PRへ
中国・蘇州市で19日から4日間かけて行われる伝統工芸の展示会に、金沢市が初参加する。交流団として、現地で加賀友禅をPRする加賀友禅作家古泉こいずみ良範さん(46)と、ミス加賀友禅の茶山由衣さん(25)が15日、同市役所で山野之義市長に出発のあいさつをした。
展示会は、金沢市をはじめユネスコ(国連教育科学文化機関)創造都市のクラフト分野に登録されている各国の都市が参加する「世界クラフト&フォークアート首都サミットフォーラム」。会場のブースでは、古泉さんが友禅染の彩色を実演し、来場者にも体験してもらう。茶山さんは加賀友禅の着物を着て、金沢市のパンフレットを配る。
古泉さんは「少しでも加賀友禅の仕事のことをわかってもらいたい」、茶山さんは「着物姿で金沢の魅力を伝えたい」とそれぞれ語った。加賀友禅
 

鯉幟りに兎がまたがる縁起物
令和」の運気アップ 天童でこいのぼり人形販売
山形・ユニークな縁起物で知られる天童市の「呉服のささき」は、新元号を記念したこいのぼりの置き人形を商品化した。ツキ(月)を呼ぶウサギがこいのぼりにまたがり「令和」ののぼり旗がはためく。「令和最初の端午の節句を機に運気アップしましょう」と売り込む。
合格祈願や変わり雛などに続く縁起物で、高さ、幅とも10㌢ンチほどの手のひらサイズ。素朴な着物の端切れを使ったエコ商品だ。コイに込められた立身出世に、ピョンピョン跳ね上がるウサギの運気上昇、飛躍を掛け合わせた。令和ののぼり旗を背負ったウサギは刀を下げ、手綱を引いてこいのぼりを御する。
女将の佐々木康子さん(54)は「コイは恋にも通じるため、夫婦円満や恋愛成就のお守りにもなります」と話し、若い男性にも薦める。ウサギは店の定番キャラで、店内には大小さまざまなサイズのオリジナルグッズがあふれる。縁結びで有名な市内の若松寺でお参りしてから、店に立ち寄る男女が増えているという。
ウサギとかぶとのコラボバージョンもある。ともに予約販売で3780円。問い合わせは同店☎023(653)2947。

頑張る絵美さん
加賀友禅で襖やのれん 模索と挑戦
石川県・加賀友禅の技法を用いた襖やのれんなど、新たな商品開発に取り組んでいるのは金丸絵美さん33歳。「加賀友禅の最高峰は着物」。しかし、下絵や糊置き、彩色など全て手作業のため高額で、手に取ることができる人は限られる。「高級品としてしまい込まれるのは寂しい。加賀友禅をもっと身近なものにしたい」と、修業と並行して加賀友禅の世界に新しい風を吹き込んでいる。
1919年創業の加賀友禅工房「金丸染工」(金沢市材木町)に生まれた。自宅兼工房は、周囲に多くの加賀友禅作家が暮らしす友禅流 しで知られる浅野川のほとりにある。そんな金丸さんは、2007年 滋賀県立大学生活デザイン学科卒。 2013年 3代目金丸修一に師事。 2014年 伝統加賀友禅工芸展 優秀賞。 2014年 加賀友禅新作競技会 石川県知事賞.。2016年 加賀友禅新作競技会 金沢市長賞などの経歴を有する。加賀友禅

丹後ちりめんの着物で踊る子供たち
ちりめん祭 着物まとい可愛い踊り
京都府・国内最大の絹織物産地ならではの一大イベントで、日本遺産「丹後ちりめん回廊」の構成文化財の一つとして認定された「ちりめん祭」。
同祭は、京丹後市の網野神社を主会場に「丹後ちりめん」や「きもの」の魅力を体感し、楽しむことができ、会場周辺には機屋の町並みがあり、和装産地ならではの光景が目に入る。
第69回ちりめん祭(実行委員会主催)は今年も14日に開かれ、着物姿のの子どもたちの踊りや網野高書道部のパフォーマンスなどが行われ、会場は賑わった。丹後ちりめん

部坂呉服店
化繊の振り袖の販売に力 部坂呉服店
山口市・上竪小路の部坂呉服店では、京友禅や加賀友禅など絹を使う伝統的な着物に加え、最近はポリエステルなど化学繊維でできた振り袖の販売にも力を入れている。インターネット通販で成人式用の振り袖や袋帯、長じゅばん、重ね襟の4点セットを3万7800円で販売している。
同店は、100年以上前に建てられた町家をアレンジして立てられた、白壁の雰囲気のある店舗。店の中には、広い畳があり着物がたくさん並んでいる。併設されたカフェ(14席)では、その場でたてたお茶やこだわりの和菓子を食べることができる。

案内ポスター
着物で城下町を回遊 松本市で21日
長野県・城下町の中心街を着物姿で回遊して日本文化に親しんでもらうイベント「キモノマルシェin松本」が21日、松本市で開催される。着物を愛好する経営者や個人らで構成する実行委員会が地元商店らに協力を呼びかけ、フォトコンテストやフリーマーケット、和文化を学ぶ講演会、スタンプラリーなどを企画している。
会場は松本城や和紙専門店「紙舘 島勇」などに分散して、街中を着物を着て歩いてもらう。松本城で撮影会を開くほか、信毎メディアガーデンでは「学びのマルシェ」「フードマルシェ」と題して、香り袋作りや繭から糸を取る座繰り体験、着物スタイリストによる講演会などを開く。「紙舘 島勇」は和装小物など5店舗が参加したフリーマーケット会場となる。
県では以前、上田市で同様のイベントが開催されたが、松本市では初めてで、特徴として回遊性を持たせた。着付けやレンタル着物店も協力し、幅広い年代が参加できるようにする。

作品の解説をする草乃さん
日本刺繍の美表現 草乃しずか作品展
群馬県・日本刺しゅうの美しさに触れ、魅力を知ってもらおうと「草乃しずか日本刺繍展~煌く絹糸の旋律~」が、高崎市の日本絹の里で始まっっている。初日の12日には作品を手掛けた日本刺しゅう作家の草乃しずかさん(74)=東京都=が解説。作品に込めたメッセージなどに、来場者は熱心に耳を傾けた。展示は6月3日まで。
日本刺しゅうは、着物や帯地に専用の木枠を使い、絹糸で刺しゅうを施す。まつり縫いや駒取りなど8種類の技法を組み合わせ、数10種類もの縫い方でさまざまな文様を表現できる。衣装の装飾として広く用いられている。火曜休館(30日は開館)。問い合わせは日本絹の里☎027(360)6300へ。

吉澤織物
十日町で着物工場見学 東京駅発の1泊2日
新潟県・十日町地域振興局は5月、地場産業の着物とお酒をテーマにした1泊2日のツアーを開催する。着物工場の見学や伝統技法の体験(十日町きものGOTTAKU)のほか、クラフトビールなどの試飲もできる。十日町の伝統工芸や食の魅力を発信し、観光振興と交流人口の拡大を目指す。 5月18、19日に東京駅発のツアー「着物の街で匠の技と郷土の酒と人々に触れる旅」を実施する。参加者は新幹線と北越急行(南魚沼市)が運営するほくほく線に乗って十日町へ向かう。
ツアー1日目は着物工場の見学のほか、温泉や地元の食を楽しむ時間も設ける。夜は古民家を改装したゲストハウスに宿泊。2日目は地元のお酒をテーマに、醸造所などを巡る。募集人員は最大20人で、参加費は3万9000円。問い合わせは振興局企画振興部☎025(757)5517。

子ども用の着物
日本と五輪の歴史伝える 子ども用の着物も展示
東京・2020年の東京五輪を前に、日本と五輪の関係や歴史を学ぶ展示会「日本のオリンピック・パラリンピック~大会を支えた人々~」が、千代田区の昭和館で開かれている。5月6日まで。入場無料。
会場では、1964年の東京大会で選手団が着用したユニホームや、競技場でゴミ回収用に配られた風呂敷など200点を展示している。
見どころは、40年に開催予定だった「幻の東京大会」にまつわる資料。同大会は、36年の国際オリンピック委員会の総会で、講道館柔道の創始者・嘉納治五郎が演説するなどして招致に成功したが、日中戦争が激化したため38年に中止が決まった。展示会では、開催決定後に民間企業などが記念品として作った湯飲みや万年筆、五輪のシンボルが印刷された子ども用の着物などを紹介している。
夫婦で訪れた茨城県つくば市の男性会社員(51)は「こんなに古いものがよく保管されていたと驚くものばかり。五輪の歴史が分かり勉強になった」と話していた。

竹林社長と那須さん
伊勢型紙のアクセサリー考案 鈴鹿の那須さん
三重県・地域の伝統工芸を生かし新製品を開発する「レクサス匠プロジェクト」に参加したデザイナーの那須恵子さん(36)=鈴鹿市=がこのほど、レクサス津店(竹林憲明社長)=同市=と三重トヨペット(川喜田久社長)=同市=で取り組みを報告した。伊勢型紙を使ったアクセサリー「星月夜」を披露した。
同プロジェクトはトヨタの高級車ブランド「レクサス」が地方紙と連携しものづくりの振興と若い才能の支援を目指す地域貢献活動で3年目。全国から選ばれた50人が昨夏から専門家の助言を受け、製品を開発した。
那須さんは金や銀の箔を施した伊勢型紙を透明なアクリルで挟み、繊細な模様を敷き詰めた華やかなネックレスや県産真珠を使ったピアスなどを考案。1月に東京で百貨店のバイヤーやデザイン関係者らに披露した。
那須さんは「彫師は外とつながりがない業界だがこのプロジェクトで他の分野と一緒に新しい関係づくりができた。製品の裾野を広げることで伊勢型紙が広く普及する。希望を持っていろんな開発をしていきたい」と語った。
川喜田社長は透ける素材のアクリルで金具が目立たないよう仕上げられていることに注目し「繊細な作業の中で非常によく工夫されている」と評価した。
竹林社長は「和の伝統を新しいものと融合しているところがいい」と述べ「三重トヨタのイベントで飾ったり体験してもらったり一緒に何かができるといい」と激励した。伊勢型紙

吉祥大和絵春秋襖絵図
きものフェスタ 経産大臣賞は吉沢の振り袖
新潟県・十日町きもの産地の最大イベント「きものフェスタ2019」(十日町織物工業組合主催)が8日から13日まで、十日町地域地場産業振興センター(同市本町)クロステンで開催された。
フェスタは、求評会として大正期から始まり、戦時中に中断された後、昭和24年に再開され現在に至っている。産地の新作商品が一堂に展示され、全国の呉服問屋、呉服小売店、一般ユーザーを審査員として最高賞の経済産業大臣賞を競う。
今回は産地のメーカー17社から振袖、留袖、訪問着、紬絣、付下・着尺・羽織・コート、帯の6部門に104点の新作が出品され、優秀作品を競った。審査結果発表会は12日、フェスタ会場の十日町地域地場産業振興センター(同市本町)であり、最高賞の経済産業大臣賞には吉沢織物(同市本町)の「特選手描友禅振袖吉祥大和絵春秋襖絵図」が選ばれた。
イベントでは、特別展として「~織と染 総合産地へ~十日町織物総合求評会50周年記念特別展」を開催。本格的な染商品への進出を果たし、織りと染め総合産地への飛躍を内外に示した昭和44年の第1回総合求評会から50年を記念し、当時の入賞作品や写真などの資料も展示された。

中央は布施専務
着物、帯「断捨離」はいかが? 山形の呉服店
山形市の老舗呉服店が12日、着物、帯の「断捨離」サービスを始めた。近年、故人から受け継いだ着物の処理に関し、相談に訪れる客が増加。プロの目で持ち込まれた着物の価値を見極めて仕分けし、処分する物は寺で供養、残す物は手入れして保存方法などを助言する。サービス利用者は「大切な着物の状態、価値を専門家に判断してもらい良かった」と話した。
サービスを始めたのは「布施弥七京染店」(若葉町)。同店は8年前から「両親が亡くなり、タンスにある大量の着物をどうすればいいか」と相談を受けるようになり、この2、3年は頻度が上がった。着物は高価で思い出深い物が多いが、時代の流れで使用機会は減少。布施将英専務(46)は「持ち続けてもらうのが一番だが、収納スペースの問題もある。不要品は供養し、状態の良い物は手入れして着続けてもらうことも大事」とサービスを始める狙いを語る。

解説を交えながら行われたお服上げ
令和へ十二単着装学ぶ 宇都宮
栃木県・5月の改元に向け、着付け講師らがこのほど、若草1丁目のとちぎ福祉プラザで、束帯と十二単の着装である「お服上げ」の実技研修を行った。
公益社団法人全日本きものコンサルタント協会(東京都)と装道礼法きもの学院(東京都)県認可連盟が、定期総会に合わせて開催したもの。
協会によると、即位の儀式で新天皇と皇后両陛下が束帯と十二単を着用されることで衣装への関心が高まるため、「十二単で結婚式を挙げたい」という需要にも対応できるよう、技術を磨くのが目的。

簡単パレート浴衣
簡単浴衣セット 小杉織物が開発
福井県・着物文化の普及を図ろうと、浴衣帯製造の小杉織物(坂井市丸岡町=小杉秀則社長)は、誰でも気軽に着られる女性用の「浴衣3点セット」の開発に取り組んでおり、クラウドファンディングサービス「ミラカナ」で製作費用を募っている。
同社は浴衣帯の全国シェア9割を誇る。問屋からの受注だけでなく自社開発の商品を提案、販売するなど積極的に事業を展開している。
今回の商品は、着付けが簡単なセパレート浴衣とワンタッチ浴衣帯、余った生地で作った小物のセット。生地は洗濯ができて長持ちするポリエステルを使用する。ワンタッチ帯は以前製作したものを改良して結び帯を一体化、面ファスナーで帯を固定する。「簡単に締めることができ、踊った時にも着崩れしない」と担当者は話す。
小杉社長は「ポリエステルの生地は、吸湿性に優れて速乾性も高く快適になっている。着物の面倒なところを解決して、着物文化を取り戻したい」と話している。
ミラカナでの目標額は100万円、期間は26日まで。金額に応じてワンタッチ帯などのリターンがある。

ミッキー・ミニー
ディズニーキャラクター和装に登場 スタジオアリス
スタジオアリス(大阪市)は、5月9日より、ディズニーキャラクター撮影において初の和装を導入する。今回導入されるのは、ディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」「ミニーマウス」「ラプンツェル」の撮影用着物および、撮影専用背景。また、上記の衣装と「トイ・ストーリー」の「バズ・ライトイヤー」「ウッディ」、「リトル・マーメイド」の「アリエル」の合計6種類の衣装は、七五三秋の参拝用着物レンタル衣装でご登場する。
「お子さまの夢を叶えるディズニーキャラクター撮影は、多彩な衣装と撮影背景を使い憧れのプリンセスや人気映画のヒーローになって撮影したり、ディズニーキャラクターと並んで撮れるスタジオアリスだけのフォトメニューです。日頃よりお客様から好評を得ており、さらなる衣装の充実化を図るべく、2019年の七五三商戦開始に合わせ、ディズニー和装を初めて導入いたします。スタジオアリスだけのディズニーキャラクター撮影は、お子さまの笑顔あふれるひとときと、ご家族の特別な思い出づくりをお手伝いしてまいります」とスタジオアリス。

鮮やか友好の着物、帯
友好の着物 カメルーン大使に披露
東京都・大分県内の女性経営者らでつくる「OITA MOTTOの会」(藤沢桂子会長、20人)の代表3人がこのほど、世田谷区のカメルーン大使館を訪れ、ピエール・ゼンゲ駐日大使に同国をイメージした着物と帯を披露した。
着物は2020年東京五輪・パラリンピックに向け、日本文化を発信する「KIMONOプロジェクト」の一環で制作。仮面やチョウ、木々などカメルーンをイメージしたデザインを友禅で描き出している。
藤沢会長は「着物を通して交流を深めたい」とあいさつ。大使は「大分とは以前から親交がある。日本の伝統工芸品をカメルーンらしい色合いで作っていただき本当にうれしい」などと喜んだ。五輪の着物

現在貸し出しているドレス
外国人向け着物レンタルに参入へ 京都嵯峨野
広島市・婚礼事業を手掛ける京都嵯峨野(広島市)は2020年夏ごろをめどに、インバウンド向けの着物レンタル事業を始める。市内のホテルに構える婚礼用貸衣装の店舗の一部に、着物レンタルスペースを導入する。ホテルの店舗で着付けをすることで宿泊する外国人向けに手軽さを訴え、着物で広島県内の観光地を巡りたいというニーズに応える。
同社は結婚式などで使うドレスや着物、ジュエリーなどの貸し出しや販売を手掛けているが、市内では6つのホテルと提携し、主にホテルで式を挙げるカップル向けにドレスなどを貸し出している。18年4月期の連結売上高は29億円。
宿泊先で着物の着脱ができる利便性を訴え、事業初年度で約1万人の利用を目指す。レンタルや着付けなどを含めた1人当たりの利用料は1万円程度を想定しており、年間売上高を1億円弱ほど押し上げる目標だ。インバウンドの増加を追い風に、20年夏ごろまでにホテルに構える店舗を一部改装し、着物のレンタルスペースを導入する。着付けに加え、一部店舗に併設する美容室では衣装に合わせたメークなども手掛ける予定だという。

ほしくず
藍華田中絣工房展 アクロス福岡
福岡県・久留米絣の伝統の技を今に伝える藍華田中絣工房(筑後市高江)が、福岡市天神のアクロス福岡2階の匠ギャラリーで工房展を開いている。14日まで。
同工房は天然藍で手染めした糸を使い、古典的な柄や斬新な柄などさまざまなデザインを織り上げているが、展示会では、着物や洋服、袋物、敷物、タペストリーなど約150点を展示、販売する。また、重要無形文化財技術保持者会会員の故田中寛さんが考案した、深い藍に細かな星をちりばめた「ほしくず」の絣着物を特別展示する。11日(木)まで「手くくりの実演」、12日(金)から「藍染めのハンカチ作り体験」(千円、各日先着5人)が行われる。問い合わせは文化観光情報ひろば☎092(725)9100。久留米絣

案内ポスター
室積できものでぶらり 寄席や演奏ライブも
山口県・着物姿で街歩きを楽しむイベント「きものでぶらり in 室積」が20日、光市室積の海商通りで行われる。
主催は、室積商店会や着物愛好家らから成る実行委員会。参加者は、江戸から明治にかけ、寄港地として栄えた室積の面影を残す海商通りを着物姿で散策し、着物の魅力と伝統文化を再認識する。11回目を迎える今回は、新企画として研修施設「アイランドアカデミー」(室積)で「ぶらり寄席&師匠ときもの談義」を開催。落語家・三遊亭遊雀さんによる落語とトークショーを行う。
「ふるさと郷土館」(室積)では、木やり太鼓や篠笛、ギターによる演奏ライブのほか、京都の本手描友禅作家・秋山章さんの展示会「友禅作家・秋山章の世界」を展開。秋山さんが手掛けた女優・藤原紀香さんの婚礼衣装を含め、白無垢・打掛を展示する。抹茶の接待や写真撮影会もある。
旧「中野昌晃堂」(室積)では、陶芸、漆芸、木工、和小物、古道具などの工芸アート作品が展示販売されるほか、焼き菓子やフード販売も。
光商工会議所の恩田寛正さんは「これまで事前申し込みが必要だったが、今年から当日参加も可能になった。着物愛好家はもちろん、着物でない方も気軽に参加してほしい。海商通りの雰囲気を楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。問い合わせは光商工会議所☎0833(71)0650。

絣のスーツお似合い
絣のスーツで入学式 那覇の小学校
沖縄県・9日、那覇市立城岳小学校に入学した浦崎直生さんは、母のアイデアで正月まで着用していた琉球絣の着物をスーツに仕立て直し、入学式に参加した。父親の直記さん(48)は余った生地で作った蝶ネクタイ、母親の絹江さん(48)も、亡くなった祖母、國吉文さん(享年80)の着物をリメークしたスーツを着用し、3人“おそろい”で記念の日に臨んだ。 絣の着物は直生さんのお気に入りで、正月など晴れやかな日に着用していた。成長して着られなくなっていたため、絹江さんが入学式用に仕立て直すことを思いついた。
しまくとぅば(島言葉)が好きで、講座にも通っている直生さんは、生まれ変わったスーツを身にまとい「はいさい!」と元気よくあいさつして校門をくぐった。
絹江さんは「母親(祖母の文さん)も一緒にいるようで、家族や祖先の絆を感じる。エコでもあるので、若い人にも着物のリメークが広がり、沖縄の定番になってほしい」と話した。
沖縄の染織

外国人と住民交流
着物で花見 永平寺町で伝統満喫
福井県・住民と外国人に着物を着てまち歩きや満開の桜を楽しんでもらう催しがこのほど、永平寺町のえい坊館周辺で開かれた。
地元のまちづくり活性化グループ「ZEN塾」が、外国人と交流を図り、日本の伝統文化を体験してもらおうと初めて企画。米国人、中国人、ベトナム人各1人と住民ら10人が参加した。
参加者らはえい坊館で抹茶を味わい、語り部の案内で周辺を散策。松岡公園(同町)では、満開に咲き誇る桜を眺めながら記念撮影などを楽しんだ。
米国人で県の国際交流員、ゾーイ・アリス・ウィバーンさん(23)は、自前の白い着物と福井県を意識したスイセンが描かれた帯を締めて参加。「着物を着て見る桜は、いつもと違う感じがしていい。インスタ映えする写真を撮りたい」と笑顔を見せた。散策後には、地元の食材を使った郷土料理なども味わった。

キレイだよ
大人の仲間入り 晴れ着姿で十三まいり
京都市・数え年で13歳の子どもの成長を願う行事「十三まいり」が6日、京都市西京区の法輪寺で営まれた。約100人の子どもたちが参拝し、学業成就を願った。
十三まいりは、大人の仲間入りをする子どもが、知恵と福徳を授かる虚空蔵菩薩に参拝する伝統行事。京都織物卸商業組合が着物に親しんでもらおうと毎年、子どもたちを招待している。
子どもたちは家族と一緒にあでやかな晴れ着姿で、桜が咲く境内を次々と訪れた。願いを込めて好きな漢字を紙に書き、僧侶の祈とうを受けた。
兵庫県芦屋市から参加した草野舞さん(12)は名前から「舞」という字を書き「美しく舞うような1年を過ごしたい」と話していた。

桜を楽しむ来場者
野だてや着物ステージ 富岡で観桜会
群馬県・富岡市の世界文化遺産、富岡製糸場のサクラを眺め、イベントを楽しむ観桜会が6日、製糸場内の首長館周辺で開かれた。薄ピンク色のサクラの下で、物産展やステージショーが開かれ、大勢の来場者が楽しんだ。
富岡高(富岡市七日市)茶道部による野だてや着物姿を披露するファッションショー、吹奏楽演奏でにぎわった。また、映画「紅いたすき~富岡製糸場物語~」に出演した水島優さんが歌を披露した。
富岡製糸場は富岡に設立された日本初の本格的な器械製糸のの工場。1872年の開業当時の製糸所、繭倉庫などが現存している。日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場であり、敷地を含む全体が国の史跡に、初期の建造物群が国宝及び』重要文化財に指定されている。

多くの買い物客でにぎわう会場
芭蕉布や陶器 大宜味村で展示販売
沖縄県・大宜味村の工芸作家による展示即売「第16回いぎみてぃぐま」がこのほど、村環境改善センターで開かれた。陶芸や芭蕉布、木工芸、染織、シルクスクリーンなど19の工房が出品した。初日から掘り出し物の商品を目当てに買い物客でにぎわった。
会場ではパンやコーヒーなどの飲食4店舗が出店した。手作りワークショップや作家インタビューツアーも行われ、チャリティーオークションも開かれた。また、喜如嘉芭蕉布組合による糸づくり体験講座が芭蕉布会館であった。主催する「いぎみてぃぐま会」の前田俊さんは「品ぞろえも豊富だ。大宜味の工芸品の良さを知ってもらえればうれしい」と話した。
※ いぎみてぃぐまは方言で手仕事の意味。喜如嘉の芭蕉布

今年も開催
あいづ着物でさんぽ 城下町を散策
福島県・春の観光シーズンを迎え、歴史情緒あふれる会津若松市を和服で散策する取り組みが今年も繰り広げられる。着物を貸し出す「あいづ着物でさんぽ」春編が開かれている。5月6日まで。
会津まつり協会、市、会津若松観光ビューロー、会津若松商工会議所、などでつくる実行委員会の主催。着物貸し出しは土、日曜日と祝日の午前9時から午後4時まで。JR会津若松駅構内で着付けができる。27日から5月6日までは鶴ケ城本丸にも着付け会場を設ける。女性は3千円から、男性は4千円からで、前日までの予約が必要。予約は民族衣裳文化普及協会0120-029-315。

一般の人向けイベント
きものGOTTAKU 来月十日町で開催
新潟県・十日町市で5月に行われる着物工場見学イベント「十日町きものGOTTAKU(ごったく)」をPRしようと、同実行委員会のメンバーらは3日、県庁で花角英世知事を表敬訪問した。十日町市観光協会の青柳安彦会長や2018きもの女王の2人も着物姿で出席した。
ごったくとは地元の方言で「人を集めて賑やかに何かをする」 という意味で、ここ十日町では「きもの職人の技術を間近で見られる4日間」を一般に提供する。
GOTTAKUは、2018年5月に全国初のイベントとして開催したきもの工場見学イベントで、『~職人探訪~十日町きものGOTTAKU』と銘打ち、5月16日~19日の4日間に渡って実行される。
「十日町は、糸撚り、織り、染め、メンテナンスまで、『きもの』に関わる総合産地でありGOTTAKU」の開催により、きものの魅力、伝統を引き継ぐ職人の技、きものに関わる人の思いを多くの皆さんから見て感じていただけるものと考えております」 と、主催者は一般参加者に呼びかけている。問い合わせは、地域振興局企画振興部 ☎025(757)5517。
参加企業は青柳・関芳・吉澤織物・蕪重織物・勇屋織物・渡吉織物・はぶき・柏田屋・シルクワーク・いつ和・ハピネス・きものブレイン。

全国19店舗で実施
100万円プレゼントキャンペーン wargo
株式会社和心(東京都渋谷区)が運営する 「きものレンタルwargo」が、 月間の売上金額が2019年3月に1億円を上回ったこと、および昨年3月29日の東証マザーズ市場上場1周年を記念し、wargoのHPから着物レンタルプランを予約した顧客を対象に100万円プレゼントキャンペーンを実施している。キャンペーン期間は26日(金)まで。
期間中に抽選で100名に 「10.000円無料クーポン」が提供されるが、問い合わせ先は全国共通コールセンター☎075(600)2830

エジプトなど完成した着物
キモノプロジェクト オリパラ開会式で披露したい
2020年東京五輪・パラリンピックで、日本の着物をアピールしようと200以上の国・地域をイメージした着物を作る「キモノプロジェクト」の関係者は、開会式で披露したいと願っている。
ブラジル、南アフリカ、リトアニア、ブータン、ツバルの5カ国をイメージした着物を作った。ブラジルは現地の生糸を使い、コーヒーの花などをモチーフにした。ツバルは温暖化で海に沈みそうな島として海や花、リトアニアはビザを発給して大勢のユダヤ難民を救った杉原千畝氏の執務室をあしらった。 米国は自由の女神やハリウッド映画、英国は007やシェークスピア、エジプトはピラミッド、キューバはクラシックカーに太鼓など、各国の大使館にも助言を仰ぎながらイメージを着物に落とし込んでいく。
プロジェクトを主宰する高倉慶応さん(50=福岡県久留米市)は「作品作りでその国の気質に触れることができる。多様性を認め合うのは五輪の精神と同じ」と話す。
5月2日には東京都中央区の日本橋三井ホールで「イマジン!ザ・ワールドKIMONOショー」を開く。外国人15人に15カ国分の着物を着てもらうという。高倉慶応と五輪の着物

三大刺し子の布地資料
原始布・古代織展 せんだいメディアトーク
宮城県・草木の繊維から糸を紡ぐ古来の手業の美を紹介する「原始布・古代織展」が4月19日から23日まで、仙台市青葉区のせんだいメディアテーク5階ギャラリーで開かれる。原始布・古代織参考館(米沢市)の主催で今回が10回目となる。
「みちのく三大刺し子」と呼ばれる津軽こぎん刺し(青森)、南部菱刺し(岩手)、庄内刺子(山形)の明治、大正期の貴重な作品3点に加え、帯やのれん、バッグなどの復元品約30点を展示する。参考館所蔵の紙布やシナ布、カラムシ布といった布地や昔ながらの原料で復元した着物やショールなどの作品も並べるほか、繊維から糸を作る「糸み」の実演もある。
1986年に開館した参考館は、古代布に関する貴重な資料を多数所蔵しており、会場でも一部資料を公開する。山村幸夫館長は「装飾刺し子が一般的な現代で、その原型ともいえるみちのく刺し子の熟練した技に触れてほしい」と話す。
入場無料。連絡先は山村さん090・3363・4123。
古代布

同柄の着物と前田さん
宮崎さんの話題の白大島 笠利町の織元が制作
鹿児島県・首相官邸で1日開かれた元号に関する有識者懇談会で、千葉商科大学教授の宮崎緑さんが身に着けていた話題の白大島。着物を制作したまえだ屋(奄美市笠利町)の前田紀子専務(78)は「テレビで見て一目でうちの紬だと分かった」と笑顔。「歴史的な日に大島紬で臨んでくれたことがうれしくてたまらない。これを期に注目が高まり、産地がにぎわってくれたら」と期待した。
宮崎さんは2001年に県奄美パーク・田中一村記念美術館(同市笠利町)の館長に就任。着物の上に長い羽織を合わせるのは、同パークの式典などでもおなじみの「宮崎スタイル」だという。
懇談会で着用したのは総絣の白大島で、「奄美の太陽の黄色と海の青色をイメージした」というステンドグラスのような柄が特徴。まえだ屋が07年から14年まで同パークに出店していたことから、当時織元でもあった同社が制作した。宮崎さんは前田さんを「紀子ねえ」と呼んで慕っているという。
本場奄美大島紬協同組合(奄美市)の女性部会長でもある前田さんは「宮崎さんに全国的にアピールしていただけてとてもありがたい」と感謝。「年々生産反数が減り厳しい状況が続いているが、今回の注目で令和が産地復活の時代になれば」と話した。
宮崎さんは本場大島紬織物協同組合(鹿児島市)の本場大島紬大使としても大島紬の振興に携わっている。奄美大島

着物姿で会津を歩こう
着物レンタル事業スタート 鶴ケ城会館
福島県・会津若松市のシンボル・鶴ケ城近くにあるレストハウス鶴ケ城会館は5日、着物のレンタル事業をスタートした。鶴ケ城や歴史情緒あふれる城下町を着物姿で散策し、会津の旅をより一層楽しんでもらおうと企画。若い女性の「着物姿で歩いてみたい」という願望や、増加するインバウンドの需要を取り込み、会津観光をさらに盛り上げたい考えだ。
着物レンタルは鶴ケ城会館が始め、企画運営は同市のNPO法人素材広場が担う。会館2階の倉庫を改装し、着物レンタルの専門店「鶴雅」を設けた。
鶴雅には女性用75枚、男性用25枚の街着や男女5枚ずつの会津木綿の着物をそろえ、帯も女性用80本、男性用30本がそろう。着物や帯は自由に選べ、じゅばんや足袋など小物一式もセット。オプションでは羽織や帯締めも利用できる。
資格を持った着付け師が常駐し、着付けも約15分でできるため、観光客が気軽に利用できる。

本場奄美大島紬協同組合
大島紬過去最少4千反割れ 18年産実績
鹿児島県・本場奄美大島紬協同組合(前田豊成理事長=奄美市)は3日までに、2018年度の検査統計をまとめた。17年4月~18年3月の大島紬生産反数は、前年度比369反減の3874反。年度当初目標(3900反)をわずかに下回り、年度統計で初めて4千反を割った。前田理事長は「全国的な着物文化の衰退と、職人の高齢化などによる自然減反」と分析。「販売側からの注文によるあつらえ品が下支えになっている状況。今後は産地から販売側へ積極的に発信する場を仕掛けたい」と語った。
年度別の生産反数は統計が残る1970年度以降で72年度の29万9139反が最も多い。2016年度に初めて5千反を割り、以降10%程度の減少が続いている。
18年度の内訳は経糸の密度を表す算別で15.5よみが3041反、13算が833反。染色別は泥が1768反、泥アイが52反、草木泥が417反、化染が1637反。男女別は男物が325反、女物が3549反だった。
同組合などで組織する本場奄美大島紬産地再生協議会は3月21~23日、東京・銀座で織元12社が集う大規模な展示即売会を実施。延べ来場者800人を数えた。前田理事長は「19年度に向け、問屋、機屋の意見を聞きながら産地自ら魅力を発信する機会をつくっていきたい」と述べた。奄美大島

少し寒そう
着物姿で花見 駿府城公園で外国人と市民
静岡県・県内在住の外国人と静岡市民の交流を目的にイベントを開催する市民団体「SHIZUPOP」はこのほど、参加者が着物を着て楽しむ花見会を同市葵区の駿府城公園で行った。
外国人15人を含む30人が参加した。希望者は市民文化会館で着付けをし、歩き方やお辞儀の仕方を学ぶマナーレッスンに挑戦。公園で写真を撮ったり、食事をしたりして春を満喫した。
藤枝市で英語教諭として働くイギリス出身の女性(27)は「肌の色に合うので紫色の着物を選んだ。少し息苦しいけれどとても美しい」と感想を話した。

成果を披露する生徒
着付けなど習い事の成果披露 佐賀
佐賀新聞文化センターのカルチャー教室の生徒による「文化フェスティバル」が3月24日と31日に開かれ、2日間で57講座に通う約500人が、日頃の練習の成果を披露した。
31日は佐賀市のメートプラザでダンスや着付け、舞踊など多彩な発表があり、観客席から大きな拍手が送られていた。「初めての着付けとマナー」では、相浦充子講師と振り袖姿の12人が登壇。色とりどりの振り袖や帯の結びなどを紹介しながら、振り袖の華やかさをアピールした。
佐賀市の中地真菜さん(31)は「着物は華やかでとても好きです。緊張しましたが、笑顔を意識して振る舞いました。途中から会場の皆さんの笑顔が見え、とても楽しめました」と話していた。

着こなして散策
結城紬着で桜の名所を散策 市内10カ所
茨城県・結城市の桜の名所や街並みを着物で楽しむ「きものday桜めぐり」(市観光協会主催)がこのほど、同市内で開かれた。結城紬などに身を包んだ参加者が、桜が咲き始めた市内を巡った。
市内では毎年秋に「きものday結城」が開かれており、春の景色も楽しんでほしいと企画。県内外から11人が参加した。日本花の会結城農場や常光寺、水辺公園など10カ所を散策した。市内の桜は咲き始めたばかりで、満開の桜を満喫することはできなかったが、参加者は着物姿を撮影したり、観光ボランティアガイドの説明に耳を傾けたりしていた。
友人と参加した東京都の会社員、小松加奈さん(41)は「結城紬は暖かくて着心地が良い。きりげたが思った以上に軽くて履きやすい」と満足げ。自身の小紋の着物を着た結城市、岩岡紀子さん(78)は「皆さんとお友達になっておしゃべりが楽しかった。満開になったらもう1度見に来たい」と話していた。結城紬

営業を終了した荒井呉服店
荒井呉服店老朽化で建て替えへ 八王子
東京・1912(大正元)年創業の荒井呉服店(八日町)が建て替えのため、3月31日をもって現店舗での営業を終了した。
同店は1945(昭和20)年の八王子空襲で以前の店舗は焼失し、1954(昭和29)年に建てられた鉄筋3階建の建物を増改築しながら現在の形に至っている。今回は老朽化を受けて建て替えを決めた。
現店舗は奥行きが深く細長い形をしていることでも知られるが、今回は隣接する土地も含めて一体で再開発を実施。2021年春以降の完工を目指して、共同住宅と店舗を備える14階建てのビルの建設工事が始まる。工事期間中は国道20号(甲州街道)・八王子横山町郵便局向かいに設けられる仮店舗で営業を続ける。 同店の荒井哉子社長は「(老朽化は)ずっと課題で、直しながら営業をしてきた」と話す。「私自身、会社を継ぐことになってからのこの10年と小さな頃の思い出がある。親の職場なのでちょくちょく来るところではなかったが、(子どもの頃は)広いので走り回っていた。長年のお客さまにとっても、社員にとってもかわいがってもらっていた場所。寂しさがないわけではない」と振り返る。仮店舗の営業開始は4月15日を予定。

官邸に入る宮崎氏
宮崎緑氏の白大島話題に 新元号の有識者会議
東京・1日、元号に関する懇談会が首相官邸で行われた。有識者会議のメンバーのうち、女性は2人。宮崎緑・千葉商科大学教授は、白く光沢のある着物に、黒い縁取りのある羽織をはおった姿で、「卑弥呼のよう」などとSNS上で注目を集めた。
「本場大島紬織物協同組合」(鹿児島市)によれば、同教授の着物は「白大島」と呼ばれるもの。「紬は普段着という位置付けだが、こういった改まった場所で着て頂きありがたい。魅力が広く伝われば」と話す。同教授は「本場大島紬大使」を務め、以前から紬を愛用しているといい、昨日、本人から組合の理事長に「紬を着る」と連絡があったという。ただ、羽織については「画像からは詳しくわからない」という。

来場を呼び掛ける久下さん(左)ら
黒井城の「表情」写す 呉服店が写真展
兵庫県・国指定史跡黒井城跡の写真を楽しんでもらおうと、丹波市春日町の「むらかみ呉服店」で5~7日、同城跡に登っている人らが撮影した写真を展示する「いざ城跡へ 山人たちの写真展」が開かれる。同城跡登山の愛好家、久下不二子さん(50)=同町=が企画したもので、100枚以上を並べる。さらに久下さんは、サクラが美しい季節に城下町散策を楽しんでもらおうと、手書きの地図「黒井城下町ウオーキングマップ」を作製。黒井城下の見所や撮影スポットなどを紹介している。
同城跡から見える雲海や朝日、ふもとから見上げた城跡、ドローンで俯瞰的に撮影したものなど、登山者らがそれぞれの視点で切り取った写真を展示。着物での街歩きを勧めようと、着物姿の女性が黒井城下町を散策する様子を撮った写真も並べる。
久下さんは「黒井城跡は写真がきれいに撮れるし、登りたいという人が増えたらうれしい」と話している。

小峰、金城、仲里、町長の皆さん
琉球かすりの女王制服を一新 南風原町
沖縄県・琉球かすりの女王ユニホーム発表会がこのほど、南風原町役場で行われた。ミスの2人が鳥の柄や星のように見えるミダヌ十字がある黄色地のワンピース姿をお披露目した。袖などにはワンポイントでピンクの布があしらわれている。デザインした那覇市の服飾家、小嶺則子さん(46)は「沖縄の太陽をイメージして、シックな黄色に元気の出るピンクを加えた。図柄が実物になり、とてもうれしい」と喜んだ。
ユニホームは、琉球かすりを多くの人にアピールしようと、女王選出に合わせ2年おきに作成。町内外から8件の応募があり、上品さ、すがすがしさなどを審査し、全会一致で小嶺さんの作品が選ばれた。
小嶺さんは帽子やかばん、ハイヒールもデザイン。一般的な生地と反物は幅が異なるため、寸法の足りないところは柄を合わせて縫うなど苦心したという。
女王の金城理沙子さん(23)、仲里みどりさん(23)は「ワンピースがとてもかわいらしい」「明るい雰囲気のかすりで、見た人の気持ちも元気になるはず」と笑顔。
城間俊安町長は「ユニホームを通して、かすりに関心を持っていただけたら」と期待した。沖縄の染織
 日本の絣

産地の玄関口天橋立
3月度生産実績 丹後織物工業組合
昨年3月には、「年々縮小が続く呉服市場」。矢野経済研究所によると、2017年の市場規模は推定2760億円と08年(4065億円)から3割以上減少。着物を着る機会が減少し、訪問着や留袖を中心に需要が減り続けているという。通信販売やリサイクル販売は好調だが、低価格帯に人気が集中し・・・と綴っている。
今年は、絹織物を製造・販売する横正機業場は、重さ15グラムの軽量スカーフを発売とか、足利銘仙製造の機械化に取り組むとか、流通の川上から川下までいろいろな工夫が報告されている。
そんな中、丹後産地の3月の生産実績はいかなるものであったろうか。残念ながら今年に入って3か月、一度も昨年を上回れずに終わっている。じり貧傾向が続くのが産地の状況だ。
3月の生産量は21.859反で、昨年同月の23.373反を下回った。操業日数は20日で前年同月と同じであった。
品種別の生産量は次の通り。単位反。()内は前年。▼一越・古代=82(140)▼変り無地=3.641(3.725)■小計=3.723(3.865) ▼紋綸子(軽)=1.865(2.016)▼紋綸子(重)=2.181(2.861)△銀意匠・朱子一重=63(24)▼紋意匠・朱子二重=11.986(12.028)▼絽織・紗織=1.017(1.114)△その他の紋=267(113)▼金・銀通し=593(1.107)▼縫取・絵羽=164(245) ■小計=18.136(19.508) ■合計=21.859(23.373) ▼パレス=540(669)▼紬=202(241)。
前年比、白マークはプラス、黒マークはマイナス、±は0。丹後ちりめん

新規格生地のスカーフ
足利銘仙の機械化に挑戦 職人の製造技術、継承へ
栃木県・足柄市山川町の繊維製品製造販売「ガチャマンラボ」(高橋仁里社長)が、足利銘仙製造の機械化に取り組んでいる。職人の技が高齢化により途絶えることを防ぎ、製造コストを抑制することが狙い。
着物以外のさまざまな製品にも応用できるよう、幅を従来の約3倍に拡大した新規格の生地も開発した。今後は実用化に向けて研究を進め、海外での販売促進を目指す。
足利銘仙は絹を素材とした平織り物で、あらかじめ染色した糸(先染め)を組み合わせて「かすり」と呼ばれる独特の柄を作り出す。斬新なデザインにより、大正から昭和にかけて全国的に流行した。

泥染めのため下染めをした絹糸を干す
久米島のどぅるくゎーしー 継承願う
国の重要無形文化財・久米島紬には「どぅるくゎーしー」という言葉がある。600年ともいわれる歴史を持つ久米島の絹織物の工程の一つで、織る前の糸の泥染めを指す。着物業界で「久米島ブラック」とも呼ばれる象徴的な生地の黒褐色を生む。染める糸の量が多く、季節も選ぶため1人ではできない。協力して取り組む織り手たちは「島のゆいまーる(相互扶助)を表す言葉。いつまでも残したい」と話す。
織り手歴62年で泥染めの第一人者、宮平登美子さん(87=久米島町)は「どぅるくゎーしーは『泥を食わせる』という意味で、毎年の天候や織り手の感覚で仕上がり具合が異なる紬は、暮らしに近い生き物みたいなもの」と語る。「今でも普段、私たちは紬と呼ばない。ぬぬ、うてぃなー?(布を織ったか?)と言う」と話す。文化財としての固有名詞より、身近さを感じさせる「ぬぬ」という言葉遣いにも、現金収入をもたらす紬と暮らしの密接な歴史がにじむ。
時代が進むにつれて泥染めをする織り手は減っている。織り手約100人がいる久米島紬事業協同組合(松元徹理事長)によると近年、高齢の織り手の引退が相次ぎ、市場拡大を目指す中で黄や緑、灰色などの色物を手掛ける若い人が増えた。また、泥染め向きの鉄分豊かな泥も減った。かつての米どころの島の水田はキビ畑に変わった。道路造成で湿地も消え、泥を集めることができるのは町阿嘉のウザ池1カ所だけになった。重要無形文化財の久米島紬保持団体(桃原偵子代表)は昨年から、技術継承のため泥染めに取り組んでいる。
宮平さんは2013年に最後の泥染めをした。その後、体調を崩して休んでいたが今秋、6年ぶりに再開するという。次女の佐久田美佐子さん(62=町真謝)は、今年5月に久米島紬事業協同組合の後継者育成事業を終える見込みで、母の仕事を手伝う。佐久田さんは「幼い頃からなじみ深い織物。母は『技は見て習え』と手ほどきしてくれない。長年の手仕事をしっかり焼き付けたい」と、島の歴史を受け継ぐつもりだ。久米島紬

百花の一つ
ミラノデザインウィーク 川島織物が初出展
イタリア・株式会社川島織物セルコン(京都市)は、織物の未来と100年後の同社を考える活動のひとつとして、ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典『ミラノデザインウィーク』に初出展する。会場はPalazzo Litta 2F YELLOW9。会期は9日~14日。
伝統技術と先端技術を合わせ持つ川島織物セルコンの誇る様々な手法で作り上げた織物を、インスタレーションで表現、展示の題材には、日本のみならず海外からも多くのファンを魅了してやまない琳派の画家・工芸デザイナーの神坂雪佳氏が、同社にデザイン制作したもので、多くの花々がちりばめられた様は制作されてから100年を超えた今でも多くの人に愛されおり、帯やカーテンなど様々な織物の意匠として使用し、同社の代表的な意匠のひとつとなっている。アートディレクションを担当したのは、ジャパンクリエイティブの代表理事でグラフィックデザイナーの廣村正彰氏。日本の誇る織物芸術の精緻なクラフトマンシップと最新技術の織りなす和により、甘美かつ優雅な空間構成となっている。

昨年撮影の妙顕寺
桜の名所を美術館に 寺で伝統工芸等展示
京都市・サクラの隠れた名所妙顕寺(上京区)で、市内の若者や若手職人らが、寺をまるごと美術館にする催しを開iいている。アート展示や庭園のライトアップを通じ、若い世代が寺と伝統文化に関心を持つきっかけ作りを目指す。
若者と寺社が連携して上京を盛り上げたいと、同区で生まれ育った会社経営者菅真継さん(32)が企画した。藍染めや能衣装、オートクチュール刺しゅうなどの若手職人ら10人が展示に協力し、サクラ観賞と伝統工芸、アートを1度に楽しめる空間を演出した。
西陣織の帯をあしらったウエディングドレス、サクラの花が散る軌道を光で表現したアート作品、京繡きょうぬい伝統工芸士長艸敏明さんの着物展示もある。拝観料800円。4月15日まで。

語るキサブローさん
キサブローさんが講演 高知
和服と洋服の融合、アニメの登場人物をイメージした着物などを発表し、注目を集める着物デザイナーのキサブローさん=東京都在住=がこのほど、ワークショップと講演(さわ美術研究所など主催)のために高知市を訪れた。
心と体の性が異なるトランスジェンダーである自分自身についても触れながら、「いろんな壁を飛び越えて、自由に着物を楽しんでほしい」と思いを語った。また、「生地を捨てることなく使い、リサイクルを前提にした着物の作りが美しいと思う」と話すキサブローさん。
なお、講演会場は
高知市本町の県民文化ホール。
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