1月のニュース



牛首紬を織る女性
白峰で女子旅いかが 白山市観光協がリーフレット
白山市の白峰観光協会は、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の白峰地域で、20~40代の「女子旅」誘致に力を入れる。秋のモニターツアー(11月)では、県内外の女性参加者から「コンパクトなまちで、巡りやすい」などと評価する声が上がった。協会はツアー客の反応に手応えを感じており、年度内にモデルコースを掲載したリーフレットを作製、金沢駅などで配布し、新たな客層を掘り起こす。同ツアーには、富山市在住の30代の3人組、金沢、加賀市在住の20代の4人組が参加した。
参加者は藩政期の大庄屋「山岸家」や白山の下山仏げざんぶつが安置されている林西寺、県白山ろく民俗資料館、白峰温泉総湯などを巡った。
織りの資料館白山工房では機織り体験でコースター作りを楽しみ、白峰に伝わる県無形文化財の絹織物「牛首紬」についても学んだ。
協会は今後、ツアー参加者の意見をモデルコースの設定、店や施設のサービス向上などに生かす。リーフレットはJR金沢駅と、駅周辺の宿泊施設などで配布を考えている。担当の山田浩太郎理事(32)は「白峰らしい、ゆるい感じが若者には新鮮なのではないか。女性に喜ばれる可能性を感じており、新たな客を増やしたい」と話した。霊峰白山の奇跡牛首紬

 昭和 2年 356094反
  47年 297682反
  63年 161706反
平成25年   5866反
27年   5106反
29年   4402反
30年 3862
抜粋生産量
18年大島紬全盛期の1.3%に 減反止まらず
鹿児島県・本場奄美大島紬協同組合(前田豊成理事長)は28日、2018年製品検査業務を終了し、生産実績をまとめた。今年の生産反数は、前年比約12.3%減の3862反。1年で10%以上減反するのは2012年から2013年に約14.8%減産して以来5年ぶり。総生産数は戦後最大だった72年の29万7628反の約1.3%となり、減産が止まらない状況となっている。
今年の生産反数を経糸たていとの密度で表すよみ別でみると、15.5算は2977反(前年比7.3%減)、13算は885反(同25.6%減)。染色別では、泥1716反(同6.1%減)、泥藍57反(同50.1%減)、草木泥397反(同17.8%増)、化染1692反(同21.4%減)。単色別では単色が2518反、色入りが1344反となっている。
経緯たてよこ別では、経緯3562反、緯300反。製品の男女別では、男物が前年比9.4%減の280反、女物が12.5%減の3582反。大島紬以外の産地証明は同16.2%減の155反となった。
同組合の生産反数は72年をピークに減少傾向が続いており、87年に20万反、92年に10万反、2010年に1万反を割り込んだ。16年からは5000反を切っている。16年から17年の減産割合は0.3ポイントだったのに対し、17年から18年の減産が12.2ポイントと減産に歯止めが効かない。従事者不足や後継者育成など本場奄美大島紬を取り巻く環境は厳しさを増している。奄美大島

農水省ホームページ
岡谷蚕糸博物館所蔵の資料 農水省HPで公開
岡谷市の岡谷蚕糸博物館(高林千幸館長)は27日、同館所蔵の蚕糸資料179点が農林水産省ホームページ内の「明治150年」特設ページで公開されたと発表した。政府の「明治150年」関連施策の一つで、明治の近代化を支えた生糸産業資料の収集とデジタルアーカイブ化(記録保存)が目的。高林館長は、「多くの人に見てもらい、特に研究者には積極的に活用してほしい」と期待を込めている。
農水省の「明治150年」特設ページは、「明治以降の農林水産業の歩みを振り返り、これからの農林水産業の未来を切り開く知恵や手がかりを得る契機となるよう、関連資料を取りまとめた」(同省)もので、▽蚕糸業▽土地改良▽栄養改善と食品産業▽農業技術発展に関する資料など6項目がある。
蚕糸業では、岡谷蚕糸博物館と大日本蚕糸会が資料提供に協力。約3万点にも及ぶ同館の収蔵資料から、179点を厳選した。掲載資料の内訳は蚕種製造23点、養蚕38点、製糸105点、養蚕や製糸をテーマに描いた錦絵13点。今年8月に専門のカメラマンが同館で写真撮影し、高林館長らが解説文を執筆した。
同館では博物館ホームページ内に農水省の該当ページに直接進めるリンクを用意。高林館長は「収蔵資料は先人が残してくれたもの。デジタルアーカイブ化で公開され、多くの人に利用してもらえるのは非常に意義深い」と話している。信州紬

カラフルな銘仙のお守り袋
銘仙お守り袋 伊勢崎神社
群馬県・伊勢崎銘仙をPRしようと、伊勢崎市の伊勢崎神社は銘仙の生地を使ったお守り袋を制作した。昭和初期から中期に作られた着物を活用し、カラフルでポップなデザインは全18種類。中に入れるお札と合わせ、元日に頒布を始める。
同神社禰宜(ねぎ)の斎藤宏平さん(32)が発案した。斎藤さんは表紙に銘仙をあしらった御朱印帳を2016年に手掛け、その頃から「より身近に手に取ってもらえるように」と構想していた。銘仙の話

クーポン付きカレンダー
日めくりカレンダーで毎日特典 はりまや橋
高知市・毎日めくって楽しくお得に買い物を。はりまや橋商店街振興組合は、特典クーポン付きの2019年用の日めくりカレンダーを発売した。1部1000円で、全て使えば約30万円相当の割引になるという。
「干物100円引き」
「着物の着付け3千円無料」など、日めくり1日ごとに期限つきの特典を掲載。切り離して店に持って行けばサービスが受けられる。協力店は小売店や飲食店など約70店。同商店街を中心に隣接する魚の棚商店街やひろめ市場などでも使える。
1枚ごとに手書きのイラストを添えており、めくる楽しみを増した。振興組合の山本良喜事務局長は「今後もクーポン参加店を増やし、商店街に足を運んでもらうきっかけになれば」と話す。

和ネイル Design 2019
着物にあう「和ネイル」 ダッシングディバ
東京都・ヒューマンホールディングス(株)の事業子会社で、ネイルサロンを運営する、ダッシングディバインターナショナル(株)=新宿区=は、12月26日から1月14 日までの期間限定で、着物にぴったりの「和ネイル」デザイン全8種類をダッシングディバ全37店舗で展開する。9900円~11900円(税抜き)。
「忘年会に初詣、成人式に新年会。着物に触れ合う機会が多いこの季節。 指先もおしゃれな和風に変身させてみませんか? デザインはすべてカラー変更可能です。 期間限定ですのでこの機会にぜひご利用ください」とネイルサロン ダッシングディバ。

着物借り放題スタート
着物レンタルし放題実施中 Rcawaii
東京都・月額制ファッションレンタルサービス「Rcawaii」(株式会社グラングレス=渋谷区)は、会員数5万人突破を記念して、2019年2月28日までの期間限定で、半年払いで半月無料、1年払いで2ヵ月無料となるキャンペーンを実施している(分割やリボ払いも可)。
また、創業99年の老舗、いせや呉服店(江戸川区)からの協力を受けて、着物のレンタルし放題を開始している。
「新規の会員様だけでなく、既存会員様もキャンペーン対象です。会員様にもっと満足していただけるような、より使って頂きやすいサービスを目指して日々会員様の声を取り入れてサービス改善に勤めさせていただいております」とRcawaii。問い合わせはグラングレス☎03(3833)4237。

紬姿で出席の議員たち
現庁舎最後の紬議会 奄美で庁舎移転
鹿児島県・奄美市議会の本会議が26日開かれ、議員や市幹部ら約50人が大島紬の着物姿で議会に臨んだ。
特産の大島つむぎをPRしようと、毎年12月定例会の最終日を「
議会」として出席者に着物の着用を促している。師玉敏代議長は「身が引き締まる。島の宝を大事にしていきたい」と話した。大島紬は2017年の生産が戦後の最盛期(1972年)の1.5%の4402反まで落ち込んでいる。
また、来年2月の庁舎移転に伴いこの日が現庁舎最後の奄美市議会定例会となったため、市役所議場で閉場式も行われた。市の議会は、1967年3月の旧名瀬市議会第1回定例会から51年、歴代議員延べ436人と執行部が幾多の議論を交えてきた。
現庁舎は議会会期中の67年3月20日に落成。3月29日の最終本会議が開庁後初の定例会となった。奄美大島

紅型の着物などを展示した
ブラジルで紅型の魅力紹介 サンパウロ
日本の文化を海外に紹介する国際交流基金サンパウロ日本文化センター(洲崎勝所長)主催の「琉球紅型―沖縄染色の色彩と形」がこのほど、ブラジルの同センター図書館で開催された。洲崎所長は紅型について「筆で書いていくと思ったら、強く塗料を押し付けていく、なのにできるものはすごく繊細で面白い」と話した。図書館で沖縄をテーマにした展示会は初めて。約3800人が来館した。
展示会には、ブラジル沖縄県人会や斎藤悟琉舞道場、紅型師の石川ソニアさんら日系社会の関係者から提供された作品を中心に展示された。沖縄県指定無形文化財保持者の紅型の着物2点、紅型が入った花嫁ドレスをはじめ、芭蕉布の着物2点、琉球絣2点などが用意された。 紅型師を招いてのワークショップや芭蕉布体験が行われたほか、うちなーぐち、日本語、ポルトガル語による絵本の読み聞かせや三線制作に関するトークや切り紙のワークショップもあった。
展示会は、展示会などを企画する文化芸術グループの日本語チームが取り組み、現地職員で沖縄にゆかりがある本部町3世の金藤仲地アウロラ恭子さん(41)が中心的な役割を担った。琉球の染織
 芭蕉布

レトロなおもてなし
こたつ列車出発 矢絣の女性乗務員が接客
岩手県・三陸鉄道南リアス線(盛駅-釜石駅間)で22日、冬季限定の「洋風こたつ列車」が運行を始めた。北リアス線(宮古駅-久慈駅間)で好評な「こたつ列車」に並ぶ観光列車として定着させ、利用者増につなげたい考えだ。
南リアス線を走るレトロ車両(1両)の座席テーブルを、こたつのように改装。矢絣着物にはかま姿の女性乗務員が接客し、郷土芸能の虎舞も登場する。
事前予約で地元の食材を使った弁当やスイーツも味わえる。1番列車に乗った盛岡市の主婦桐野洋子さん(63)は「雰囲気が良くて、食事もおいしい」と、くつろいだ様子で語った。
三陸鉄道は来年3月、釜石-宮古間が開通し、南北163キロがつながる。中村一郎社長は「開通に弾みをつけたい」と期待する。
今季の運行は年末年始などを除き2月11日までの土日祝日計14日間で、1日1往復。乗車券に指定席券(300円)が必要。連絡先は三陸鉄道釜石駅☎0193(22)1616。

岸教授(左)などのパネラー
共同体設立記念シンポ 琉球びんがた
沖縄県・紅型を活用した事業創出を目指す琉球びんがた事業協同組合(那覇市)はこのほど、「琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」の設立記念シンポジウムを那覇市内で開いた。今後、モノレールやレンタカー、ホテルなどと連携し、紅型の柄をホテルのロビーの柱にあしらうなど、企業とのコラボレーションを検討していくという。
コンソーシアムは職人と企業のマッチングに取り組み、組合以外の紅型職人にも呼び掛ける。紅型作家や研究者らが参加し、紅型のブランド力向上や魅力発信に向け、コンソーシアムに期待する意見が相次いだ。
シンポジウムでは、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の岸博幸教授が基調講演し、パネル討議では琉球びんがたの現代の名工・屋冨祖幸子さん、琉球大名誉教授の高良倉吉さん、琉球銀行の金城棟啓会長と岸さんが登壇した。琉球王国に誘われて

仙台駅PARCO2店
仙台と札幌に2店舗連続でオープン 和心
株式会社和心(東京都)は、観光地を中心に展開するオシャレ着のきものレンタルの展開から、礼装用(フォーマル))きものレンタル店の展開を仙台と札幌に2店舗連続でオープンした。
仙台店は、きものレンタルwargo仙台駅PARCO2店。
仙台駅から徒歩3分。JR仙台駅前西口正面、駅からのアクセスが良好な仙台駅PARCO2の5階。
札幌店は、きものレンタルwargoフォーマル札幌すすきの駅前店。
札幌市内のホテルや結婚式場へのアクセス良好のすすきのの真ん中に、フォーマル向けの着物の専門店としてオープン。
また、2019年2月上旬には、東京都銀座中央通り沿いにフォーマル着物レンタル「銀座本店」のオープンが決定している。

アイヌ文様刺繍展の様子
アイヌ文様刺しゅう展 白老町
北海道・胆振総合振興局白老町内に住む菅野節子さんと下河ヤエさんによるアイヌ文様刺しゅう展が26日まで、町内末広町のしらおいイオル事務所チキサニで開かれており、一針一針丁寧に縫い込んだ衣装などが並んでいる。
アイヌ文様刺しゅうサークル・エミナの会代表の菅野さんは、タペストリー、小物入れ、きんちゃくなど10点を出品。下河さんは着物2点を出展している。
チキサニは1月10日午後1時から、同所で開かれる冬休み工作体験の参加者を募集している。無料。対象は小学生。かつて狩猟の際に使ったシカ笛などを製作する。参加申し込み、問い合わせはチキサニ☎0144(82)6301へ。

最大6名での宿泊が可能
着物づくしプラン発売 金沢の美を満喫
石川県・金沢市で一棟貸しの宿「旅音」を運営している(株)こみんぐると、着物のレンタル事業を行う着物レンタルshop心結がコラボレーションし、加賀友禅と着物をテーマとした宿泊プランを発売した。
着物姿で街を散策した後は、加賀友禅をふすまに取り入れた「Yuzen旅音」に宿泊し、和の雰囲気満喫の旅行を楽しむことが出来るプランとなっている。
旅音は「加賀友禅を身近に感じてほしい」という想いから、半年かけて制作した加賀友禅使用の襖を取り入れゲストを迎える。
今回のプラン開発にあたって「金沢の文化において、着物や加賀友禅は切っても切り離せないもの。お客様にとってのせっかくの金沢旅行なので、金沢らしさを存分に感じてもらいたいと思い、金沢で一番最初に観光客向けの着物レンタル事業を始めた心結さんとのコラボを決めました。金沢は『本物』があふれる街です。Yuzen旅音にも、加賀友禅職人が作った世界に一つだけの友禅ふすまがあります。着物や宿を通して、金沢の文化に興味を持ってもらえたら嬉しいです」と、こみんぐる社長の林佳奈さん。問い合わせはこみんぐる☎076(205)8092。加賀友禅

基本をまとめた入門書
着物の教科書 監修・全日本きもの振興会
着物は決まり事さえ押さえておけば、意外に自由度が高いもの。ベーシックな1枚に帯や小物を取り換えれば、さまざまなシーンで着られるということ。
「着物に興味を持った初心者の方にお薦めしたいのが本書です。着物の種類と着ていく場面にふさわしい格の話からはじまり、自分で着付ける手順を写真でわかりやすく解説しています。こうした基本に加えて、着物に似合う髪形やメイクの提案、季節やシーンに応じたコーディネート例など、着物がさらに楽しくなるアイデアが満載。着物の買い方やお手入れ方法、さらに立ち振る舞いや歩き方などの実用的な情報も充実しています」と全日本きもの振興会。正月や春のお出かけシーズンに向けて「着物美人」を目指すのも一考か。
定価1900円+税 新星出版社☎03(3831)0743

風呂敷はバッグにも
心を包む知恵 与謝野町で風呂敷講座
京都府・年末年始は贈り物が多い季節。大切な人への感謝の気持ちを風呂敷に包んで持っていく。そんな文化が日本にはある。世界中からどんな物でも送れる時代になるほどに、布一枚で何でも包める暮らしの知恵は価値を増す。心を包む粋な技を学ぶ講座が22日午後2時から、与謝郡与謝野町加悦の実相寺で開かれる。「包みたいもの持参して」と主催者。無料。
与謝野町が町内に全戸配布しているかべ新聞「うちのまち」との連動講座。地元の事業者とともに町が企画した。
ふろしき研究会の森田知都子代表を講師に招き、結び方の基本や伝統の柄に込められた意味を学ぶ。風呂敷物語

本庶さんと滋子さん
きものベストドレッサー 特別賞に本庶佑さん
「ニッポンの街にもっときもの姿を」をテーマに様々なPR活動を行なっている、一般社団法人全国きもの街づくり協議会(代表理事:佐藤正樹)がこのほど「きものベストドレッサー2018」を発表した。女性タレント部門は武井咲さん、男性タレント部門は羽生結弦さんが一般ネット投票により選ばれ、同協議会では投票締め切り後のノーベル賞授賞式に黒紋付姿で出席した本庶佑さんを特別賞に選んだ。
同協議会は「全国の街に、きもの姿を増やして、美しさと品格のあふれる日本に」を目標に様々なPR活動を行なっている。「きものベストドレッサー2018」は、素敵なきもの姿をマスメディアなどで披露し、和装文化のイメージアップに貢献したタレント(政治家やスポーツ選手も含む)を、誰でも参加できるネット投票で男女別に選んだもの。
今回は「街づくり部門」を設けて、一般からも投票も受け付けたが、投票にばらつきが多く、最多得票でも5票のため選定を見送っている。

二部仕立ての着物を販売する「湖布」
アンティーク着物マーケット開催 守山
滋賀県・アンティーク着物や小物を販売する「キモノことはじめ いろは市」が22日~23日、守山宿・町屋「うの家」(守山市守山)で開催される。主催はきものdeおさんぽ。
「着物は高いと思っている人に、手頃な価格で古くても素敵な着物を楽しめる提案を」と2015年7月にスタートし、今回で7回目。
アンティーク着物やリサイクル着物、上下が分かれていて簡単に着ることができる二部仕立ての着物、つまみ細工のかんざしや帯留め、アクセサリー、アートフラワー、しめ縄などを販売する。コーヒーとドーナツを提供する「ハクハク茶小屋」や食材にこだわったカレー「キムンカリー」、自家製酵母のパン「ゆるり のんびり おうちぱん」などのフードブースも出店する。
きものdeおさんぽの石田由美さんは「着物には興味があるけれど、高そうと思っている人や、何が必要か分からないという人にも来てほしい。過去開催時には、着物のトータルコーディネートが低価格で購入できたと喜んでいるお客さんもいた。着物好きな人と出会えるのも楽しみ。掘り出し物を見つけに来てほしい」と呼び掛ける。開催時間は両日とも10時~15時。

実刑判決受けるも・・・
はれのひ元社長に実刑 今も晴れない被害者
成人の日に晴れ着トラブルを起こしたはれのひ元社長、篠崎洋一郎被告が粉飾した決算書類を示して銀行から融資金を詐取したとして、詐欺罪に問われた同社元社長篠崎洋一郎被告(56)に横浜地裁は19日、「経理担当者に虚偽の書類を作成させ犯行に及んだのは、強い非難に値する」として懲役2年6月(求刑懲役五年)の実刑判決を言い渡した。
が、刑事責任を問われず、被害弁済もほとんどできていない。公判で被告は新成人らに謝罪したが、被害者からは「本心なのか疑問」との声も。今も晴れない思いを抱えている。
「詐欺に遭ったと思っている」。今年の成人式のために娘の振り袖をレンタルした横浜市の主婦(56)は憤りを隠さない。娘は友人の母親の着物を借りて成人式に出席したが「せっかく一式選んだのに」とつぶやいた姿が忘れられない。
「店舗が増えれば収益が上がると思った」。法廷に立った篠崎被告は無謀な店舗拡大の理由をこう語った。しかし、店が増えると経費も膨らみ、自転車操業状態に。税理士から財政状況の報告を受けていたが「経理が苦手で重要だと思っていなかった」と釈明した。
長女が被害に遭った同市の女性(46)は「毎年成人式が来るたびに当時の悲しみを思い出すだろう。篠崎被告には被害者がそういう気持ちでいることを忘れない

参考写真
卒業式「華美過ぎる」 東松島市長が疑問視
宮城県・「小学校の卒業式は華美になり過ぎている」。東松島市の渥美巌市長は、市議会12月定例会の一般質問で答弁し、はかまや着物を着て卒業式に出席する女子児童が近年増えている現状に疑問を呈した。各家庭の経済格差を考慮した発言。9割がはかまを着用した学校もあり、服装で優劣が出ないよう高学年への制服導入も議論に上った。
渥美市長は「はかまを着られない少数の児童が劣等感を感じ、卒業式を心から喜べていないと危惧している。経済的な事情で着たくても着られない女の子の心情は果たしてどうなのか」と強調した。
東松島市は東日本大震災の津波で大規模被災した。市教委によると11月22日現在、生活困窮や震災の影響で、市内の小学生の約4割が給食費や学用品費などの就学援助を受けている。
県内の貸衣装店によると、着物とはかまのレンタル料金は3万~3万5000円が相場。着付けと髪のセットは美容院によって異なるが、1万円前後になるという。
一般質問した手代木せつ子議員は「みんなが同じ格好を基本にすれば家庭の格差が表れない」として5、6年生への制服導入を提案。工藤昌明教育長は「私立や東京以西の公立小で導入事例があるが、県内の公立小ではない。問題提起を含めて保護者にアンケートをしたい」と述べ、年度内に調査する方針を示した。
市教委学校教育課によると、昨年度の卒業式でのはかま着用は市内8校でばらつきがあり、最も多い学校で約9割。7割や3割の学校もあり、洋装を促した学校では1人だけだった。
ある学校が独自に保護者アンケートを行なった。その結果は「着用させたくない」が39.8%、「着用させたい」は20.4%だった。

街づくりに提案するパネリスト
養蚕文化で街づくり 藤岡でシンポジウム
群馬県・世界文化遺産高山社跡(藤岡市高山)を活用した街づくりを考える「藤岡市まちづくりシンポジウム」がこのほど、藤岡市民ホールで開かれた。「養蚕という文化が後世に残したもの」をテーマに、有識者や高校生ら5人が歴史や文化を尊重した地域の活性化について意見を出し合った。
藤井浩上毛新聞社顧問・論説委員がコーディネーターを務めたシンポは、「高山社を考える会」元会長で藤岡商工会議所副会頭の小坂裕一郎さんが養蚕と食文化の関わりを解説し、「藤岡は交通の便がよく、魅力を発信しやすい」と強調した。県蚕糸園芸課長の土屋真志さんは、おっきりこみ(郷土料理)を例に挙げ、「家庭ごとの味があることも群馬の食文化」と魅力を語

カクイチを使った刺繍の作品群
日本刺繍いち エスプラッツで作品展
佐賀市・日本刺繍作家の古賀陽子さん(神埼市)が主宰する「日本刺繍いち」の作品展が、白山のエスプラッツで開かれている。絹の布と糸で表現した繊細な世界が広がる刺繍作品約30点と、千代田東部小や佐賀清和高の子どもたちと制作した作品が会場を彩る。20日まで。
約50㌢の花嫁人形は、刺繍を施した着物に佐賀錦の帯を締めた豪華な立ち姿が目を見張る。古賀さんが開発した刺繍枠「カクイチ」を使った作品群は、余白を生かした花々の刺繍が立体感を持って見る者に迫る。
千代田東部小児童は、クリスマスリースをかたどった生地に思い思いの飾りを縫い付けた。佐賀清和高の生徒からは「自分で刺繍した帯留めを成人式で使いたい」との声もあったという。
古賀さんは「伝統工芸の日本刺繍は、茶道や華道と同じく繍道ぬいどうという日本の伝統文化。フラットな気分で、自分の心をのぞくように手先の動きを見る手仕事」と話す。問い合わせは日本刺繍いち☎080(2772)1753。

ショールと金城さん(左)
知花花織と紅型コラボ 共同でショール制作
沖縄県・国の伝統工芸品に指定されている沖縄市の知花花織と紅型がコラボしたショールが、県内外で販売されている。知花花織を他の工芸品と組み合わせた作品の制作は初の試み。沖縄市工芸フェアのコラボレーション事業の一環で、紅型作家の宏次染工房の金城宏次さん(49)=沖縄市=の提案を受け実現した。知花花織事業協同組合(小橋川順市理事長)の理事、久保要さん(34)は「濃い色の部分も紅型の色が出ており、花織と紅型の両方が生かされている」と話すなど、会心の出来栄えとなっている。
ショールは、金城さんがデザイン画を描き知花花織事業協同組合が仕上げた織物に、金城さんがボタンの花模様の紅型をあしらった。白・青・オレンジの3種類があり濃淡の異なるチェック模様が特徴。縦170㌢、横40.5㌢で、両端には縦に連続して知花花織の模様が入っている。
織りを担当した久保さんは「柔らかく均一にする点が難しかった。私もデザインをするが、自分では考えつかないようなデザインで、いい刺激になる」と話す。
県内では恩納村瀬良垣のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄で取り扱っている。問い合わせは同ホテル☎098(960)4321。

安里理事長と小渡特別顧問
紅型の魅力全国に 普及伝承コンソーシアム発足
沖縄の伝統工芸品、琉球紅型の良さを企業の販売促進やPRのデザインに生かすことで、職人の仕事に光を当て、認知度や収益に結び付けていくことを目的に「琉球びんがた普及伝承コンソーシアム」が来年1月に発足する。県内企業と職人らで組織する。統一ロゴマークを活用し、職人を応援しているという物語性をアピールするとともに差別化を図り、商品価値を高めていく。
設立を前に20日午後2時から那覇市泉崎の琉球新報ホールで「琉球びんがたシンポジウム」(主催・琉球びんがた事業協同組合)を開催する。14日、琉球びんがた事業協同組合の安里和雄理事長と特別顧問の小渡晋治さん(okicom取締役)は「紅型をいろいろな商品に活用し、認知度と普及を図りたい。ひいては紅型の技術継承につなげていきたい」と述べた。琉球王国に誘われて

洗える着物20点セット
はじめてのきものセット フルセットで登場
京都の和装ブランドKIMONMACHI(着物通販京都きもの町=下京区)が「はじめてのきものセット」の販売を開始した。コーディネート済みの着物・帯・小物に加え、着付けの必要アイテムまで一式を揃えたフルセットには、初心者でも気軽に和装に挑戦できるようになっている。
和装初心者にとっては、着物や帯はもちろん、帯揚げ、帯締め、襦袢などを1から買い揃えるのは大変なこと。「お正月に着物を着てみたい」と思いながらもチャレンジできずにいる人もKIMONMACHIが販売する同セットなら役に立ちそうだ。
着物・帯、さらには襦袢・草履・(23点豪華版に付く)羽織はいずれも、オリジナルデザイン。あらかじめ13パターンのコーディネートが用意されているので、ユーザーは画像を見たまま、気に入った組み合わせと、S.ML. TL. LLの5サイズから、自分に合った着物のサイズを選択できる。
また、着物・帯とも、素材はポリエステル100%。家でも洗うことができる素材とあって、扱いやすく気軽に着ることができ、初心者が挑戦しやすいところもこのセットの特徴となっている。付録として着付けハウツーDVDが付いているので着付けの練習もできる。問合せ先は京都きもの町本店☎075(354)8511。

「図案家という仕事を知っ
てほしい」と話す川原さん
和装文化の裾野広げたい 着物デザイナー川原マリア
着物は3割増しでかわいくなれる。長崎市生まれの着物デザイナー川原マリアさん(32=京都市在住)は、和装文化の裾野を広げようと多方面に発信している。昨年は新ブランドを立ち上げるなど、若者にも取り入れやすい着こなしを提案する。
白黒のアーガイルやストライプ柄の着物にポップなキスマークの帯留め、頭には金髪ウィッグに真っ赤なヘッドドレス…。2日、長崎市内の着物イベントに出演した川原さんは、自身がデザインした現代的な着物で登場した。
現在、着物の卸問屋に勤めながら、着物ブランド「MICO PARADE」の社長や和装モデル、和柄のイラストレーターなど幅広く活動。
23歳の時、インターネットで「京都 着物 弟子」と検索。着物の柄をデザインする図案家の門をたたいた。弟子入りした師匠は、京都で和柄をデザインする会社を営んでいた。3年間は無給という条件だったが、デザイナーになりたい一心で貯金を切り崩しながら修業。掃除やお茶出しから始まり、図案家としての技術は見て覚えるスタイルで習った。1年で給料をもらえるようになった。
平均年齢が80歳を超えるという図案家の世界にあって、川原さんは異色の存在だ。着こなしは自由。着物の下にタートルネックやシャツを合わせても良いし、帯締めはベルトでも良いと言う。「本来はただ着るものだったはずなのに、格式が高くてルールが多すぎる。着物をファッションに戻したい」
手掛けるブランドでは、和柄をデジタル印刷したポリエステル製の反物を使う。
図案家として古典的デザインも現代的デザインも描ける。だからこそ、若い人と閉塞感漂う業界との懸け橋になれるのではないか。「全体のことを考えて、みんなが幸せになれる物づくりをしていきたい」。きものフリーダム
 和洋折衷オーケー?

試着して選び方などを学ぶ生徒たち
着物の文化学ぶ 小城市の三日月中
佐賀県・小城市の三日月中でこのほど、和装をテーマにした講演会があり、全校生徒392人が着物の種類や名称、季節に応じた選び方などを学んだ。
日本の伝統文化に親しんでもらおうと、生徒の保護者らが開いた。市内で着付け教室を40年続けている相浦充子さん(72)が講師を務め、生徒代表の5人や島一満校長らが振り袖やはかまを試着した。
相浦さんは、七五三や結婚式など人生の節目に和装を取り入れてきた歴史を説明。裏地が付いた「あわせ」や裏地の付かない「単衣ひとえ」を季節によって使い分け、裏地の柄を工夫しておしゃれを楽しむ風情も紹介した。
近年は冠婚葬祭でも洋装が増えている。相浦さんは「しっとりとした着物の楽しみ方を、少しでも感じてもらえたらうれしい」と話した。

お目見えした巨大門松
仙巌園に巨大門松 正月の準備「事始め」
鹿児島市・正月の準備を始める「事始め」の13日、仙巌園正面入り口に高さ約3㍍、直径約1.8㍍の門松がお目見えした。
午前7時頃からスタッフら約10人が集まり、裏山から切り出した直径15㌢程度のモウソウ竹で土台を制作。盛った土に松の枝やウメ、ナンテンなどを飾り付けた。兵庫県から訪れた河崎繁雄さん(73)は「こんな大きな門松は見たことがない」と驚いていた。
来年1月1~3日は着物での来園者が無料になる。1、2日は餅つき大会を開催し、3日は鷹匠がタカ狩りを披露する。門松は7日まで展示する。

展示された作品に見入る関係者
長崎で美人画名作展 着物姿で来館無料
美人画の名作を集めた特別企画展「新章 ジャパンビューティ」(NIB長崎国際テレビなど主催)が長崎市立山の長崎歴史文化博物館で始まっているが、開会式と内覧会が11日、同館で行われ、関係者ら約150人が出席した。
同展では、美人画の巨匠と呼ばれる上村松園、鏑木清方、伊東深水や、長崎出身の女性画家・栗原玉葉の作品など約130点を展示している。開会式では、同館の水嶋英治館長が「和服姿の美人が一堂にそろう。家族や友人とぜひ来館してほしい」とあいさつ。その後、関係者らは同館の研究員の説明を聞きながら作品を鑑賞した。
来年1月20日まで。有料。高校生以下無料。
1月1~3日に着物姿で来館すると、観覧料が無料になる。問い合わせは同館☎095(818)8366へ。

障碍者向け体験会の様子
京鹿の子絞りに福祉の力 技術継承に光
京都市・静かな部屋に響き渡る「カチャッ、カチャッ」という糸を弾く音。右手には糸、左手にはシルク生地を握りしめ、一つの工程を仕上げようと若い「くくり」の職人が木製の作業台に向き合っている。京の伝統産業「京鹿の子絞り」の障碍者向け体験会の様子だ。
「多くの方に愛される絞りですが、職人の平均年齢が70歳を越え、後継者不足への悩みが深刻になりました。でも、不思議なご縁から30歳の未来の職人を採用することができたんです」。京鹿の子絞りの株式会社種田(下京区)の代表種田靖夫さんの横には、高い集中力を持って、そして何よりも嬉しそうに括りの技術を学ぶ若い男性がいる。技術習得までに長い時間がかかるといわれる京鹿の子絞り。この世界に新たに飛び込んだ上田倫基さんは、一つのことに過度に集中してしまう発達障害に悩まされてきた。「障害のある方の中には、手先が器用で高い集中力を持つ方もいる。その方の特性にあったサポートさえできれば、伝統工芸の高い技術を習得できると感じたのです」。上田さんが悩んでいた過度の集中力。それは言い換えると、一つの物事を完璧に仕上げることができる職人に似た能力を潜在的に持っているともいえる。
市は今、「伝統産業×障害者福祉」という組み合わせを「伝福連携」と名付け、後継者不足に悩む伝統産業の担い手に、特定の能力を持った障害のある人たちをつなげる取り組みにチャレンジしている。種田さんと上田さんとの出会いも、その一つだ。
京都の鹿の子絞りは、1部の工程を中国をはじめとした海外に依頼している現状がある。上田さんの前向きさ、集中力、器用さを見ていると、伝統産業の未来に光を感じる。障害者が、次世代へ技術を継承する担い手として期待したい。

成人式当日を想定しての着付け練習
成人式美しく  着付け練習会
栃木県・来年1月14日の成人の日まであと1カ月となり、宇都宮市大通り1丁目の着物店「しゃなり」は13日、市内の同店系列フォトスタジオで着付け練習会を開いた。
着付け師ら20人が着付け役とモデルに分かれ、襟合わせや裾の長さを確認。着付け役は体形の異なる3人のモデルで練習し、帯の位置を上げて大きく結ぶなど、華やかで若々しい和装となるよう仕上げていた。
講師役の若林千夏マネージャー(46)は「成人式は一生に1度の晴れ舞台。喜んでもらえるようしっかり準備したい」と話していた。
県内市町の成人式は1月3日と13日に行われる。同店では2日間で360人を着付けるという。

かわいらしい浴衣を着てを歩く生徒
3年間の成果華やかに 小城の牛津高
佐賀県・牛津高校服飾デザイン科の3年生28人がこのほど、小城市のゆめぷらっと小城でファッションショーを開いた。デザイン構想から製図、縫製まで、今春から手掛けてきたドレスやワンピース、浴衣を着てステージに立ち、3年間の成果を華やかに披露した。
高校の学習内容を広く知ってもらおうと、2001年から毎年、校外でショーを開いている。今年のテーマは「アトラクション」。生徒代表で久原真奈美さん(17)が「日常を離れ、夢や希望、感動を与えてくれる遊園地のような楽しい時を過ごしてもらえたら」とステージに込めた思いを説明した。
出品作は浴衣やスーツなどを合わせて約80点。和服や帯をほどいてリメークした衣装は着物本来のシルエットを残しつつ、気品のあるデザインに仕上げた。作る喜び、着る楽しさを表現していた。
生徒の保護者や卒業生らがステージを囲み、午前、午後の2回で延べ約700人が詰め掛けた。モデルの生徒たちが軽快な音楽に合わせてポーズを決めるたび、大きな拍手を送った。

お待ちしています
那覇で工房あい染展 若者向け意識
沖縄県・紅型の永吉順子と永吉剛大親子の工房「あい染」の5年ぶり第2回目となる展覧会が16日まで、那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1-1-1)で開かれている。
今回は気軽な着方を提案しており、や振り袖から手染めびんがたの浴衣まで、若い世代に受け入れられそうな着物が並ぶ。 振り袖「鳳凰と花柄丸紋様」は、紫の地に古典柄の丸紋様をちりばめ、初々しさを残しながら落ち着いた雰囲気を醸し出す。
入場無料。問い合わせは市民ギャラリー☎098(867)7663。琉球王国に誘われて

ストールはコート代りに
この人に聞く 古い着物を今風に
昔仕立てた着物や譲り受けた着物をたんすの肥やしにしている人も多いのでは。古めかしい着物も、帯などの小物を変えるだけで今風によみがえる。コーディネート術を教わった。
まずはコーディネートしてもらった。白地に赤と黒の刺し子柄の帯は、新春のさわやかな印象。大判のストールはコート代わりに使える。
「ものはいいので捨てずに何とかしたいけれど、どう組み合わせればいいかわからない、とお悩みの人は多い」。そう話すのは、リサイクル着物「ながもち屋」を展開する新装大橋(京都市下京区)の河野節子さん。「基本的には全体を3色でまとめると間違いがない」とアドバイスしてくれた。

受賞した吉岡さん
丹後ちりめんきもの大賞 和裁講師の吉岡さん
京都府・今年度の「丹後ちりめんきもの大賞」(丹後織物工業組合主催)に吉岡勝代さん(74=京丹後市大宮町周枳)が選ばれ、10日に京丹後市で表彰式があった。
吉岡さんは、「きもの姿・京都きもの専門学院」の講師として、昭和54年に自宅できもの着付け教室を開校する傍ら、婦人会やサークルなどで、きものの着付け指導をするとともに、文化祭での着付け展示など地域のきもの文化活動にも長年尽力してきた。
今年度からは「和装教育国民推進会議」が推進する、中学校の和装教育にも関わり、京丹後市内の中学校の家庭科授業で、講師として浴衣の着付け指導に当たるなど、和装文化教育、きもの振興に貢献したことが評価され今回の受賞につながった。
「今後は、若い人にもしっかりと着物を伝え、着物に関わることを続けたいと考えています」と話した。丹後ちりめん

様々な久米島紬を披露
久米島紬のファッションショー 久米島フェア最終日
那覇市久茂地のタイムスビルで開催された久米島商工会、久米島町主催の「久米島町 観光・物産と芸能フェア」は9日、大盛況のうちに幕を閉じた。7日からの3日間を通じて約7900人が来場し、久米島紬や車エビ、泡盛など島の特産物を買い求め、「球美の島」の魅力を満喫した。
最終日は芸能と久米島紬のファッションショーを開催。国の重要無形文化財、久米島紬の着物を着たモデルたちが泥染めや草木染によるベージュやクリーム色など淡い上品な色合いの着物の魅力を披露したほか、「かりゆしウエア」や振り袖などに新たにデザインされたものも脚光を浴び、観客を楽しませた。
久米島から3日連続で来場しフェアを堪能した儀間啓子さん(64)は「糸から手作業で入念に作り上げられたものなので、品の良さを感じた。沖縄の誇りとしてもっとPRしてもいい」と喜んだ。王朝の紬織りなす久米島を訪ねて

「BEYOND GIRLS」のメンバー
東京パラ盛り上げイベント 狛江
東京都・2020年東京パラリンピックへの関心を高めてもらうためのイベントが8日、狛江市中央公民館で行われ、体が不自由でも簡単に着られる「バリアフリー着物」の着付けなどが披露された。
「バリアフリー着物」は、イベントを企画した市民団体「元気なパラリンピック応援団inこまえ」の団長で、着付け講師の鈴木富佐江さん(82)が考案したもの。鈴木さんらはステージ上で2人のモデル役を相手に、作り帯をベルトのように留めるだけにするなど工夫したバリアフリー着物を着付けた。
パラリンピックでは車いすバスケットボールが調布市で行われるため、隣接する狛江市にも多くの外国人や障害者が訪れると見込まれている。鈴木さんは「着物の着付けなどで外国の選手やお客様をもてなし、喜んでいただきたい」と話していた。
また、全員が車いすを利用する女性3人組のパフォーマンスグループ「BEYON GIRLS」がバリアフリー着物を着て講演。「障害があっても夢はかなえられる」と訴えた後、車いすを駆使した踊りや歌を披露した。

油売りの再現衣装
油売りの姿 大山崎町で中世衣装再現
京都府・乙訓郡大山崎町が、中世にエゴマを原料として灯明油を製造販売した商人の組合「油座」の地として栄えた歴史を伝えようと、同町の住民グループ「大山崎えごまクラブ」が、当時の油売りの衣装を古着物で再現した。
8日に同町大山崎の離宮八幡宮で開かれた催し「冬のえごまフェスタ」で、メンバーが衣装を着て来場者をもてなした。
リサイクル着物店で古いはかまと着物、脚半を購入。和裁の得意な嶋田睦子さん(71=同町円明寺)が油売りの様子を想像し、資料も基にして動きやすい衣装に作り直し、2人分を用意した。
さらに、同クラブは油商人が行商のときに持ち運ぶ油おけとてんびん棒を古道具屋で購入するなどして用意。同クラブは「山崎の発展に関わった油売りの歴史や暮らしについて知ってもらえれば」と話している。

親子でトントン
親子で機織体験 龍郷町のサンサン保育園
鹿児島県・奄美大島のサンサン保育園(南奈津香園長=大島郡龍郷町)はこのほど、敷地内にある「夢おりの郷」で「親子ふれあいはたおり教室」を開いた。来春卒園予定の園児6人と保護者らが参加して、大島紬の機織はたおりを体験し、地元の伝統産業に触れた。
同園は2016年度から卒園製作に取り組んでいるが、本年度は、縦15㌢、横40㌢ほどの布作品を完成させた。園児たちは機織り機に保護者と並んで座り、たて糸によこ糸を交差させ、おさで緯糸をトントンと打ち込んだ。
同町瀬留の村山昴強さん(37)と笑羽さん(3)は父子で体験に参加。笑羽さんは「お父さんとトントンするのが楽しかった」、昴強さんは「祖母の機織り機で小さいころ遊んでいたのを思い出した。娘の記憶に残る体験になればうれしい」と話した。奄美大島

柳平市長に受賞を報告する牛山さん
諏訪唯一の養蚕家牛山さん 蚕糸有功賞
長野県・1948(昭和23)年から70年にわたって養蚕に取り組み、諏訪地方唯一の養蚕農家として今も働き続ける牛山仁志さん(93)=茅野市=が、一般財団法人「大日本蚕糸会」の蚕糸有功賞を受賞した。
牛山さんは7日、4代目の長男金一さん(67)とともに市役所を訪れ、柳平千代一市長に受賞を報告し「お蚕って私の子どものような気がしてね。いまだに続けています」と笑顔で語った。
牛山さんは原村払沢出身。1942(昭和17)年に県立岡谷繭検定所に入社。繭の技能者として46(同21)年に下諏訪の昭栄製糸会社に入り、女子工員を指導する「教婦」を務めた。
牛山さんは春、夏、晩秋の年3回、養蚕を行い、1度に10万匹以上のカイコを飼う。脱皮を繰り返し体重が1万倍以上になるカイコの盛んな食欲に応えるため、新鮮な桑の葉を与え続けるのが養蚕農家の大切な仕事。かつては重労働だったが、夫静一さんの代から機械化を進め、省力化を図ってきた。
生繭の出荷量は年450㌔。呉服店「染と織やまだ」(諏訪市)や松澤製糸所(下諏訪町)の協力を得て、諏訪産の繭から取った糸を使う純国産着物ブランド「諏訪の絹」などとして販売される。表彰式は11月20日、東京の帝国ホテルで行われた。

DSM事業減収続く
ヤマノホールディングス DSM事業減収続
着物の訪販や美容事業を展開する(株)ヤマノホールディングス(東京都)の18年4—9月期(第2四半期)の売上高は、前年同期比8.6%減の70億2600万円だった。減収が続くDSM事業の売上高は、同1.8%減の8億6800万円だった。DSM事業では19年3月期中に7拠点を統廃合した。同社では、新規顧客獲得と販売員の増強が進まないことを減収の要因として挙げている。
DSM事業の営業利益は、前年同期は1000万円の黒字だったが、18年4—9月期は0円だった。
減収が続くDSM事業の打開策として同社では、販売員が提案しやすい新規商材の開発や、販売チャネルの見直しを図るとしている。同社では、新規商材としてハンドマッサージ機を18年10月から展開しており、19年1月までに1000台の販売目標を掲げている。販売価格は3万円台。「提案しやすい商材をきっかけに、新規顧客との接点を増やしていく」(山野義友社長)としている。
販売チャネルについては、「DSM事業はこれまで、展示会販売に頼ってきたが、改めて販売方法を見直し、従来型の訪販や紹介販売の方法で、現状を打開していく」(同)とも話している。
和装宝飾事業では、既存顧客との関係構築を目的とした「きもの会」を全国96会場で開催し、前年同期比5%増の1619人が来場。ヤマノホールディングスの合同展示会では、前年を若干上回る売り上げを維持したとしている。和装宝飾事業の売上高は同2.0%減の51億7600万円となった。
美容事業の売上高は、同5.1%減の9億8100万円だった。夏季に相次いで上陸した台風の影響を、減収の要因として挙げている。

コラボから生まれた甲州印伝
琉球絣と甲州印伝初コラボ 南風原町で販売
沖縄県・島尻郡南風原町の琉球絣と南風原花織の職人3人でつくるユニット「NUNUSAAA(ぬぬさー)」は、南風原町宮平のゆいまーる沖縄本店で、琉球絣と山梨県の伝統工芸品・甲州印伝とのコラボレーション商品を販売している。12日まで。
甲州印伝は鹿革に漆で柄を表現する工芸品で、琉球絣とのコラボは初めて。琉球絣の魅力を広く伝え、知ってもらうことが目的で、8日には甲州印伝の伝統工芸士・山本裕輔さんによる漆置きの実演も行われた。問い合わせは南風原町商工会☎098(889)6121。

デイビスさんと押元さん
押元さんエミー賞逸す アメリカ
米テレビ界最高の栄誉であるエミー賞に、米ロサンゼルスを拠点に衣装デザイナーや着付け師として活躍する沖縄県北中城村出身の押元須上子さん(57)が衣装を担当したテレビドラマ「WESTWORLD」が衣装デザイン部門にこのほどノミネートされたが、今回は惜しくも賞を逃した。押元さんは「将来を見越して今後も頑張っていきたい」と抱負を語る。
押元さんが担当したのはシーズン2の第5話「アカネの舞」。着物スペシャリストとして撮影に参加し、メインの役者全員の着付けやエキストラの着物スタイリングをしながら、着物の特徴や縫い方を衣装製作チームにアドバイスをした。
人工知能を持つアンドロイドに自我や感情が芽生え人類の脅威となるSFドラマ「ウエストワールド」は、米国の大人気ドラマ。シーズン2、全11話の総予算は150億円とも言われている。第5話「アカネの舞」の予算は20億円。衣装デザインを担当したデザイナーのシャーレン・デイビスさんは「須上子がいなければここまでの完成度は出せなかった、おかげで今回のノミネートに至った」と語った。
押元さんは「日本人の役者さんたちから、撮影現場に(着物専門家の)私たちがいると『安心して演技に打ち込める』と言われたことがうれしかった」と語った。真田広之、菊地凛子、祐真キキなどハリウッドの第1線で活躍する日本人俳優も出演している。

針を供養し技術向上を誓う生徒
技術向上願い針供養 富山市の臼井学園
臼井学園富山デザイン・ビューティー専門学校(西中野本町=高村正志校長)の針供養が7日、西中野本町の臼井千穂子記念館で行われた。生徒は折れたり曲がったりした針やヘアピンをこんにゃくに刺し、技術の向上を願った。
ファッションビジネス学科とビューティーアート学科の1、2年生30人が、着物やスーツ姿で参加した。直径30㌢、高さ15㌢のこんにゃくに計約500本を次々と刺した。針やピンでいっぱいになったコンニャクは敷地内の針供養記念塚に埋めた。

着物議会の様子
きものの似合うまちPR 杵築市議会
大分県・杵築市議会が5日開会し、議員18人や永松悟市長、各課長ら出席者計51人全員が和服姿で本会議に臨んだ。「きものの似合うまち」の宣伝を兼ねた「きもの議会」も3年目。レンタル着物を利用する外国人観光客らが増える効果も出ているという。
市は2009年4月、全国に先駆け「きつき和服応援宣言!」をした。九州豊後路の「小京都」として、江戸城下町の風情が色濃く残る街並みを、和服姿で散策する観光のPRに力を入れている。
市によると、レンタル着物でまちを散策する観光客は年々増加。昨年は市観光協会の着物レンタル店を1万1389人が利用した。留学生や観光客ら外国人が半数以上を占めたという。
この日の議会では中山田昭徳議長が「私たちのきもの議会も内外へのアピールにつながる。きょうは議会後も、着物を着たまま市内を散策しましょう」と呼びかけた。

大剣裏に浮世絵をプリント
歌麿と写楽が大剣裏に 西陣織ネクタイ
東京都・FORTUNA Tokyo(運営元:株式会社Beat C0mmunication=渋谷区)は、西陣織ネクタイの新作「20UKIYOE」を発表した。
東京オリンピック向け「浮世絵×西陣織」ネクタイ第2弾は、江戸時代の有名な浮世絵師、喜多川歌麿の「ポッピンを吹く女」と、同じく江戸時代の謎の浮世絵師、東洲斎写楽の三世大谷鬼次の奴江戸兵衛を西陣織ネクタイの大剣裏にプリントした新作。表地はブリティッシュチェック調の和格子柄で、色は青藍せいらんくれないの2色展開。
「今回の新作は、日本の伝統や美術を広めたいという想いから「浮世絵×西陣織」をコンセプトとしました。和格子柄のデザインは、複線を用いることで過去から現在へ幾重にも連なる時代の変遷を表し、複色に色付けることで“時代”の喜怒哀楽と未来への希望を表現しました」とデザイナーの木場彰子。価格10.800円(税込)。

梅大使が新しい振り袖を披露
華やかに着物お披露目 水戸の梅大使
茨城県・水戸市の偕楽園で毎年開催される「水戸の梅まつり」など、同市の観光キャンペーンを展開する「水戸の梅大使」の新しい着物が完成し、梅大使10人が袖を通して披露した。
今回の着物は、黒を基調に春夏秋冬の花々をちりばめたデザイン。鮮やかな配色にウメの花を大胆にあしらっている。着物をコーディネートした全日本きものコンサルタント協会の清水友子さんは「カラフルな色合いと華やかさを強調した」と話している。
梅大使の1人で水戸市の大学4年、川崎美佳さん(21)は「とてもかわいい着物で気に入った。水戸の魅力を幅広い年代の方々に伝えられるよう笑顔で頑張りたい」と意気込んでいた。

浅草店・初詣にご利用を
博多駅前店・浅草店OPEN! VASARA
『着物レンタルVASARA』を全国展開する株式会社バサラホールディングス(東京都)が、21日(金)に「VASARA博多駅前店」(旧博多駅店)、28日(金)に「VASARA浅草 新仲見世通り店」をそれぞれオープンする。
博多駅前店は顧客の増加に伴い、利便性を高める目的で旧博多駅店から広さを2倍にして移転拡大オープン。移転後も駅から徒歩1分とアクセスも抜群で利便性は失っていない。新仲見世通り店は、全店NO1の着物数で初詣に利用の顧客の要望に答え、より快適に着物を楽しむことができそうだ。
「お正月や初詣、成人式・卒業式と着物が映えるイベントが目白押しのこの季節に、私たちが着物での素敵な思い出づくりをサポートします」とVASARA

午前の部の10人
京都ミスきもの 本選へ20人
京都市・和装振興や京都のPR役を担う「2019京都・ミスきもの」の第1次選考会が、中京区の京都烏丸コンペンションホールで2日、午前の部、午後の部の2回に分けて開かれた。書類選考を経た100人が出場し、来年3月にある本選考会に出場する20人が決まった。
京都織物卸商業組合や西陣織工業組合など和装関連7団体で構成する開催委員会が主催。出場者は華やかな振り袖や小紋などで「外国の方にも着物と京都の良さを伝えたい」などと選考委員にアピールした。
選ばれた20人は、来年1~3月に行われる着付けや立ち居振る舞い、礼儀作法など6回の研修を経て本選考会に臨む。4人が「京都・ミスきもの」にえらばれ、来年4月から1年間、様々なイベントに参加する。

二段重弁当を楽しむ参加者
筑波山で自分磨き 着物女性のイベント
茨城県・着物姿で筑波山に集まり、自分磨きなどをするイベント「百人きもの」がこのほど、つくば市の筑波山江戸屋で開かれた。色とりどりの着物を着た女性らが県内外から約80人参加し、講演を聴いてランチを楽しむなどし、筑波山を華やかに盛り上げた。
テーマは「自分をいつくしむ時間」。同市在住の女性市民有志によるグループ「筑波華やぎプロジェクト」の主催で、今回が初開催。参加者は午前中、万葉集を研究する布浦万代さんの講演「大人のたしなみ『大和言葉』」を聴き、昭和30年ごろまでのテレビが普及していない時期に、日常的に使われていた柔らかく美しい響きの言葉「大和言葉」を学んだ。
布浦さんは「着物を着ると乱暴な言葉は使いたくない。良い言葉を発すると、相手からもすてきな言葉が返ってくる」と参加者に伝えた。取手市から参加した美容師、大平幸子さんは「普段使っている言葉の中に『大和言葉』が数多くあることに気付けた。これから着物を着た際に、ぜひ使ってみたい」と感想を話した。
参加者は昼食で地元食材をふんだんに使った「筑波山プレミアムお結び二段重弁当」を満喫。その後は同グループの中心メンバーで、会場となった筑波山江戸屋の女将の吉岡鞠子さんの講演を聴き筑波山神社を参拝した。吉岡さんは「筑波山の文化、日本文化の良さを伝えたい。メンバーを増やし、今後も年1回のペースで続けたい」と、イベント継続について話した。

観光物流プラットフォーム
4社共同でTOUR BASEに出資 和心
東京都・和装小物の販売および着物レンタルの株式会社和心(渋谷区)は、株式会社エボラブルアジア(港区)や、株式会社ビジョン(新宿区)、株式会社きゅうべえ(京都市)、バリューマネジメント株式会社(大阪市)とツアーベース株式会社(京都市、代表取締役:大岡周平)へ共同出資したと発表した。
「TOUR BASE」は、「超観光立国ニッポンを作る」をビジョンに掲げ、観光客を中心とした荷物を預けたい・運んでほしい人とホテルや旅館、配送店といった荷物を預かりたい企業・人、そして酒屋・学生・主婦など荷物を運びたい企業・人の3者を結ぶ「観光物流プラットフォーム」を営む。預かりサービスだけでなく、配送サービスも提供できることに加えて荷物が「今どこにあるか」のステータスを常時スマートフォンで確認でき、安心・安全な手ぶら観光を可能にできるという。
また、荷物の預かり、運搬に加えて、通販代行、両替、通訳手配、着物・WI-FIルーター・自転車レンタルなどの提供を通じて、「観光物流プラットフォーム」として「ツアー(観光)」の「ベース(拠点)」を目指す。
「今回の当社出資は、投資事業の一環での取り組みになります。TOUR BASEの事業成長による将来のキャピタルゲインに期待しています。本出資による当会計年度の業績への影響は現時点では軽微と判断しています」。

祐太投手(右)と奨成捕手
カープ選手 着物でファッションショー出演
広島市・新作着物を紹介するファッションショーが2日、広島駅南口地下広場(南区)で行われた。広島カープの選手やタレントがモデルになり、あでやかな姿を披露した。
着物販売「やしま」(中区)などが和装で街を盛り上げようと企画したもので、今回で3回目。モデルの男女約90人が、大きなツバキの模様やジャージー素材の生地など、様々な着物を紹介した。中でも広島カープの中村祐太投手と中村奨成捕手が、背中にコイが描かれた着物で登場すると、会場は大きな拍手に包まれた。初めて着物に袖を通したという中村奨捕手は「今年は一軍に上がれなかったが、来年は4連覇と日本一の一員になりたい」と語った。

おもてなしを受ける参加者
出水武家屋敷を歩こう会 75人が参加
鹿児島県・出水市ふもと町の出水麓武家屋敷群(国重要伝統的建造物群保存地区)で、和服をまとって散策を楽しむ「着物で出水武家屋敷を歩こう会」があり、75人が参加した。
屋敷群は、江戸時代に薩摩藩が武士を集中的に住まわせた防衛拠点「外城とじょう」の名残。碁盤目状に区画整理された街並みに、石垣と趣ある木造家屋が今に残る。
歩こう会は、文化団体などで作る実行委が1年に2回程度開催しており、13回目。
会では、着物の着付け代金、履物や長襦袢のレンタル料を含み参加費8000円。おまけに着つけた着物と帯と足袋も持ち帰れる他、お茶、お琴の演奏などで優雅な時間が過ごせることが目玉となっいぇいる。

139年ぶり「中近笠鉾」お目見え
めいせんマルシェ賑わう 秩父夜祭
埼玉県・秩父路最大の祭事「秩父夜祭」の宵宮が2日、秩父市内の中心市街地で催された。屋台や笠鉾と呼ばれる山車5台の曳行や、江戸時代を忍ばせる絹市の開設があり、秩父の伝統文化が花開いた。小春日和の穏やかな陽気の中、軽やかな秩父屋台囃子の演奏と威勢のいい掛け声が町のあちこちで響く。
今年の目玉は、中近笠鉾の宵宮曳行。これまで3日の大祭のみに登場していた笠鉾が「前夜祭」となるこの日、139年ぶりに市街地の通りにお目見えした。黒塗りの造りに御幣を付けた中近笠鉾に、他の町会から「よっ、中近」と歓迎する声も掛けられた。
黒門通りや買継商通りでは、往年の絹取引を復活させた「秩父夜祭絹市~ちちぶめいせんマルシェ」(既報)が大賑わい。秩父地方の伝統の織物「秩父銘仙」や銘仙以外の着物や羽織、前掛けなどが特設の出店で販売され、品定めしようとする買い物客の姿が見られた。銘仙の話 今、銘仙が面白い

600円?
日本和装 二期業績予想
主に和服の販売仲介を行っている業界大手の日本和装ホールディングス株式会社(東京都=東京証券取引所市場第二部上場)は、無料の「きもの着付教室」を入り口に、生産者や問屋等の加盟店と消費者を仲介。沖縄で初の着付教室を開催。着物のショッピングクレジット事業に注力。18.12期第3四半期累計は販売会やイベント等が奏功。
18.12期は新規顧客向け等の販売会を計画を上回って開催。きもの着姿コンテスト等のイベントや企画教室も奏功し、販売の堅調な推移が続く見込み。
販売促進費上昇の抑制も寄与。株価は上値の重い推移から上昇基調へ。

人気の旅マップ
和装で散策ここが合う 河原町で旅マップ
鳥取県・道の駅 清流茶屋かわはら(鳥取市河原町)と地元の女性でつくる「神々の郷 ふるさと和婚女子会」は「南因幡着物でぶらり旅マップ」を作った。着物姿で散策するお薦め観光スポットを紹介している。
八頭郡の八頭町、若桜町、智頭町、鳥取市の河原町、佐治町、用瀬町の6地域の名所やカフェ、体験施設をイラストで描き、花嫁体験なども提案。A3判フルカラーで、同道の駅で配布している。
「朝から道の駅へも何件かお尋ねがあり、先日の配布開始から既に在庫もかなり少なくなってきています。ありがたやマップは、眺めているだけでも楽しめるのですが、実際に着物を着て町へ繰り出すと、きっともっと楽しいハズ。このマップから、来年はビックリなお嫁さん体験やら、着物体験まで飛び出しちゃうかもです。着物って意外とこんなに楽しめるものなんだとと皆様にお伝えできるような1年になるといいなぁ」と和婚女子会。

10種の手ベラと巾着袋
桐生織り手ベラ (株)コロンブスが展開
靴クリームと靴用品メーカーの株式会社 コロンブス(本社:東京都台東区、社長:服部暁人)は、伝統工芸品「桐生織」を持ち手に使った和風柄の折りたたみ式の靴べらをこのほど発売した。
同社は「靴べらの本体はメタル製で、持ち手の部分には、群馬県桐生市で約1300年の歴史を持つ伝統工芸『品桐生織』の生地を使用。着物や帯の生産で培われた技術を使い、伝統を感じる和風の柄を織り上げています。柄は、お好みの色や模様が選べる10種類をご用意。素材は耐久性に優れたレーヨンとポリエステルの混紡です。また、携帯時にスマートに持ち運びできるように、巾着袋も同梱しています。伝統工芸の織物を身近な実用品として楽しめるこの靴べら。ご自宅用だけでなく、ギフトや海外へのお土産品としても利用してみてはいかがでしょうか」と推奨。
同手ベラの概要は、価格は2700円(税抜き価格)で全国の百貨店・小売店・量販店で販売されている。

着物の試着を1秒で
姫路の呉服店 “バーチャル着付け”導入
兵庫県・時間のかかる着物の着付けを気軽に楽しんでもらおうと、姫路市網干区の呉服店「きぬや」がバーチャル映像で試着のできるシステムを姫路本店(三左衛門堀西の町)に導入した。「1秒でフィッティング」との触れ込みで、桑田直宏社長は「多くの方に体験してもらい、着物ファンを増やしていけたら」と期待を込める。システムは元々取引のあった東京都内の老舗呉服商社「丸上」が2016年に開発し、きぬやが全国で3社目の導入となった。
姫路本店では店頭に並ぶ約40着のデータを入力。来店者がディスプレーの前に立つと立体的な着物の映像が体に合わせて表示される。カメラが人の骨格を検知するため、手や体を動かせば袖の下や異なる角度からの見た目も確認できる。
同店によると振り袖の試着には従業員が手伝っても1着で20分ほどかかり、複数枚の試着となれば1~2時間は当たり前。特に成人式や七五三などの準備で来客が集中するシーズンには対応する従業員の負担も大きくなっていた。導入後、実際に試着する着物を選ぶツールとして利用する客が多く、子どもが遊ぶ様子も見られるという。
丸上のシステムのほかにも振り袖をバーチャルで試着できる無料アプリがある。全国の呉服小売業者でつくる「日本きものシステム協同組合」(京都市)が開発した「振袖チェンジ」だ。アプリからカメラ画面を起動して人物を撮影すると、28種類が自由に着せ替えられる。着物は色や形から検索して選択。撮った画像を保存して友人や家族に送り、意見を聞くことも可能で同組合に所属する店舗情報も掲載している。

着物を見るマルタ大使
エルサルバドル大使の振り袖制作中 金沢
石川県・中米エルサルバドルをイメージした振り袖を、金沢市の加賀友禅作家、鶴見晋史さん(49)が制作している。日本中の職人が世界各国の振り袖を(る「キモノプロジェクト」の一環。このほど、同国のマルタ・リディア・セラヤンディア駐日特命全権大使が、鶴見さんの工房を見学した。振り袖は23日の天皇誕生日に、セラヤンディア大使が天皇陛下を訪問する際に着る。
プロジェクトは一般社団法人「イマジン・ワンワールド」(福岡県久留米市)が企画。東京オリパラが開かれる2020年までに世界206カ国の振り袖を作り、日本文化を発信する。金沢市では、南米やアフリカなどの22カ国の振り袖を加賀友禅作家が担当し、既にエクアドルやウクライナなど12カ国分が完成している。
鶴見さんは2月にエルサルバドルを担当することが決まり、まず同国の情報収集を始めた。セラヤンディア大使からもらった資料やインターネットの情報を参考にした。振り袖には、現地で有名な教会のステンドグラスを全面にデザインし、国民に親しまれている赤い花「フレームツリー」をちりばめ、襟には国章も。肩には、火山が多いエルサルバドルらしく、名所のサンタアナ火山を描いている。五輪のきもの

着方ワカリマシェン!
外国人観光客向け 着付け教室京でスタート
京都の伏見稲荷大社近くの着物レンタル「うるわしき」(伏見区)では、観光客向けの「和服着付け教室」を開始。対応言語は、日本語、英語、中国語、スペイン語、フランス語。今後は韓国語も視野に入れているという。
日本人が着物を着る機会が減る一方で、着物に興味を持つ外国人は急増している。こうした和服体験を通じて、和服の魅力に魅せられ、日本での観光中に着物を購入する外国人観光客も増えている。実際に同店では、訪日外国人利用客から「着物を買いたい」、「どこで着物が買えるのか?」などといった質問が、多く寄せられるという。また、毎月のように外国人観光客から「着物を自分で買ったが、着付方が分からないから着付けてほしい」という予約も入るそうだ。
「着物を自分で着てみたい」「帰国後も和服を着たい」という声に答えたいという同店。

創作織の七色ストール
鹿児島市ふるさと納税 礼品に紬制品
鹿児島市では、ふるさと納税の礼品として新たに伝統的工芸品「本場大島紬」の制品を追加した。
今回ご用意された礼品は、本場大島紬伝統工芸士意匠部門の叶孝則氏による、大胆な配色が新しい印象の「Color Oshima(カラーオオシマ)」の創作織り。「き品種としては「きれい色」の発色と大胆な配色で大島紬の魅力際立たせたことで、日本ギフト大賞2018都道府県賞を受賞した七色ストールとネクタイとなっている。

展示中の小袿の復元品
西陣織で小袿復元 京都高島屋で展示
約200年前、江戸時代後期に最後の譲位を行った光格天皇の中宮のものとされる小袿こうちぎの復元品が、京都市下京区の京都高島屋呉服売り場で展示されている。
西陣織メーカーの井関(同市北区)が、見本ぎれ帳をもとに復元したもの。
極細のたて糸を二層にした二重織物で、小葵地に、オレンジ色の紅枝桜文が織り込まれている。
天皇陛下が来年、生前退位するのを機に企画した。同社の帯や着物など約90点も展示している。4日まで。

神妙に撮影
ブラジル人学校卒業生 着物姿で撮影
群馬県・ブラジル人学校を卒業する生徒に着物体験をしてもらおうと、邑楽郡大泉町のボランティア、花帯の会(井野悦子代表)は11月29、30日の両日、町文化むらで体験教室を開いた。
ジェンテ・ミウダ(大泉町)、日伯学園(同)、ピタゴラス(太田市)の3校から42人が参加、会員9人が手際良く着付けた。生徒は「胸が締め付けられて苦しい」と話していたが、扇子や傘、刀などを手にしてポーズを取り、卒業の記念写真を撮影した。

披露された中国イメージの着物
中国イメージの着物完成 KPで長崎
2020年の東京五輪に向けて世界206カ国・地域それぞれをイメージした着物を制作する「キモノプロジェクト」の一環で、県内企業がスポンサーを務めた中国の着物が完成し11月29日に県庁で中村法道知事にお披露目した。黒を基調に万里の長城、パンダ、竜などを配した色鮮やかなデザインが目を引く。
ホテル運営や運送業を手掛ける松藤商事(長崎市)の松藤章喜社長が、県日中親善協議会の副会長を務める縁でスポンサーを担う。「中国だけでなく長崎でも喜ばれる素晴らしい出来栄え」と話すと、中村知事も「財産になる。多くの場面で活用してほしい」と応じた。
プロジェクトは福岡県久留米市の老舗呉服店主が代表を務める一般社団法人「イマジンワンワールド」が企画。伝統文化で世界中の人をもてなす理念を掲げ、県内ではメモリード(クロアチア)▽福砂屋(ポルトガル)▽ハウステンボス(オランダ)▽チョープロ(サウジアラビア)の各社が賛同している。五輪のきもの

名もない女性たち
の手仕事展示
庶民の手仕事展示 小山市立博物館
栃木県・かつて庶民の家では衣類を縫って作り、布を縫い合わせて直していた。生活に身近だった衣類をテーマにした企画展「糸と布をめぐる 手しごとの旅」が小山市立博物館(小山市乙女)で開かれている。16日まで。
県内だけでなく福島県や青森県、北海道・アイヌの衣類など約100点の資料を展示。同館学芸員、山田淳子さん(51)は「かつてはた織りや裁縫は家事の1部であり、女性の果たす役割は大きかった」と説明する。すり切れれば布を縫い合わせて直し、着られなくなった後も布をぞうきんにして「最後の最後まで布を使いきり、大切にしていた」と山田さん。
湯西川ダム(日光市西川)の造成で水没した集落に残されていたつぎはぎだらけの着物は、地元で「ジブ」と呼ばれていたが、由来は不明。県外にも、ノラジバン、サシコワンバリなどさまざまな呼び名の庶民の手仕事で布を縫い合わせて作られた衣類がある。無数に糸を通して布を丈夫にし、保温性を高める工夫もあり、糸を通した模様が妻の器用さを示し、着る男たちが自慢しあうという地域もあるという。アイヌでは木綿が手に入らない時代、樹皮を使ったアットウシという衣類が独自に発達した。
山田さんは「職人の手仕事に比べ、家庭の手仕事で作られた衣類は残っていることが少ないが、地域の風土も伝えてくれる貴重な文化財」と強調する。
一方、職人の手仕事として、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている地元の高級絹織物「結城紬」や、同市の伝統工芸品「間々田ひも」も解説している。
月曜休館。問い合わせは同館☎0285(45)5331へ。

ラオス産浮織の帯
緻密な文様高い技術 浮織の帯ラオスで制作
山形県・「暮らしのクラフトゆずりは」店主田中陽子さん(62)に聞く。
県の白鷹鬼(しらたかおに)しぼお召しに映える帯。大人っぽい赤が印象的なこの帯は、東南アジアの国・ラオスで作られたものです。糸作り(養蚕)から織りまで全て手作業。糸は草木染め。浮織(うきおり)という手法で、ラオスの伝統文様を織り上げました。
刺しゅうにも似た立体感のある文様には一つ一つに意味があり、例えばカニは豊作、ヘビは魔よけ、竜は不老長寿。現地では今も女性たちが儀式などで身にまとう民族衣装「パービアン(肩掛け)」などに浮織を用いています。
ラオスを初めて訪れたのは15年ほど前のこと。「高い精神性とあつい信仰心に育まれた手仕事の残る国」という雑誌の記事を見たのがきっかけでした。40代半ばで大病を患った私は、まだ治りきっていないにもかかわらず、記事に導かれるように一人旅に出ました。
浮織に出合ったのもこの旅先です。早朝、托鉢(たくはつ)する僧侶に寄進しようとひざまずく現地の女性たちが体に巻いていたのがパービアン。さまざまな願いや祈りを込めて織り上げる布だと知り、「私も巻きたい」と思ったのです。それが帯作りに結び付きました。
今思えば人生の大きな節目でした。その後も折を見てラオスを訪ね、現地に帯柄を提案しながら注文を続けています。「もう1度頑張ろう」と思わせてくれたラオスに、感謝とささやかな恩返しを込めた取り組みです。
ラオスを訪れるたび、自然を受け入れ、祈るように暮らしていたかつての東北の姿が重なって見えます。だからでしょうか、ラオスの帯は不思議なほど東北の着物によく似合います。

玉美の島久米島
観光と物産と芸能フェア 那覇
沖縄県・久米島商工会、久米島町は「久米島町 観光・物産と芸能フェア、きものファッションショー」を12月7~9日、那覇市久茂地のタイムスビルで開催する。地域活性化を目的とし、久米島町の特産品展示即売や観光PR、芸能公演と久米島紬ファッションショーなど地域の魅力を発信する。
特産品展示即売会はタイムス1階、2階ギャラリーで、午前10時~午後7時(初日は午前11時)から、最終日は午後6時まで。
久米島紬ファッションショと芸能公演は、9日午後2時(開場は30分前)有料。
チケット販売問い合わせは久米島町商工観光課☎098(851)9162。王朝の紬織りなす久米島を訪ねて

組合で好評発売中
11月度生産実績 丹後織物工業組合
京都府・平成最後の12月がやってきた。1年を振り返ってみると観光地には着物があふれ、レンタルショップも数多く新規に出店され、日本中のあちこちで着物に関係するイベントが企画された。ジエットプリントの着物だろうが、アンティーク着物だろうが、これはこれで歓迎すべきことだと思うし、一種の着物ブームだと理解すし、この現象にヒントを求めるべきだ。言うは易く行うは難しか…。
さて、11月の丹後ちりめんの生産量はどうだっただろうか。総生産量は25.178反で、昨年同月の23.926反に対し1.252反(102.5%)上回った。8月に続き2度目の昨年度生産オーバーとなった。10種ある品種のうち7種が前年同月を上回った。操業日数は22日で前年同月より2日多かった。
品種別の生産量は次の通り。単位反。()内は前年。無地・△一越・古代=225(169)△変り無地=4.306(3.598)□小計=4.531(3.767) 紋無地・△紋綸子(軽)=2.171(2.100)▼紋綸子(重)=2.708(3.112)△銀意匠・朱子一重=6(4)△紋意匠・朱子二重=13.084(12.494)△絽織・紗織=1.245(1.236)▼その他の紋=90(136)△金・銀通し=1.131(854)▼縫取・絵羽=212(223)□小計=20.647(20.159) □合計=25.178(23.926) ▼パレス=573(803)△紬=348(173)。
前年比、白マークはプラス、黒マークはマイナス、±は0。
丹後ちりめん

「多摩織」の着尺
八王子市返礼品多彩に 多摩織も
東京都・ふるさと納税制度で八王子市は、返礼品をこれまでの15品から77品に増やした。地場産品だけの品揃えにしたといい、12月末までに100品以上を目指す。八王子の多彩な魅力を伝え、同制度による市への寄付を増やす狙いだ。
市は、9月に総務省から「地場産品でない」と指摘を受けた2品を返礼品から外す一方、地元で製造されるなどした品を大幅に増やした。市内に店を構え、世界コンクールで入賞したパティシエの洋菓子、
市内で織られた伝統工芸品「多摩織」のストールや着物などだ。
市の担当者は「返礼品を刷新したことによって、少しでも税収の回復につながれば」と話している。

善意の振り袖と亀岡さん
経済的に厳しい新成人へ 振り袖お貸しします
北海道・「たんすの肥やし」になっていた振り袖を安価で貸す支援活動を札幌市のボランティア団体が進めている。着付けや髪のセットも含め、個人負担は8千円。記念の日に良い思い出を残してもらおうと、希望者を募っている。
札幌市手稲区のキリスト教会の多目的室で月3回、子どもたちに安価で夕食を提供するボランティア団体「こども食堂ぐれ~す」。振り袖を貸す支援は今年の成人式から始めた。昨秋、借りるお金が用意できないため成人式出席を断念する新成人がいる、と代表の亀岡純子さん(59)が知ったことがきっかけだ。
亀岡さん宅には、自分と娘が着た計2着があった。「振り袖は買う場合、親や祖父母などに買ってもらうことが多いから、捨てられなくて取ってある人が少なくないのでは」と考えた。家で眠っている振り袖があったら協力を、と教会で呼びかけ、チラシを区役所の福祉担当部署に持ち込み、新聞にも載ると、譲りたいとの声が相次いだ。
京都市でもひとり親家庭支援センター「ゆめあす」が、ひとり親家庭、寡婦家庭、養育者家庭等を対象に振り袖をを貸出している。
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